切なくも美しいラブストーリーを描いた韓国のBLドラマ「君の唇を噛みたい」。今作でW主演を果たした、ヴァンパイアのジュノ役キム・ジウンさんと真っ直ぐにジュノを愛するミニョン役を演じたユン・ソビンさんにお話を聞きました。
愛のために命を捧げるのはためらいますが、
ジウンさんのためならありえるかも…!(笑)
■今作の台本を読んだ感想を聞かせてください。
ユン・ソビン「台本を読んだ時、すぐに入り込むことができました。ラブストーリーなので甘い気持ちになりましたし、早くこの世界に入りたいと思いました」
キム・ジウン「ヴァンパイアが人間に恋をするという設定自体、すごく興味が湧きましたね」
■それぞれの役の、どんなところに共感しましたか?
ユン・ソビン「ミニョンのように恥ずかしがったり、はにかむようなセリフや動作に共感が持てました。好きな人のために自分を犠牲にしたり、彼のために何でもできるというところは、自分とも似ていると思います。僕自身、好きな人ができたら突進するタイプなので(笑)」
■ミニョンのように、自分の命と引き換えに愛する人を守りたいと思うタイプですか?
ユン・ソビン「正直言うと、命まではちょっとためらいます(笑)。でも、ジウンさんのように、本当にカッコいいヴァンパイアが相手だとしたら、そういうこともありえるかも! ジウンさんはどう?」
キム・ジウン「ジュノという役は、自分よりも人のことを大事に思うようなタイプなんです。僕も、この役を演じるうえで、もし愛する人のために命を犠牲にしなくちゃいけないと思ったら、どうするのかなって思ったんですが、自分でもそうするかもしれないと思いましたね」
■先ほど、ソビンさんは“命までは”と言っていましたが…(笑)。
キム・ジウン「命は大事ですからね!(笑)」
■その通りです! さて、お2人が演じた役は、それぞれがすれ違うところが多かったですが、“もっとこうしたらよかったのに!”とじれったくなる場面はありましたか?
ユン・ソビン「ミニョンがジュノの感情をもっと考えてあげたらいいのにとは、ずっと思っていました。どうしても、ミニョンは自分の感情にだけ執着しているんですよね。でも、だからこそ、こんなにも切ない物語になっているんです」
キム・ジウン「ジュノは、ヴァンパイア仲間のヘスとアクションシーンがあるんです。そこを演じながら、ヘスとのアクションシーンがもっとたくさんあったらもっと楽しかっただろうなと思いました。それくらい面白かったんです」
■面白かったんですね。
キム・ジウン「はい。ヘスを演じてくれた先輩のムン・ジフさんが役に入り込んでお芝居をしてくださったので、すごく自然に演じることができました。それにもともと運動が好きなので、これからもアクションにはどんどん挑戦していきたいですね」
ユン・ソビン「ジュノが圧倒的にヘスをやっつけるシーンはカッコいいので、ぜひ見てもらいたいですね」
■お2人がこの役を演じたことで、俳優としてどんなところがレベルアップしたと思いますか?
ユン・ソビン「この役を演じて、すごく自信が持てるようになりました。それに、お芝居をしている最中に、今後ここまで悲しい想いをすることはないんじゃないか?という感情にまでなったんです」
■感情を、より深く入れられたんですね。
ユン・ソビン「はい。あと、ジウンヒョン(お兄さんの意味)に僕の気持ちを伝えるシーンは名場面なので、注目してもらいたいですね」
キム・ジウン「僕も感情を極限まで見せることができたのはすごくいい経験になりました。セリフのひと言ひと言の重みを感じながら演じることができました。そう言えば、撮影の時に、ソビンさんと一緒にバスケットボールをするシーンがあったんです。そこは楽しかったですね」
ユン・ソビン「楽しかったですね。あとは、自分達が演技を通じて感じた気持ちや感想を、このドラマを観たみなさんにも共感してもらえたら嬉しいです」
オーディションで出会った瞬間、
「ヴァンパイアだ」と思いました
■お2人が初めて会った時の印象はいかがでしたか?
