世界的ベストセラー小説を映像化!
パンデミックによる文明崩壊後の世界を描くSFサスペンス「ステーション・イレブン」が、4月29日(金)よりU-NEXTで見放題独占配信される。
かつて劇場であった場所には植物が生い茂り、廃墟と化している。時は戻り、そこでは『リア王』が上演されていた……。
そんな衝撃的なイントロダクションから始まるドラマ「ステーション・イレブン」は、エミリー・セントジョン・マンデルによる世界的人気ベストセラー小説をもとに描かれた終末SFサスペンス。人類の大半が新型ウィルスにより死滅し、文明が崩壊して20年。パンデミックを経験した者たちの数奇な運命が、時代を越えて交錯するミステリアスなストーリーだ。
原作をオマージュしながら、生き残りをかけたサバイバル、登場人物達の過去が複雑に絡み合うサスペンス、そして失われたものを大切にしつつ新たな世界を創造しようとする人々の再生のメッセージを含んだ“現代の物語”として生まれ変わった本作は、これまでの終末世界を描いた作品とは一線を画す、新たな作品としてニューヨーク・タイム紙の「2021年のベストドラマ」に選出された。また、辛口評論サイト“ロッテン・トマト”でも98パーセントの満足度と、高い評価を集めている。
パンデミックの幕開けは、『リア王』の上演中に舞台上で倒れたハリウッド俳優、アーサー・リアンダーの死だった。共演者の幼い子役キルステンは、アーサーの死を目の当たりにする。パンデミックにより一変した世界で、ひとりぼっちになったキルステンを助けたジーヴァンと共に、生き残りをかけた暮らしを始める2人。
20年後、キルステンは女優となり、旅の楽団の一員として巡業を続けていた。20年前、死の直前にアーサーがくれた「ステーション・イレブン」というSF漫画を大切に持ち続けながら。ある日、観客の中から、不気味な“預言者”が現れて……。
20年後のキルステンを演じるのは、2019年に公開された映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』のヒロイン、グレース役が記憶に新しいマッケンジー・デイヴィス。ジャパン・プレミアでも来日している。2015年にリドリー・スコット監督の映画『オデッセイ』でNASAの衛星通信エンジニア、ミンディ・パークを演じ、その翌年の『ブレードランナー 2049』ではマリエット役で出演。また、英国発の人気TVシリーズ「ブラック・ミラー」にも出演しており、こちらもSFアンソロジー作品と、「ステーション・イレブン」も含めSF作品への出演が目立っているような気もするが、過去には『あなたとキスまでの距離』(2013)、『恋人まで1%』(2014)などの恋愛映画にも出演。2016年の主演映画『ブラック・ビューティー』では、トライベッカ映画祭で女優賞を獲得するなど、演技にも定評があり、今後の出演作が気になるところだ。
幼いキルステンを助けたジーヴァンを演じているのは、映画『イエスタディ』(2019)のジャック・マリクで知られるヒメーシュ・パテル。なんと、これが映画初出演にして初主演、劇中ではビートルズの楽曲も演奏している。2020年にはクリストファー・ノーラン監督の『TENETテネット』に出演。パテルのデビューは英国のソープオペラ「イーストエンダーズ」で、2007年から9年間に渡り、主要キャストとして出演していた。ちなみに本作、35年以上も続く長寿番組! パテルは現在、31歳。益々の活躍を期待したい。
また、少女時代のキルステンには、ディズニープラス・オリジナル作品『フローラとユリシーズ』で映画初出演&初主演を飾ったマチルダ・ローラー。「ステーション・イレブン」は、新たな子役スター初のTVドラマということで話題を集めそうだ。
その他、『レディ・バード』(2017)のダニエル・ゾヴァット、『ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密』(2020)のデヴィッド・ウィルモット、『1917命を懸けた伝令』(2020)、英国TVドラマ『インフォーマー/潜入スパイ』(2018)のナバーン・リズワン、『プリティリーグ』(1992)『タンクガール』(1995)のロリ・ペティ、『アモーレス・ぺロス』(2000)、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)のガエル・ガルシア・ベルナルと、個性豊かな俳優達が顔を揃えている。
監督には、幻想的かつスタイリッシュな映像美で、パンデミック後の世界を描き出し、本作で全米監督協会賞にノミネートされているヒロ・ムライ。2017年に監督、製作を務めたドラマ『アトランタ』がゴールデングローブ賞を受賞した他、2018年にはチャイルディッシュ・ガンビーノがリリースした「This Is America」のMVの監督を務め、グラミー賞最優秀ミュージックビデオ賞を受賞している。
パンデミック当時と、文明が崩壊した20年後の世界を行き来しながら、様々な人間模様の中、“ステーション・イレブン”をめぐる謎が解き明かされていく傑作SFサスペンス。ウィルスに感染した患者達が押し寄せる病院前の恐ろしい風景や、廃墟となった街、文明が崩壊した後の、本来の美しい地球の風景など、映像の美しさにも酔いしれながら、物語にのめり込んでいきたい。
その後、ジーヴァンに何があったのか? 預言者は一体何者で、なぜ“ステーション・イレブン”の一節を知っていたのか…? キルステンはどうなっていくのか…? 気になりすぎて、イッキ見しそうだ。(Text → 三沢千晶)
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【DRAMA Information】
ステーション・イレブン
4月29日(金)より U-NEXTにて見放題で独占配信!!
【配信サイト】
https://www.video.unext.jp/title_k/stationeleven
【STORY】
新型インフルエンザの流行により、人類の大半が死滅し地球の文明が崩壊した。パンデミックの幕開けは、「リア王」の上演中に舞台で倒れたハリウッド俳優アーサー・リアンダーの死。共演者の幼い子役キルステンはアーサーの死を目の当たりにする。パンデミックにより一変した世界の中、ひとりぼっちになったキルステンを助けたジーヴァンと共に、ふたりは共に生き残りをかけた暮らしを始める。20年後、キルステンは旅の楽団の一員として巡業をしながら女優を続けていた。20年前、死の前にアーサーがくれた『ステーション・イレブン』というSF漫画を大切に持ち続けながら。ある日、『ハムレット』を上演していると、観客の中から不気味な「預言者」が現れる…。パンデミック当時と、文明崩壊の20年後の世界を交錯しながら、さまざまな人間模様と『ステーション・イレブン』をめぐる謎が解き明かされる、傑作SFサスペンス。
【STAFF】
企画・脚本・製作総指揮:パトリック・サマーヴィル
製作総指揮:スコット・スタインドーフ、スコット・デルマン、ディラン・ラッセル、ジェシカ・ローズ、ヒロ・ムライ、ジェレミー・ポデスワ、ネイト・マッテソン
監督:ヒロ・ムライ、ジェレミー・ポデスワ、ヘレン・シェイヴァー、ルーシー・シャーニアク
【CAST】
出演:
キルステン(マッケンジー・デイヴィス/子供時代:マチルダ・ローラー)
ジーヴァン(ヒメーシュ・パテル)
アーサー(ガエル・ガルシア・ベルナル)
預言者(ダニエル・ゾヴァット)
クラーク(デヴィッド・ウィルモット)
ミランダ(ダニエル・デッドワイラー)
サラ(ロリ・ペティ)
アレクサンドラ(フィリッピーヌ・ヴェルジュ)
フランク(ナバーン・リズワン)
©️2016Aco-productionofMRFilm,BetaFilm,ORFandZDFoderso:©️MR-FILM/ORF/ZDF/BETA2016
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