先日タイにて、Ultimate Troopの3企画合同記者会見が行なわれました。同じ家に一泊で7人の俳優が住むボードゲームから作ったリアルリティ番組「one night Witch you 」、人気小説からシリーズ化した4スタイル4カップルの物語「Buddy line Y(aoi) animal」、そして「Love By Chance」に出演するMean、「Don’t Say No」に出演するJaとFirst、「The YearBook」に出演するManとTitleという人気俳優が揃うドラマ「Remember Me」。
awesome! WEBでは、ドラマ「Remember Me」の記者会見での様子を詳細レポート! 本人達そっちのけで盛り上がる、MCのみなさんの爆笑掛け合いと共にお楽しみください~!(笑)
まずは、こちらのドラマのティザーを覧ください!
MC(Bookko):この作品は、それぞれのドラマパートがつながっていくお話になります。それぞれのパートについて教えてください。まずはFirstさん、どうでしたか?
First:僕はGunという役を演じます。(Jaを指して)こっちはGolfという役を演じます。僕達が、お互いに手紙を交換する物語になっています。2人は違う学校に通っているんですが、運命が2人の仲を深めてくれるんです。でも、ある日、2人は問題にぶちあたり、勇気が出せなくなってしまうんですよね。
MC(Bookko):気持ちを伝える勇気?
First:そうなんです。そこで何かが2人を結んでくれるんですが…。
MC(Bookko):それはネタバレになるから言えないよね!?(笑)
MC(Zanook):P’BookとSeoulは別の学校の友達に手紙を書いたことはある?
MC(Seoul):手紙はもらったことしかなかったな~(笑)。
MC(Bookko):それって全部悪口が掛かれた手紙だったでしょ⁉(笑)
MC(Zanook):あはは。ちなみにFirstが演じるGunは、自分ではパーフェクトではなくて、カッコよくないと思っている、自信がない人なんです。それに対して、Jaが演じるGolfはドラムメジャー(マーチングバンド・パレードの前を歩き、バトンを回す人)だからね。
MC(Seoul):待って、これで(Firstを見て)パーフェクトな役じゃないっていうの⁉
MC(Zanook):次にパーフェクトじゃない役があったら私がやりますわ! パーフェクトな役をちゃんとFirstにやってもらいますからね!(笑)
MC(Bookko):ドラマの中の話だからね。自信がないのか~。
MC(Zanook):そう。自信がないの。でも、どんどん進化していくの。『A Crazy Little Called Love』(2010年のタイ映画)みたいな感じで!
MC(Bookko):ビフォーアフターを見て欲しいよね!
MC(Seoul):では、Jaさんはどんな役ですか? ドラムメジャーの役なんですよね。
Ja:はい。
MC(Seoul):Golfは、Gunのことを“8番さん”と呼んでいますが、なぜなのでしょうか。
Ja:学校の取り組みで、別の学校(の生徒)に手紙を書くことになるんですが、Gunの出席番号がGolfと同じ8番だったので、そう呼んでいるんです。
MC(Zanook):8番って、“永遠”という意味もありますからね。
MC(Seoul):2人の物語は、このシリーズの中では一番古いお話となりますよね。
Ja:そうですね。タイムスリップしているんです。
MC(Seoul):あ! これは言っちゃいけなかった情報みたい!(笑) これ以上話してもらうといろいろ言っちゃいそうだから、2組目に行きましょう!(笑) LittleとMan、いかがですか?
Little:僕はNoname役を演じます。
Man:僕はEmという役を演じています。
Little:僕達のパートは、喋る代わりに、メッセージを使う物語になっています。
MC(Bookko):喋りたいことがあったら、メッセージを打って送るの?
Little:そうですね。どうしてそうしているかというと、自分が喋っても、その人には聞こえなかったり、無視されることがあるから、メッセージを使ったほうが伝わると信じているんです。
MC(Zanook):喋っていても、その人は聞きたくないかもしれないしね。
Little:そうなんです。なので、メッセージを使っているんです。物語の中には、自分の喋ることを聞いて欲しい相手がいるんです。自分の事を愛してくれている人に、その声を聞いて欲しいんですが、その人がいなくなってしまって…。
MC(Seoul):死んじゃうの⁉
Little:わかりません!(笑)
MC(Seoul):全然教えてくれない!(笑)
MC(Zanook):だって、いなくなるのは買い出しに行っているだけかもしれないじゃんね(笑)。
MC(Seoul):死ぬわけじゃないよね…?
