9月1日(金)の映画公開を記念し、9月2日(土)に公開記念舞台挨拶がTOHO シネマズ日比谷にて行われた。今作は全国166スクリーンにライブビューイングで生配信し上映された。
上映後、W主演を務めた深川青磁役の白岩瑠姫(JO1)、丹羽茜役の久間田琳加を筆頭に、茜の友人・沙耶香を演じた箭内夢菜、青磁と茜が通う高校の美術教師・岡崎役の上杉柊平、そして酒井麻衣監督が登壇すると会場は大きな拍手に包まれた。
最初の挨拶では、白岩は「たくさんの方の支えや協力があって今日を迎えられていると思うので全ての人に感謝して今日を楽しみたいと思います」、久間田は「昨日初日を迎えたんですけど、たくさんコメントが届いていてやっと公開することができたんだなと毎秒毎秒噛み締めています」、箭内は「ついにこの日が来たんだなって今すごくワクワクしているし、早く皆さんに観てほしいとずっと公開の日を待ち望んでいたので、皆さんにじっくり観ていただいて、たくさんの方に広まって行くといいなと思います」、上杉は「私自身、教師役というのが初めてだったものですから、こっち側に来てしまったんだなと思って(笑)、今日はドシッといい大人でいたいなと思っております」、酒井監督は「昨日から公開ということで、いろんな感想を私も見させてもらって本当に嬉しいです」とそれぞれコメント。
映画を観終えたばかりのまだキュンキュンが冷めやらぬお客さんに向けて、主演の二人が改めて青磁と茜の関係性の魅力を語る。白岩は「誰かと出会ったり、誰かを想ったり、その人の影響を受けて自分が変化していく姿っていうのが、見ていて”青春だな”とか”羨ましいな”っていう気持ちがみなさんにもあると思うんですけど。僕も、お互いがお互いを支え合っている関係性がすごく羨まししいなと、微笑ましく青磁と茜を見てましたね」と話し、久間田は「すごく共感できます。弱いところを見せられる仲って素敵な関係だなと思っていて。私もどっちかっていうと強がっちゃうタイプなんですけど、そういうお互いの悩みとかを共有して強くなる絆もあると思うし、青磁と茜の関係はとても素敵だなと思っています」と話した。
早速、主演の二人が人見知りであるというタレコミが入り、白岩が「あまり喋らない方なのかなって思っていたし、本番前にどうやって女優さんが気持ちを作るかわからなかったので探りながらだったんですけど、周りの方に支えてもらいながら、徐々にコミュニケーションを取っていって後半のほうはちゃんと青磁と茜でやってました。喋ってみたら小さいことでも笑ってくれるし、自分が好きな話題になると止まらなくなるので、話しやすかったですし、もっと早く喋ってコミュニケーションとっておけばよかったなって思ってますね」と話すと、久間田が「そうですよね、途中から急加速して出しすぎましたよね。たぶんある日突然変わったみたいな感じになってびっくりさせちゃったんじゃないかなって思いました(笑)」と笑いながら話し、今となっては感じられないが当初は自他共に認める人見知りっぷりだった様子で、酒井監督からは「本当に全然喋らないし、現場に入ってからも1日目2日目は目も合わせなくて。青磁が茜の家に行くシーンが1日目だったんですけど、よく”よーい、はい!”で青磁になれるなって思いながら見てました(笑)」というさらなる証言も。
撮影現場で印象に残ったことについて質問されると、白岩は「今回、屋上のシーンとか高いところでの撮影が多いんですけど、高いところが苦手なので、端っことかに行くとすぐ真ん中に戻ってっていうのはありましたね。あと、上杉さんはクールでカッコいいんですけど、噛んでしまった時のリアクションが可愛くて印象に残っています」と答える。その白岩について、久間田は「台本も覚えながら新曲のダンスの練習もしてどっちも覚えていたんですよ。器用だなと思って」と話し、箭内からも「ダンスのシーンの練習をみんなで何日もやってすごく思い出に残っているんですけど、そのダンスもやりながら、(JO1の)新曲のダンスも踊られてたのですごいなと思ってましたね」と絶賛のコメントが。そこで白岩がその現場を再現。台本を読んでダンスを踊って…とその忙しなさが会場の笑いを誘う。また、上杉は「青磁と茜も最初の時と違って最後の方は目が違うんですよ。役としてしっかり前を見据えてて、芯が出来上がっていて。頑張れ…いいぞ!って二人を応援したいなっていう気持ちに向かっていけたので僕もそれでパワーをもらいました」と答えた。
ここで、純度100%のエモーショナルで色鮮やかなラブストーリーの今作にちなんで、4人の“〇〇度100%”のエピソードを答える企画。公開日当日の昨晩、プライベートで映画館まで足を運び今作を観に行った白岩は「よるきみ好き度100%」と回答。「ところどころで反応が聞こえてきたりとか。みんなと観るのが楽しかったです。本当はエンドロールの時に挨拶して帰ろうかなと思ったくらい”いるよ!”っていうのを伝えたかったんですけど…。ちゃんと横見てくださいね、皆さん(笑)」とファンをドキッとさせる。前日の夜、映画の公式Instagramで行われたインスタライブの会場で小学校の同級生が働いており、10年ぶりに偶然の再会を果たした久間田は「運命100%」と回答。8月26日〜27日にかけて放送された「24時間テレビ 愛は地球を救う」でマラソンランナーを務めたヒロミの走る姿に今までにないくらいの感動を感じたと前のめりで語る箭内は「感動度100%」と話し、30歳を越えて心がどんどん穏やかになってきていると言う上杉は「ほっこり度100%」と答えた。酒井監督は、細かい演技の部分で白岩から出る優しさが青磁の品に繋がっていたということで、白岩に対して「優しさ100%」と回答した。
最後のメッセージでは、白岩は「僕らだけじゃなくて、見ないところで支えてくださってる関係者の皆さまや、今日こうやって足を運んでくださってる皆さま、昨日観てくださった皆さまがいて『よるきみ』は成り立ってると思うので、改めて全ての人に感謝したいと思います。僕は今日この日を迎えられたことをとても幸せに思います」、久間田は「私も身を削りながらがむしゃらに前を向いて、しんどい時も青磁という存在に助けられてこの作品に向き合いました。人との出会いによって救われることもあるし、考え方が変わることもあるなっていうのを今、作品を観てみて感じることも多いので、一人でも多くの人の背中を押せる作品になるといいな思います」と話した。最後に酒井監督が「まずは原作の汐見先生にお礼を言いたいです。この物語に出会えて良かったです。キャストの皆さん、スタッフの皆さんと一生懸命やって今日皆さんに観ていただくことができました。皆さんが観てくださることによって映画は完成すると思っていますので足を運んでいただきありがとうございます。より多くの人にこの物語が届くことを祈っています。これからもよろしくお願いします」と締めくくった。
(写真:コザイリサ/文:佐藤央奈)
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【MOVIE INFORMATION】
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
公開中
監督:酒井麻衣
原作:汐見夏衛「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(スターツ出版 刊)
脚本:イ・ナウォン 酒井麻衣
出演者:白岩瑠姫(JO1) 久間田琳加 箭内夢菜 吉田ウーロン太 今井隆文 / 上杉柊平 鶴田真由主題歌:JO1「Gradation」(LAPONE Entertainment)
配給:アスミック・エース
© 2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会