世界を夢中にさせた「2gether」がついに日本上陸! その中毒性のある物語に迫る!!
タイBLの火付け役となった『2gether』がYouTubeで観られなくなってから早1ヵ月半…。この日をどれだけ待ちわびたでしょうか。ついに日本の楽天TVにて放送が開始します! 初回は無料ということなので、とにかく観てください。これは観てください!
いきなり何の説明もなく、そう布教したくなるこの作品は、Twitter世界トレンド1位を獲得した超話題作『2gether』だからこそ。観た後はあまりのすばらしさに語彙力がなくなり、とりあえず自分を落ち着かせるために静かに目を閉じ、天を仰ぐという行為を誘ってしまうほどの今作。この連載では、数回にわたって『2gether』の魅力を紐解いていきます。
今回は、みんなが夢中になった、作りこまれたストーリーを中心に紹介したいと思います。
美しいサラワット
かわいいタイン
今作は、かわいらしいビジュアルを持つウィンが演じる“タイン”が、猛アプローチをしてくる“グリーン”(ガン)から逃れるために、学校イチのイケメン、サラワット(ブライト)に偽物彼氏をお願いするところからスタート。しかし出会いは最悪。話しかけてもろくな返事をしてくれないサラワットに対し暴言を吐くと、サラワットは怒りの表情で近づき、なぜか「お前が落ちるまでキスするぞ」と脅し、偽物彼氏になるどころか最悪のスタートに…。しかし、どうしてもグリーンから逃れたいタインは、何度も何度もサラワットに近づくのです。
キュートで弱そうに見えるグリーンが実はめちゃくちゃ強かったり、自分がクールだと思っているちょっぴり勘違いなタインや、何を考えているかわからないサラワットの魅力は、見るほどに愛らしくなり、グッと心を掴まれるはず。とはいえ、この時点でまだまだ1話。これからふたりの恋を応援する友だちに囲まれながら、ふたりの関係性はどんどん深まり、偽物の恋は本物へと変化していくのですが…。
キュートなグリーン
なにより、タインが連絡先を知りたいがためにサラワットのケータイを奪おうとすると必死にそれを妨害したり、嫌いと言いながらも、サラワットがタインの頭をポンポンとしたり、「え! 今のは何なの!」と思うような伏線は、しっかりと回収されていくのがこの作品の魅力。1回だけじゃなく、何度でも観たくなる物語の完成度は本当に高く、何度も何度も観返したくなる良作なのです。
(なぜかふたりでポッキーゲームをするシーンも)
そして、見どころは何と言っても、タインは好きでもなんともないからこそ、“偽物彼氏”になってもらうことをお願いしたはずなのに、どんどんサラワットが気になってしまい、自分の感情がよくわからなくなるという気持ちの“機微”。ドラマ初出演で初主演という大役をこなす、タインを演じるウィンは、この微妙な気持ちの揺れを見事に演じてくれているのです。これがまた、切なくて、愛らしくて、かわいくて…。
基本的にラブコメディだからこそ、クスっと笑えるシーンも多々。タインの胸を触りたいサラワットが「お菓子を買って来たら触らせてあげる」と言った瞬間、両手にお菓子を持ってさっそうと現れるシーンは世界中のSNSで大騒ぎになりました。
美しさが際立つサラワットも、回が進むごとに素顔が開示されていき、後半は彼のことがかわいくて仕方が無くなる人が続出。まっすぐに愛情をぶつけながらも、なかなか上手くいかないからこそ、悩む姿に悶えて、苦しくて、たまらなくなるのです。
すでに数々のウェブ媒体や雑誌などで彼らの魅力が説明されていますが、まずはこのドラマのなかで心を交わし、すれ違い、嫉妬しながらも愛を育んでいく二人の姿をぜひ堪能してみて下さい!
次回は、この物語を盛り上げる彼らの友だちや家族について取り上げたいと思います。では、記念すべき1回目の放送をみなさんで楽しみましょう! 初回は無料だよ!
(Text ⇒ 吉田可奈)
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【Dorama Information】
「2gether」
7月31日(金)お昼12時より、Rakuten TVにて毎週1話ずつ配信スタート(全13話)
10月22日(木)深夜0時より、WOWOWにて毎週2話ずつ放送スタート(全13話)
■Rakuten TV公式サイト
https://tv.rakuten.co.jp/special/2gether/
■「2gether」日本公式サイト
http://c7-2gether.com
原題:2gether The Series(放送:GMM 2020.2.21~)
監督:ウィーラチット・トーンジラー「Senior Secret Love:Puppy Honey2(原題)」「Kiss Me Again」
原作:JittiRain 小説『僕らは一緒だから(2gether)』
出演:
メータウィン・オーパッイアムカジョーン(ウィン)、ワチラウィット・チワアリー(ブライト)、サッタブット・レーディキー(ドレーク)、タナットサラン・サムトーンライ(フランク)、シナラット・シリポンシャワリット(マイク)、ジラキット・クーアリヤクン(トップタップ)、シワコーン・レトゥチョー(ガイ)、コラウィット・ブーンスィ(ガン)、チョンナカン・アーポンスティナン(ガンスマイル)、プルーム・ポンピサーン、タナワット・ラタナキトパイサン(カオタン)、チャヤコーン・ジュタマット(ジェージェー)
©GMMTV
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【ライタープロフィール】
吉田可奈(よしだかな)
⇒ エンタメ系フリーライター。B-PASS、awesome!、ファッション誌ほかで執筆中。『2gether』をきっかけにタイBLの沼にドボン。報告・連絡・相談がウルトラ下手くそなカップルに萌えますが、毎回テレビに向かって「LINE使って!」と叫んでいます。オススメのタイBL教えてください。
@knysd1980(著書本「うちの子、へん?」発売中!! )
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