Little:死にません(笑)。謎のメールがMSNから届いて、新しい関係を築くのか、昔の関係を取り戻すのかを選ばなくちゃいけないんです。
MC(Seoul):……どういう意味?(笑)
MC(Zanook):私が要約してあげましょう! Littleの役であるNonameは、あまり口数が多くないし、あまり喋らないから付箋を使ってコミュニケーションを取ってきたんだけど、Manが演じるEmとは関係が深くなっていたから、MSNを使って話をしていたの。でもある日、Emが勉強のためにバンコクに行かなくちゃいけなくなってしまって、Nonameには頼れる人がいなくなってしまうの。でも、そんな時、あることが起きて、謎のアドレスがMSNに追加されて…。
MC(Bookko):それが何なのかはお楽しみなのね!
MC(Zanook):ウィルスだったりして!
MC(Seoul):ウイルスなの⁉ 昔はメールでよくウイルスが送られてきたよね~⁉
MC(Bookko):さぁ、次に行きましょう! Mean、どう?
Mean:こっちはメタバース(3次元の仮想空間)の時代です。
一同:(爆笑)
Mean:みんなより先を行っていますからね(笑)。Meanはソイ(小さな道路)に住んでいる、みんなよりは少し大人で、新しいアイテムを持っているんです。そこで“BB(BlackBerryという携帯電話)”を持っているんですよね。他の人からPin(暗証番号)をもらって会話していたんですが、実際に会うと、なんらかの理由で自分から離れてしまうんです。本人はこんなにカッコいいのに!
一同:(笑)
MC(Bookko):ドラマの中では、ね⁉
MC(Seoul):こんなに自分のことを褒める人、初めて見ました(笑)。
MC(Bookko):ドラマの中のあなたは最高にパーフェクトってことね?
MC(Zanook):ソイの中では一番のハンサム!(笑)
Mean:そこで、離れてしまった人を探しに行くんです。その時、BBのpinは変えられないことだけは分かっていて。
一同:あぁ~!
MC(Seoul):それから先が楽しみね。
MC(Bookko):さて、次に行きましょう。
Title:僕はChampという役を演じています。ChampはLINEのアプリを使っています。Champは家庭に問題を抱えていて、家族間のコミュニケーションはすべてLINEなんです。距離が近いように見えて、実はあまり関係が良くないんです。
MC(Zanook):両親は必ず“おはよう”ってLINEをしてくるんだけど、Champは無視をするんだよね。既読もしないし、返信もしない。
MC(Seoul):実物もそうだよね。
MC(Zanook):実物もそう!(笑)
一同:(笑)
MC(Zanook):さらに、ある出来事をきっかけに彼の気持ちに変化が起きて、家族との関係を捨てることになり、どんどんLINEを無視するようになったんだよね。
MC(Bookko):今まで何ヵ月も無視してきたのに、さらに無視するようになって…。
MC(Zanook):お母さんが1年もの間既読が付かないくらいで。この3つのパートは実は全部繋がっているの。最初は手紙、その後MSN、BB、LINEになって…。
MC(Bookko):今、改めて手紙を使うようになっているからこそ、時代が1周したように思えますよね。この物語も 別々の話ではなくすべてが繋がっているので、すごく面白いんです。
MC(Seoul):テクノロジーやエレクトロニクスは私達の距離を縮めてくれるけど、関係を切り離すことになると言うのは本当のことですよね。今はスマホがあれば誰でも誰かと簡単に連絡ができるようになっているけれど、昔は誰かと話すこと自体、大変でしたよね。
MC(Zanook):本当に大変でしたよね。そして、この作品はMeanさんが監督を務めるんですよね。さらに私が、脚本と監督も兼任させてもらっています。実は、最初は自分が脚本を書いて、監督もして、メイクアップ、編集、運転、片付けも全部しようと思ってたの(笑)。
MC(Bookko):全部だね。
MC(Zanook):演技までしようとしていたんだけど、無理なので協力してもらいました(笑)。
MC(Bookko):Meanさんは、「The YearBook」という作品から、この作品まで、どの部分を担当されているんですか?
Mean:「The YearBook」に関しては、アドバイザーとしてやらせてもらい、監督と全体を一緒に見させていただきました。この作品は前回と同じく、いろいろと関わらせてもらっています。予告映像も一緒に監督をやらせてもらいました。
MC(Bookko):ずっと俳優をやってきたと思うのですが、裏方をやることで難しさを感じることも多かったのではないでしょうか。
Mean:確かに、難しかったですね。俳優の時は、自分自身のパートや役だけに集中できますが、全体を見なくちゃならないとなると、大変なんです。しかも、みなさんがすごく上手な俳優なので、例えば、Firstに指示をするのって難しいんですよ。
MC(Bookko):「First、こんなふうにやって!」っていうことはないの?
