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    2021年10月15日 「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.64 -Billkin 前編-

     ドラマ「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の⼼で訳して〜」で話題となったBillkin。彼が“自分を表現した”という新曲「IXO」をリリース! 日本でミックス作業をしたというこの曲についての他に、“〇〇のような存在”という PPとのお話もたっぷりしてくれました!



    日本でミックス作業をしたことによって、本物のシティポップが作れた



    ■新曲「IXO」は、どんなインスピレーションから作られたのでしょうか。
    「この曲は、役者とは違う、アーティストとしての自分を表現した曲となっています。これまで自分がいろんな経験をして、様々な曲を作ってきた中で、この曲は何の縛りもなく、100%飾ることなく自分を出すことが出来た曲となりました。自分そのものを曲の中に入れ込んだ感覚なんですよね。実は、僕はソウルやシティポップのような、80、90年代の古い曲を聴くのが好きなんですが、聴きながらいつか自分自身を曲の中に入れ込みたいと思っていたんです」

    ■その願いが叶った曲なんですね。
    「はい。ちなみにこの「IXO(アイマイオー)」のI(私)は、You(あなた)が他の人の近くにいることや、他の人がYouに近づこうとしたり、ちょっかいを出してくる人に対して、XO(マイオーケー)(訳:OKじゃない)と言っている曲なんです。IはYouの熱烈なファンであるからこそ、誰にもその人に近づいて欲しくないし、Youのことを心配しているという曲に仕上げたんです」

    ■その物語を、好きなシティポップに組み込んだんですね。
    「そうですね。もともとこういったテイストの音楽が好きですし、ストリングスなどの生の楽器を使った、ゴージャスでもあり、上品な音楽は、聴いていると人間味やソウルを感じることができると思ったんです。そこで、自分のどの部分がこの音楽にマッチするかを考えたときに、先ほどの物語が浮かんだんです」

    ■これまでの曲とは、どんなところが違うと思いますか?
    「かなり違うと思いますよ。この曲に関しては、ほとんどの部分を自分自身で決めていきました。さらに、ここまでbpmが速い曲を作ったことがなかったので、リズムや踊れる振り付けなどが難しかったですね。普段はスローテンポな曲を歌っているので、速いテンポに合わせて歌うことになれていなかったんです。自分で作曲した曲ではあるんですが、レコーディングをするまでにかなり練習しました」

    ■スローテンポの曲と、アップテンポの曲では歌い方も変わりますよね。
    「そうなんですよね。僕は悲しい曲や、メロディが美しい曲が好きなので、スローテンポの曲を歌う方が好きなんです。なので、この曲を歌いこなすためには言葉に跳ねる部分を作り、ダイナミックに歌う練習が必要だったんです」

    ■スタッフの選択なども関わったのでしょうか。
    「はい。所属事務所であるNadaoの先輩たちには、自分の曲の監督をしてほしいという想いがあったので、一緒にお仕事がしたいプロデューサーの方を選ばさせていただいたり、作りたい曲のジャンルを選んだり、歌詞を書いたり、曲に関わるスタッフさんや、細かいところまですべて参加させてもらいました。P’Bell Supolにプロデューサーをしていただいたんですが、彼と一緒に仕事をすることで曲作りの勉強ができましたし、曲作りの修行をする機会にもなりました。さらに曲作りの裏側も知ることが出来たので、すごくいい経験ができました」

    ■ものすごく豪華なスタッフさんが他にも参加しているとお聞きしました。
    「はい。P’Bell Supolのほかに、P’Bee ETCがメロディと編曲を、さらにP’Mekk Machinaも編曲に関わってくれました。さらに、この曲は日本のスタジオに送ってミックスをしてもらったんです」

    ■そうだったんですね。それはどうして日本を選んだのでしょうか?
    「この曲は日本が本拠地であるシティポップ風にしたいという想いがあったので、もともとETCがお世話になっているスタジオでミックスしてもらったんです。そのおかげで、この曲はオーセンティック(本物)になったと思います」

    ■MVではダンスを踊っていましたね。
    「実はこの曲を作る前から、ダンスレッスンを始めたんです。とはいえ、このMVの撮影時にはまだ形になっていなかったので、かなり練習が必要でした。これから頑張って成長していくので見守っていてください(笑)」



    役者、アーティスト、ビジネス…すべてが忙しい時期だけど、楽しいからOK!