ユン・ソビン「初めてキム・ジウンさんを見た時、本当にカッコよくて、シックで、堂々としている方だなと思いました。オーディションの時にお会いしたんですが、ドアを開けて入って来た瞬間、“あ、ヴァンパイアだ!”って思ったんです」
■どんなところにそう感じたんですか?
ユン・ソビン「キム・ジウンさんは、その日に胸元があいている服装をしていたんです。そのビジュアルもそうですし、目つきがとてもセクシーで、ヴァンパイアのように見えたんです」
■ジウンさんは意識してそのファッションをしていたんですか?
キム・ジウン「……偶然だと思います(笑)」
■ジウンさんは、ソビンさんにどんな第一印象を持ちましたか?
キム・ジウン「最初はかわいらしくて、頭が良さそうだと思いましたね。ソビンさんは、小鹿のような目をしているんです。男らしさもありながら、小鹿みたいなかわいい目つきなんですよ」
■ドラマの中でも、ミニョンはとにかくかわいらしい子犬のような存在でしたよね。
キム・ジウン「そうなんです。でも、プライベートではとっても男らしいので、役作りを頑張ったようです」
ユン・ソビン「僕としては、劇中のミニョンと共通点が多いと思うんですよね。小鹿のような面もあると思いますし…。その部分を引っ張り出して、見せることができたんじゃないかなと思います。ジウンさんとジュノは、本当に似ていて、ほぼ同じだと思っていいと思いますよ」
■というと、クールで静かなタイプですか?
ユン・ソビン「ひとつ違う点があるとしたら、ユニークな部分があるところです。ドラマではすごくマジメな部分が前面に出ていたので、もしドラマでもユニークな面が出ていたら、もっとジウンさんと似たんじゃないかなと思います。
■どんなところがユニークなんですか?
ユン・ソビン「よく2人で“もしも”というゲームをするんです。そこで、ジウンさんが “もしワニがいる川に落ちて、10分耐えられたら10億ウォン もらえるけどどうする?”というお題を出してきて(笑)。あと“高い建物から落ちたら、助かる確率が50%の代わりに、成功したら30億ウォンがもらえるけどどうする?”って聞かれて、ビックリしました(笑)。あとは最近、2人で散歩をしたりしています」
■プライベートでも仲が良いんですね。
キム・ジウン「そうですね。ファンのみなさんが、僕達2人の“ケミ”が合う(ケミストリーの略。相性がいいことを指す)と言ってくれるんです。それに、この2人の“ケミ”を応援してくれるファンが多いので、この“ケミ”を見せられるようなコンテンツを準備するために、2人で会うことが増えました」
ユン・ソビン「ジウンさんは、僕が悩んでいる時によく話を聞いてくれたり、アドバイスをしてくれるので助かっています。それに、悩んでいる時、自分から言わなくても“なんか悩んでる?”って気づいてくれるんですよ」
キム・ジウン「仲が良いから、すぐ気づくんですよね」
■このドラマで2人のことが好きになった日本のファンに、それぞれがお互いに知ってもらいたいことを教えてもらえますか?
ユン・ソビン「ジウンさんは普段、とてもスイートな方で、魅力ある才能をたくさん備えているんです。このドラマだけでなく、他の活動からも、いろんな魅力を感じてもらえると思います。さらに、マジメでセクシーなんですよ。彼のSNSからはそういう雰囲気が感じ取れるので、ぜひ見てみてもらいたいですね」
キム・ジウン Instagram
https://www.instagram.com/p/CbFTy0DLoHR/?utm_source=ig_web_copy_link
キム・ジウン「ソビンさんは、清涼感があって、すごく爽やかなんです。もちろんセクシーさもあるんですけどね。さらに、歌が上手なんですよ」
■その歌は聴きましたか?