MC(Seoul):そういうのは自分のペアとしかしないの。他人に言われても感情が入らないでしょ?
First:(Jaを見つめる)
MC(Seoul):そうでしょ?
MC(Bookko):ペアとして、どちらかが感情移入が上手くできない時はどうしてあげているの?
First:なんか、スムーズに行くんですよね。例えば悲しいシーンの場合、相手が悲しければ自分も悲しくなるんです。
MC(Bookko):心と心が通じ合っているのね~! 1人が悲しいと、自分も自動的に悲しくなるんだね。
First:彼の気持ちの影響をものすごく受けますね。
MC(Bookko):となると、誰かに指示をされなくても2人で気持ちを作れるんですね。
Ja:1人が楽しくて、1人が悲しい気持ちを作ることもできるよね?
一同:(笑)
MC(Bookko):違う、違う!(笑) 同じ気持ちを作らないと!
MC(Zanook):まぁ、MeanとプロデューサーのNewは前からの知り合いで、今回作品を作ることとなった時に、一緒にやってほしいって思ったの。私は「The YearBook」からの縁だけど、全体の構成を考えたり、脚本を考えたりしている時に、Meanがこれで合っているのかを確認してくれることがすごく助かるのよ。私はキャラクターのことは分かるけど、映像の構成は分からないから、すごくいいアドバイスをくれて、いつも助かってる。
MC(Seoul):では、このドラマからどんなものを得られると思いますか?
MC(Zanook):このドラマは、懐かしさの他に、人との関係性がしっかり描かれているんです。話すためのテクノロジーを使うことによって、人間の関係性が壊れることもあるということを考えさせてくれる。昔は一度家に帰ってから、MSNを送らなくては行けなかったり、家で誰かからの手紙を待ったりしなければならなかったんですよね。でも、今は何でも簡単に出来過ぎているからこそ、関係性を大事にしなくなってしまうんです。それは、簡単すぎると感じるから。
MC(Seoul):この作品は、日本でも放送されることが決まっています! どうやって見られるかは、今後の発表を楽しみにしていてください! では最後に、みなさんからそれぞれメッセージをお願いします!
Ja:僕達の話は手紙がテーマになっています。多くの人はあまり気にしないことかもしれないですが、手紙はとても価値があるものなんです。さらに、自分を大切に生きることを考えさせてくれるんです。
First:確かに、テクノロジーは僕ら(の距離)を近くにしてくれたけど、人間関係は遠くなってしまうんですよね。このシリーズは、現代社会について考えさせてくれる作品になっていると思います。
Little:手紙もBBもLINEも、このシリーズを通していろんな文化を知ることができますし、すごく意味がある作品になると思います。
Man:ぜひMSNのパートも見てもらいたいですね。昔はどんな感じだったか見ることができますし、どんなふうに話していたかも見られると思います。よろしくお願いします!
Mean:僕達、全パートをよろしくお願いします。MeanのパートでテーマになっているBBは、猛スピードで流行って、すぐに消えてしまった1つの時代だと感じる人も多いと思います。ただ、その短い期間でいろんな人に、素晴らしい時間を過ごさせてくれたことを感じてもらえると思います。
Title:僕のパートでは、様々な問題が起きます。問題が起きた後も、また新たな問題にぶつかるんです。僕達キャスト全員が、一生懸命この作品に力を注いでいるので、ぜひ楽しみにしていてください!
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Text ⇒ 吉田可奈
翻訳=Pongsakorn Wongchankit
取材協力=千葉泰江、Chayanee Sookprasert (SWIM)、Sansanee.T(SWIM)、Mai Nanthanukul
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【ライタープロフィール】
吉田可奈(よしだかな)
⇒ エンタメ系フリーライター。B-PASS、awesome!、ファッション誌ほかで執筆中。『2gether』をきっかけにタイBLの沼にドボン。報告・連絡・相談がウルトラ下手くそなカップルに萌えますが、毎回テレビに向かって「LINE使って!」と叫んでいます。オススメのタイBL教えてください。@knysd1980(著書本「うちの子、へん?」発売中!!) https://www.amazon.co.jp/dp/4594084079/
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