    ■MVはすでに公開されましたが、どんな反応がありましたか?
    「みんなハッピーだと言ってくれました。僕もアーティストとして新しい画を作ることに対してすごくうれしかったですし、衣装もキャンプのセットもすごく素敵だったのでとても満足していたんです。P’Yong(所属事務所の社長)もすごく喜んでくれました。彼は愛情表現がすごく大きいんですよ(笑)」

    ■素敵な関係ですね。さて、最近の出来事で「IXO」(OKじゃない)になったことはありますか?
    「う~ん…。忙しさかな。上手く時間管理が出来てはいるとは思うんですが、さすがにいろんなことをすると疲れてしまうんです。いま、役者やアーティストの仕事だけでなく、勉強や、ビジネスいろんなチャンスを頂けていて、全部やらなくちゃいけないタイミングだからこそ、そう思うのかもしれないですね。疲れることもありますが、楽しいので大丈夫です!」

    ■次のシングルはどんなジャンルに挑戦したいですか?
    「ソウルになると思います。いろんな要素を引っ張ってきて…といろいろ言いたい所なのですがネタバレするとダメだと後ろからスタッフが睨んでくるので(笑)、ここまでにしておきます」



    PPと僕の2人は、どんな時もお互いを支え合っている、家族のような存在です




    ■ドラマで共演したPPとの曲も聴きたいのですが…。
    「将来的にはあると思いますよ。今はPPもソロアーティストとして自分の曲を作っています。新曲に関しても可能性はあると思いますし、将来なにかのプロジェクトがあれば、一緒にやる可能性はあると思うんです。PPは、いつも僕のことを応援してくれるんです。それと同時に、僕もPPのことを応援していますし、サポートもしているんです。僕がアーティストとしてスタートを切って初めて歌を歌った時は、PPが後ろでずっとサポートをしてくれていました。それに、PPが最初のソロ曲である「Hompha(Hold Me Tight)」をリリースした時も、僕自身がハッピーでしたし、誇りに思いました。PPにあらためて感じるのは、一緒にいてくれるだけでなく、いろんな困難な道を一緒に歩んできてくれたことですね。PPはこの曲のPRもしてくれたんです。彼はやってくれると信じていました(笑)。僕たちは家族のような存在ですからね」

    ■では、聴いてくれるファンのみなさんにメッセージをお願いします。
    「これからも、僕がやっていることを信じて欲しいですし、認めて欲しいです。この曲では初めて自分をそのまま表現したので反応が不安だったんですが、喜んでいただけているようでハッピーです。もし、いつか夢が叶うなら、Bruno Marsとフューチャリングがしたいですねさらに、Anderson Paakと一緒にやったSilk Sonicともやってみたいです。みなさんが驚くような挑戦を続けていきたいですね」



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    Billkin「I ไม่ O (IXO)」MusicVideo】


    #Billkin_Iไม่O
    #Billkin_ComebackSingle
    #NadaoMusic

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    – Billkinさんインタビュー後編に続きます!-


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    Text ⇒ 吉田可奈
    翻訳=Pongsakorn Wongchankit 
    取材協力=千葉泰江、Chayanee Sookprasert (SWIM)

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    【プロフィール】

    ■Billkin Putthipong Assaratanakul
    ビウキン・プティポン・アサラタナグン。1999年10月8日生まれ。俳優兼歌手、モデル、MC。出演作は、「I Told Sunset About You ~僕の愛を君の心で訳して~」(2020年/Teh役)、「My Ambulance」(2019年/Tao役)など。


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    【DRAMA Information】

    ©️Nadao Bangkok co., Ltd. All Rights Reserved

    I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の⼼で訳して〜

    Rakuten TVにて、全話配信中!!


    【配信サイト】
    https://tv.rakuten.co.jp/special/itsay/



    本編全5話+メイキング特別編
    監督:ナルベート・グーノー
    脚本:ナルベート・グーノー、アラッチャポン・ポーキンパーコン、ガラゲート・ナラセーパーポン、ナロン・チャートスーンヌーン
    出演:プティポン・アサラタナグン(ビウキン/Billkin)、グリット・アムヌアイデシャゴン(ピーピー/PP)

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