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    2021年2月8日 ゆうたろう 映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』インタビュー    

     モデルとしてだけでなく、ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」などの話題作にも出演し、俳優としても活躍中のゆうたろう。ラジオのパーソナリティ、ディジェ役で出演する2月11日公開の映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』での撮影エピソードや、自身のラジオの想い出などをたっぷりと語ってもらった。

    ■今作ではめちゃくちゃキュートな役でしたね。
    「そうなんです!」

    ■あはは。間違いないです。どんなところがご自身と似ていると思いましたか?
    「見た目がキャッチーなところは似ていると思いましたね。ビジュアル面で、観てくれた人へのイメージをつける、というところは共通点としてあったので、すごく演じやすかったです。というのも、監督が半分当て書きをしてくれていたので、僕ららしさがぎゅっと詰まっているんですよ。あとは、演じる僕らがどう楽しむかというところがテーマだったんです。テンションもかなり高い役だったので、コンビを組んでいる板垣李光人くんと2人で早朝からエンジンをかけて、可愛く楽しみながらお芝居をしていました」

    ■監督の中にも、“この2人には可愛くあってほしい”という想いが込められていたのかもしれないですね。
    「そうですね。李光人くんと『おしゃべや』で1年間パーソナリティをしていた頃から、2人の空気感やペア感に、おもしろさはあったので、そこをどう出していこう?というのを常に考えていました。そのお仕事を通じて出来たお互いの信頼感があるので、それにどうキャラクターを乗っけておもしろく料理をしていこうか?と考えながら取り組んでいきました。あとは、自分達の可愛さを信じてやっていました(笑)」

    ■自分達の最大限の“可愛さ”を!
    「はい! もっと出せる、もっと可愛くなれる! と現場で言っていました(笑)」

    ■板垣くんとはどんなことを話しましたか?
    「服やメイクなど、お互い好きなものが多いので、“服装はペア感を出したいよね?”とか、僕が帽子とメガネを持ってきていたので、“どっちがいいかな?”という話し合いは、スタイリストさんを含めて一緒に話していました」

    ■となると、かなり自分達の意見が反映されているのでしょうか。
    「ほとんどと言っていいくらい反映されています。他の現場であれば、だいたい服装も決まっているんですが、自分達でキャラクターを完成させることができる機会なんてなかなかないので、ありがたかったですね。李光人くんも本当にセンスがいいので、いつも感心しながら見ていました」

    ■そんなキュートなビジュアルも印象的でしたが、内容も青春を感じる素敵な物語でしたね。
    「そうですね。ラジオとリスナーのみなさんの物語なんですが、今の時代、ラジオ離れをしている中で、“あらためて、ラジオの良さをもう一度伝え直そうよ”と言うようなお話なんです。登場人物もすごく個性豊かなので、前情報がなくてもすんなりと受け入れられるし、現場でも修学旅行感があって、すごく楽しかったんですよ。それもあって、アドリブのシーンもかなり多いんです。『おしゃべや』を聴いてくれていた方はもちろん、そうでない方も、90年代の音楽がたくさん使われているので、親子でも楽しめると思いますよ」

    ■たしかに、JUDY AND MARYやカヒミ・カリィなど、本当に懐かしくなる音楽が満載でしたね。
    「僕達はカヒミ・カリィさんの『ハミングがきこえる』を歌ったんですが、原曲の歌声がすごくウィスパーヴォイスで、個性的だったんです。僕はこの映画をきっかけに初めて聴いたんですが、気に入ってダウンロードをして、何度も聴いています。さらに僕と同郷の奥田民生さんの『イージュー★ライダー』(正確な表記は「ュ」が〇囲み文字)もみんなで歌ったんですよ。すごく楽しかったですね」

    ■共演された方々とはどんなコミュニケーションを取っていましたか?
    「みなさん本当に優しいお兄ちゃんのようでした。映画の中でも、登場人物達がラジオを1からみんなで作り上げていく物語になっているんですが、みなさんとも初めてお芝居をしていくので、その姿が作品とリンクして、上手く表現できたんじゃないかなと思っています」

    ■撮影場所である、伊勢原の大山はいかがでしたか?
    「いや~、大変でした!(笑) 朝5時半に集合して、7時に伊勢原について、そこから山に登って。でも、その運動から始まることで脳も起きて、すごく健康的だったんです。映画を観ても、すごく素敵な街の空気感が滲み出ているので、伊勢原を知っている人も知らない人も、空気感だけでも楽しんでもらえたら嬉しいですね。僕は初めて大山に登ったんですが、空気も澄んでいて、落ち着くし、人も温かくて一気に好きになりました。ぜひ、落ち着いたらロケ地巡りに行ってもらいたいですね」

    ■さて、ゆうたろうさんのラジオの想い出はありますか?
    「僕、以前は一人喋りが本当に苦手だったんです。昔、初めて1人で番組をやらせていただいた時に、大きな挫折を味わってしまって。もともとラジオが好きだからこそ、上手くできないことが悔しかったんですよね。でも、続けていくうちにすごく楽しくなってきて、なので、「おしゃべや」を通しても、本当にこの1年間はすごく貴重な体験が出来たなと思えるようになりました。今後もラジオの番組をやれる機会があれば、楽しんでやりたいなと思っています」

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    【音楽テーマコラム:あなたにとってのハッピーソング】

    Vaundy「怪獣の花唄」

     ラップやバラードなどいろんな曲を作る方なんですが、この曲はすごく柔らかい声で、とてもカッコいい、疾走感溢れる元気な曲なんです。MVではすごく可愛らしい印象で、楽曲と歌声の、いい意味でのギャップに惹かれました。朝、テンションを上げたい時にオススメです。

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    【プロフィール

    ■ゆうたろう
    ’98年6月3日生まれ。広島県出身。モデル、俳優。近年の出演作は、ドラマ「来世ではちゃんとします」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」、WEBドラマ「シックスティーン症候群」、映画『TOKYO ドラゴン飯店』など。現在、主演ドラマ「青きヴァンパイアの悩み」(TOKYO MXにて、毎週月曜22時〜)が放送中。

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    Photo ⇒ コザイリサ
    Text ⇒ 吉田可奈 
    Hair&Make-up ⇒ 金光柚香(superbly inc.)
    Styling ⇒ 本人私物
    Costume ⇒ 本人私物

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    【MOVIE Information】


    映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』

    2月11日(木祝)公開

    監督:川野浩司
    脚本:藤咲淳一
    音楽:成田 旬
    出演:
    アクト/西銘駿、ニガリ/飯島寛騎、クッパ/阿久津仁愛、ミュート/井阪郁巳、コーシ/橋本祥平、マクロ/深澤大河、ディジェ/ゆうたろう、セルガ/板垣李光人、バントー/立石俊樹、ジム/醍醐虎汰朗
    /田中真弓(特別出演)/イッセー尾形
    配給:ローソンエンタテインメント
    制作:ポニーキャニオン
    制作プロダクション:ブースタープロジェクト

    公式HP:https://afuriradio.jp/
    公式Twitter:https://twitter.com/oshabeya
    公式YouTube:https://www.youtube.com/c/oshabeya
    ローソン特設サイト:https://www.lawson.co.jp/campaign/lop_tsunagareradio/