キム・ジウン「最近、コンサートがあったので観に行ったんです。本当に上手だったので、僕もあんなふうになりたいなって、羨ましく感じました」
ユン・ソビン「僕はコンサートの経験が少ないので、緊張したんですが、ヒョン(お兄さんの意味)が見守っていてくれたのですごく安心できたんです。さらに、ヒョンが舞台まで上がって来てくれて、黄色いバラを渡してくれたんですよ」
ユン・ソビン「Beautiful」
■素敵! ちなみに、お2人がプライベートで一番リラックスするのはどんな瞬間ですか?
キム・ジウン「僕は人と会って話すのが好きなので、最近はソビンと会って話すことが好きです」
■どんな話をするんですか?
キム・ジウン「なんでも話しますよ。お互いの悩みも話しますしね」
ユン・ソビン「僕は最近、絵を描くのが好きになったんです。今はアクリル絵の具で、自分の感情を抽象画で描いています」
キム・ジウン「見てないね」
ユン・ソビン「まだあまり見せていないんですよ(笑)。いつか見せられる日を楽しみにしていてください」
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【共通テーマ音楽コラム「あなたにとっての夏ソング」】
■お2人にとっての夏ソングを教えてください。
ユン・ソビン「韓国の“CRUSH”というアーティストの『カックム(Sometimes)』です。清涼感があって、夏に聴くのが向いているので、ぜひ聴いてみてください」
キム・ジウン「ユン・ジョンシンの『パッピンス』(パッピンス:韓国語でかき氷のこと)という曲です。“かき氷”というタイトル通り、夏を思い出させるので、夏に聴いてもらいたいです」
■ちなみに、お2人は日本のアーティストも聴かれますか?
ユン・ソビン「以前、hideさんのコンサート映像で『ROCKET DIVE』を観て、すごくカッコいいなと思いました」
キム・ジウン「『奏』をジュンスさんがカバーしたのを聴いて、すごくいい曲だと思いましたね」
■今後、お2人でまた共演するとしたら、どんなドラマがいいですか?
キム・ジウン「2人とも音楽が好きなので、音楽を通じていろいろ表現できるドラマが出来たら面白そうですよね。たとえば、映画『スター誕生』のような、音楽家とプロデューサーが出会ってお互い惹かれ合うような作品とか良さそうですね」
ユン・ソビン「とてもいいですね! また、いろんな作品で共演できたら嬉しいですね」
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キム・ジウン
1998年12月14日生まれ
慶尚道 浦項 出身
主な出演作にドラマ「THE SWEET BLOOD」など
インスタグラムアカウント @official_kimjiwoong
ユン・ソビン
1999年12月14日生まれ
全羅道 光州 出身
主な出演作にドラマ「Touch Me If You Can」「人魚王子:ザ・ビギニング」など
インスタグラムアカウント @seobin.1214
Twitterアカウント @Official_Seobin
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Text →吉田可奈
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【DRAMA Information】
君の唇を噛みたい
各配信サイトにて配信中!!
U-NEXT:https://video.unext.jp/title/SID0068319
Rakuten TV:https://tv.rakuten.co.jp/content/416856/
Amazon Prime Video:https://www.amazon.co.jp/dp/B09X31MNV2/
FOD:https://fod.fujitv.co.jp/title/4z80/
dTV: https://video.dmkt-sp.jp/ti/10069478/
DMM.com:https://www.dmm.com/digital/videomarket/drama/-/detail/=/title_id=182586/?i3_ref=search&i3_ord=1
ビデオマーケット:https://www.videomarket.jp/title/182586
ひかりTV:https://www.hikaritv.net/video/detail/dm9kLzAwMDAwMDAwMDBfMDBsMWtqN2Rkcw==
Music.jp:https://music-book.jp/video/title/182586
クランクイン!ビデオ:https://video.crank-in.net/10013438
ミレール:https://mirail.video/title/1820546
全8話
原案:キム・ヨンギュ
監督:ヤン・ギョンヒ/キム・ドヨン
脚本:イ・ヨンジュ
キャスト:キム・ジウン、ユン・ソビン、ムン・ジフ、イ・スンビン、コ・ヘラン
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【オフィシャルHP】
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【オフィシャルTwitter】
https://twitter.com/KING_ASIA_BL
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