前回は「ラブ・バイ・チャンス２／A Chance To Love」の物語の魅力を紹介しましたが、今回は個性豊かなキャストについて紹介します。

　まずは、鈍感で素直、常にお腹が空いている、無邪気で愛らしいキャン。ティンからの真っ直ぐな気持ちを戸惑いながら受け入れ、その後は何があってもティンを信じ続ける姿がとても印象的。驚くほどのベビーフェイスと、子供のようなしぐさや態度はまさに“愛されキャラ”。愛されて育ったからこその真っ直ぐな人柄がにじみ出ています。

　そんなキャンを演じたのは“Plan”ことラッタウィット・キットウォララック。1997年2月19日生まれ。今作で共演したメンバーと共に現在もボーイズグループTEMPTに所属しています。2016年にデビュー後、2018年に「ラブ・バイ・チャンス／Love By Chance」にて、このキャン役として注目を集めました。その後、Meanと共にカップルを演じた「ReminderS」と、その後を描いた「2Wish」でカップルを演じています。“LBC”とは違うお話なので、ぜひそちらも観てみてくださいね。彼のSNSでは大人っぽいセクシーな表情も見せてくれているので、そのギャップを堪能してください！　

　家庭の事情から心に闇を抱えたティン。誰も信じることなく、孤独に過ごしていましたが、これまで出会ったことのないタイプのキャンと出会い、惹かれていきます。誰も口説いたことがないと言う理由からの、大胆過ぎるアプローチにはおもわず叫んでしまうほど。キャンだけに見せる喜怒哀楽の表情はとても愛おしく、「どうか幸せになって…」と願った人も多いはず。

　ティンを演じたのは“Mean”ことピーラウィット・アッタチットサターポーン。1998年3月5日生まれ。2015年にデビューを果たし、彼も2018年に「ラブ・バイ・チャンス／Love By Chance」に出演することで話題を集めました。その後もティン役として「TharnType／ターン×タイプ」にちょこっと出演。そこでキャンとの言及があり喜んだファンも多いはず。「Until We Meet Again～運命の赤い糸～」では、主人公のパームに思いを寄せるクセのある役を演じていました。端正なビジュアルなのに、印象的な役を演じられるのは、演技力があるからこそ。序盤こそなかなか拝めませんが、終盤になると多く見えてくる彼の温かい笑顔に癒されてください。

　前作の「ラブ・バイ・チャンス／Love By Chance」でピートと結ばれたエーも出演しています。…が、エーとは悲しい理由から離れ離れに…。傷心から救われないまま自暴自棄になっているエーを見ているのは悲しく、とても苦しく…。彼のその後も今作でしっかりと描かれていきます。

　エーを演じたのは“Perth”ことタナポン・スクムパンタナーサーン。2001年3月20日生まれ。デビューから間もなく「ラブ・バイ・チャンス／Love By Chance」の主演を務め話題となりました。2019年にはNetflixオリジナルドラマ「ロスト・イン・ウォーター神秘の島」に出演を果たしています。なんとそのドラマでは、今作のケンクラ役の“Mark”ことシワット・チャムローンクンとカップル役を演じています。さらに彼もボーイズグループTEMPTの一員として活動中です。年々、よりスタイリッシュになっていくビジュアルは見逃せません！

　そして、ティンの兄であり、ティンの人生を深く傷つけたトゥン。どうしてそんなことをするのか、なぜティンを目の敵にするのか、そしてその本心とは…。

　この難しい役を演じ切ったのは“Meen”ことニッチャクン・カジョンボリラック。1999年3月3日生まれ。一体何を考えているのか分からない表情は、さらに怖さを感じさせました。まだ日本で観られる出演作が少ないので、今後どのようなお芝居を見せてくれるのか、楽しみですね！

　その他にも多く、魅力的かつ主役級のキャストが出演する今作。ぜひ他の出演作も観てみてください！（Text → 吉田可奈）

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【Drama Information】

「ラブ・バイ・チャンス２／A Chance To Love」

現在、楽天TVにて独占先行配信中
Blu-ray BOX　2021年5月21日発売

全13話

原題：A Chance To Love

監督：シワット・サワットマニークン「Until We Meet Again～運命の赤い糸～」

脚本：オーラワン・ウィチャヤワナクン「TharnType／ターン×タイプ」

原作：MAME『My Accidental Love is You』

キャスト：

ティン役：ピーラウィット・アッタチットサターポーン（ミーン）

キャン役：ラッタウィット・キットウォララック（プラン）

エー役：タナポン・スクムパンタナーサーン（パース）

ケンクラ役：シワット・チャムローンクン（マーク）

テクノー役：ナパット・ナ・ラノーン（ガン）

タム役：キーラティ・プアンマリー（タイトル）

ター役：カッサモンナット・ナームウィロート（アース）

トゥン役：ニッチャクン・カジョンボリラック（ミーン）

ヒン役：ラウィポン・サガーウォラウォン（エース）

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【ライタープロフィール】

吉田可奈（よしだかな）
⇒ エンタメ系フリーライター。B-PASS、awesome!、ファッション誌ほかで執筆中。『2gether』をきっかけにタイＢＬの沼にドボン。報告・連絡・相談がウルトラ下手くそなカップルに萌えますが、毎回テレビに向かって「ＬＩＮＥ使って！」と叫んでいます。オススメのタイＢＬ教えてください。
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