ドラマシャワー×BLドラマレーベル・トゥンクの2023年度コラボ企画第１弾ドラマ「４月の東京は…」が6月15日よりスタート！　10年越しの想いの行方を描いた人気作でW主演を務める櫻井佑樹（劇団EXILE）と髙松アロハ（超特急）に、撮影でのエピソードやお互いについて語ってもらった。

■ドラマ「4月の東京は…」の台本や原作を読んだ感想を教えてください。

櫻井「台本を何度も読ませていただいたんですが、僕が演じる滝沢和真は毎回のように泣いているんです。それくらいまっすぐな人間で、感情の上下がすごいんですよね。蓮とうまくいっているシーンもあれば、ものすごく悲しくなってしまうこともありますし、客観的に見て、この二人がどうなるのかすごく不安になってしまう人達がたくさん出てくると思うんです。その二人をしっかりと見届けたいと思ってもらえるように、お芝居を頑張ったので、その気持ちを感じ取ってもらえたら嬉しいです」

髙松「気持ちを言いたくても言えない感情が多かったので、演じていてもすごくつらかったです。それに、細かい描写がたくさん描かれていて、次が読めない展開になっているんです。原作も、すごく繊細に、深く描かれていて楽しく読むことができました」

■今作は喜怒哀楽がかなり多い作品となりますが、現場はどんな雰囲気でしたか？

櫻井「僕らはずっと仲良く話していました。もちろん、切ないシーンは、気持ちが離れているように演じていましたが、前室にいる時も仲良く話していましたし、物語の中で二人が離れているシーンに気持ちを合わせて離れているようなことはまったくしていなかったですね。スタッフさんもすごくいい雰囲気を作ってくれたので、とても演じやすかったです」

髙松「そういえば佑樹と最初に会った時に、ものすごく“陽キャ”だったんです！（笑）　出会う前は、撮影を重ねるごとに仲が良くなって、雰囲気や全体が良くなっていくというイメージをしていたので、一発目から“今日からよろしく！”と話しかけてくれて、ちょっと戸惑いましたが、すごくいいなって思ったんです（笑）」

櫻井「全然意識してなかった！（笑）」

髙松「ほら、根っからの“陽”なんです（笑）。僕もどちらかというと陽のタイプなので、すごく気が合ったんです。そこで、一気に不安がなくなりました」

櫻井「僕もそこで受け止めてもらえたのですごく嬉しくて！　こういう挨拶をすると、引かれちゃう時もあるので…」

髙松「そんなに一か八かでやってる!?」

櫻井「うん（笑）。ミスをしたら、そこからまた考える！」

髙松「すごいな～（笑）」

■櫻井さんが思う、蓮と髙松さんが似ているなと思うところはどこでしたか？

櫻井「う～ん…。どこでも寝れるところですね（笑）。僕はどこでも眠れるタイプではないので、すごいなって思ったんですよ」

髙松「佑樹は、名前を“和真”にした方がいいくらい似ています（笑）。それは佑樹の演技力もあると思いますが、たまに“和真”って呼んじゃいそうになるくらいで！　とにかく特徴をすぐに捉えるんです。監督に言われたことも、すぐ受け入れて、次には反映されているんです。僕が佑樹と出会う前に想像していた和真とそっくりで、すごく演じやすかったです」

■物語は、“深い愛”について描かれていますが、憧れますよね。

櫻井「現実であんなにも長く想い続けている人って、おそらく少ないと思うんです。だからこそ、作品を通してそういった描写を二人で描くことができたのはすごく貴重だったと思いますし、僕がそれだけ長く一人を思い続けられるかと聞かれたら、“どうなんだろう”って思いますし…。それができる和真を尊敬しています。僕が長く続けているのなんて、サッカーくらいかな…？」

髙松「僕も15年間ダンスを続けていますが、それはダンス側に意思がないからなんですよね。同じように意思を持った相手に、ずっと同じ想いを抱き続けているってすごいなって思うんです」

■きっと和真は、相手のいいところを探すのが得意なんでしょうね。

髙松「そうなのかもしれないです。僕も“この人はどんな人なんだろう”と探るのはすごく好きです。佑樹のことももっと知りたいと思って、プライベートでご飯に行こうと話していて」

櫻井「あまり隠していること、ないけどね（笑）」

髙松「そうなんだよね。僕に隠していること、ある？」

櫻井「え～！　う～ん…。本当にないかも（笑）。でも、僕自身は、アロハくんの地元の友達がどんな人達なんだろうとか、仲の良い友達について知りたいかも」

髙松「どういう友達か～。例えば、夏になったら、いきなりピンポーンって家に来てドアを開けたら、水着を履いて待ってたりするくらいかな」

櫻井「それはすごいわ！（笑）　上裸!?」

髙松「もちろん」

櫻井「（爆笑）」

■さて、今回は全8話とは思えないくらいの濃厚なボリュームの作品ですが、撮影で大変だったところを教えてください。

櫻井「僕はこの作品で、かなり走るシーンが多かったんです。でも、順番に撮影をするわけでもなく、日をまたいでまた同じ走るシーンを撮ることもあったんです。その時に、前にどんな気持ちで走っていたか、どんな顔だったかを合わせるのが難しくて…！　しかも、蓮への莫大な気持ちを持って走っているシーンが多かったので、すごく勉強になりました」

髙松「これが、おもしろいんです（笑）」

櫻井「そうそう（笑）。並行してカメラマンさんも走っているので、そのスピードに合わせて撮影をしていて。だから上半身はめちゃくちゃ猛ダッシュのような顔と手振りなんですが、足は意外とゆっくり走っていて」

髙松「そのギャップがおもしろくて（笑）。あんなに腕を振っているのに、全然進んでない！」

櫻井「あれは自分でも“おもしろいぞ”って思ってた（笑）」

髙松「オフショット、撮影していたら公開したいくらいだよね」

櫻井「うん（笑）」

髙松「僕は、蓮がいつも持ち歩いている、ボイスレコーダー付きのペンが活躍するシーンが大好きなんです。1話ですでに出てくるんですが、かなりドヤ顔をしているので見てもらいたいです（笑）」

■髙松さんは、同じ事務所の先輩である古川毅さんとも共演されていますね。

髙松「いや、本当に緊張しました！　毅くんと撮影するシーンがあったんですが、毅くんは考えていることや行動が一流だし、アドバイスをいただいたり、本当に助けていただきました。以前、『FAKE MOTION―卓球の王将―』で共演をしたことがあったんですが、ほとんどご一緒することはなかったですし、当時は毅くんの演技を見ながら勉強をしていたので、また共演できてすごく嬉しいです」

■では最後に、お二人からメッセージをお願いします。

櫻井「僕が演じる和真は、本当にまっすぐな男なんです。これまで、たくさんの挫折を経験したけど、諦めることなく、向き合っています。その姿を楽しんでもらいつつ、同じように頑張ろうと思ってもらえたら嬉しいです」

髙松「ドラマの中で、僕達の中学生時代を演じてくれている俳優さん達が、本当に僕達に似ているんです。そのこだわりも見てもらいたいですし、原作ファンの方にも、リスペクトを込めて撮影をしたので、皆さんに楽しんでいただけることを願っています」

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【共通テーマ音楽コラム「あなたにとっての夏ソング」】

櫻井佑樹／鈴木鈴木「海のリビング」
夏のドライブに流したい曲です。鈴木鈴木さんのことはかなり好きで、冬には『ホワイトキス』もよく聴いています。僕にとって夏と言えばサッカー！　学生時代は夏休み返上で毎日サッカーをしていました。

髙松アロハ／平井大「Slow & Easy」
海人間と言ってもいいくらい海と夏が大好き。夏が来ると、海沿いをこの曲をかけながらドライブしています。夏の思い出といえば、中3の時、部活でやっていたソフトテニスで県大会に行き、負けてしまった悔しい気持ちを思い出します。

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【プロフィール】
櫻井佑樹（さくらいゆうき）
2002年5月29日生まれ。神奈川県出身。劇団EXILEのメンバー。最近の出演作は、ドラマ「女神（テミス）の教室～リーガル青春白書～」、映画『アキはハルとごはんを食べたい』『HiGH&LOW THE WORST X』、『方南ぐみ企画公演朗読劇 2023 「おさんぽ」「あの空を。」』『BOOK ACT 2023 NEW YEAR SPECIAL「僕らは一回だけ魔法が使える」』など。

髙松アロハ(たかまつあろは)
2000年10月26日生まれ。神奈川県出身。最近の出演作はドラマ「口説き文句は決めている」「仮面ライダー リバイス」「FAKE MOTION -卓球の王将-」「ネメシス」、映画『HiGH&LOW THE WORST X』、劇場版『人生いろいろ』など。超特急のメンバーとしても活動しており、8月8日まで『BULLET TRAIN Spring Tour 2023』を開催中。

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【DRAMA Information】

ドラマ「4月の東京は…」

MBS：6月15日（木）より毎週木曜深夜1：29～
テレビ神奈川：6月15日（木）より毎週木曜深夜1：00～
群馬テレビ：6月20日（火）より毎週火曜深夜0：30～
とちテレ：6月21日（水）より毎週水曜深夜1：00～
テレ玉：6月22日（木）より毎週木曜よる11：00～
チバテレ：6月22日（木）より毎週木曜よる11：00～ ほか

原作：ハル『4月の東京は…』（大洋図書　刊）
監督：石橋夕帆、本田大介、岸田雅喜
脚本：三津留ゆう、石橋夕帆
出演者：櫻井佑樹（劇団EXILE） 髙松アロハ（超特急） 古川毅（SUPER★DRAGON） 綾乃彩
製作：「4月の東京は…」製作委員会・MBS
©「４月の東京は…」製作委員会・MBS

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【クレジット】
Photo コザイリサ
Text 吉田可奈
Hair&Make-up 櫻井：国府田雅子(B.sun)、髙松:GLEAM
Styling 櫻井：八尾、髙松:TAKURO
Costume 櫻井：SHINYA KOZUKA/UNEEK BASEMNT（info@uneekbasemnt 042-652-9825）、KOOI/印（渋谷店 03-6455-2239）、saby/HEMT PR（03-6721-0882）

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