8月8日、ファンの愛称でもある“8号車” の日に、「BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022『Progress』」の追加公演が東京ガーデンシアターにて開催された。開演時間の前から会場の周りには超特急のグッズを身にまとい、嬉しそうにしている8号車達で溢れており、会場の中にも、推しのメンバーカラーのペンライトを持ち、登場を待ちわびている8号車の笑顔が咲き乱れている。
発車のベルを合図に、メンバーが登場。リョウガの「8号車！ 会いたかったぜ！」という声からスタートしたのは「a kind of love」だ。はしゃぐカイが「ハート作って！ 作って！」と促した瞬間、「もう大丈夫です！」と引き上げ、最初から爆笑を誘うスピードはさすが。全員が全力で変顔をする姿に自然と笑顔が溢れてくる。そうそう、これが、超特急のライブだ。
その後もリョウガがメンバーに激しく絡む「激おこスティクファイナリアリティぷんぷんドリームわ～るど」や、「Secret Express」では圧倒的なパフォーマンスを魅せ、「SAY NO」など激しい楽曲をたたみかけ、一気に温度は急上昇！
ユーキが「今日は絶対忘られない1日にしましょう！」と声をかけ、続く「Beauty Spider」では、これまでとは違う妖艶な姿を見せる。ダンスブレイクでは見事なシンクロダンスで圧倒させたかと思えば、一列になってスタートした「Four Seasons」では、投げキッスに会場が大興奮！ リョウガの「シートベルトは締めてください」という声から休む間もなく「Dive on week」から始まったメドレーでは、8号車とメンバーがコミュニケーションをとる「Summer love」や“kiss me baby”というフレーズでビジョンにタクヤがアップで映し出された「Kiss Me Baby」で会場が大きく揺れ、ユーキがバク転をして「キズナアルゴリズム」へ。メンバー同士の寸劇も混じる“だるまさんが転んだ”からスタートした「浮つきWAVES」や、会場を一気に燦燦と太陽弾ける夏に変えた「CALNAVAL」と、メンバーだけでなく、8号車のみんなが楽しそうな姿がとても印象的だ。
ライブの演出に携わったユーキに対し、リョウガが「詰め込み過ぎ！」と放つと、ユーキは「8号車の日だから全てを出し切らなきゃダメですよ」と返すシーンも。確かに彼らが“みんなを楽しませたい”という想いで溢れている。リョウガが、「衣装、カッコいいでしょ？ 誰が作ったんだろう」と呟くと、間髪入れずにタクヤが「僕です～！」と宣言。タカシの衣装を見て「最初はもっと白かったのに、4ヵ月ツアーをするとちょっと汚くなるね（笑）」と言うタクヤにタカシは「ヴィンテージになりました」と笑顔で返し、みんなからツッコミを受けて笑いを誘っていた。
突然ビジョンに謎のユニット“ぴょん特急”の姿が映し出される。これは今回のツアーモチーフでもある“ウサギ”を用いて、超特急メンバーがウサギのアイドルになったもの。ステージにはウサギに変身したメンバーが登場し「ウサギミック」を披露。それぞれが“キュンキュンビーム”を放ち会場をメロメロにしつつ、「Guilty」をキュートにパフォーマンス。「Добрый день（ドーブリジェン）」では、たかぴょんがダンスを踊り、4人がガッツリ歌うなど楽しませた後、まさかのリョガぴょんのしっぽが落ちる事件も勃発するも、「Full moon」をしっとりと歌い上げ、エンターテイメント性は抜群！
後半はその勢い落ちることなく、まだまだボルテージを上げていくように「超えてアバンチュール」では、メンバーと一緒にヘッドバンキングに合わせて激しく振られるペンライトが印象的に光り、暴走したリョウガをメンバーが止めた「BREAK OFF」、年々迫力を増す「バッタマン」、8号車のペンライトと共に一緒に作り上げる「Don’t Stop恋」などが次々と披露された。
そして、メンバーがそれぞれ8号車への感謝の想いを告げると、「クレッシェンド」に想いを乗せ、本編は終了。アンコールでは「Burn!」ではリョウガがゴロゴロとステージの端まで転がり、それを見たタクヤが思わず笑うシーンも。メンバーが電車のように繋がって歌う「走れ!!!!超特急」では、全員が寄り添い、ステージの端から端までかけめぐり、この日の感謝を伝えていた。
Ｗアンコールでは、春から募集していた超特急の新メンバーをお披露目。バックボーカルとして11号車のシューヤ。メインダンサーに12号車のマサヒロ、13号車のアロハ、14号車としてハルが、１人１人紹介されていく。
シューヤは「音楽番組でタカシくんの熱い想いを聞き、タカシくんの隣で歌いたい、そしてこの人を支えたいと思い、オーディションを受けました」と話すと、タカシが嬉しそうに拍手。一番緊張の面持ちだったマサヒロは「8号車の皆様に勇気と元気を与えられるように全力でパフォーマンスしていきます」と語り、どよめきが起こっていた。アロハは、超特急に憧れて同じ事務所に入ったことを告白。17歳のハルも「初心を忘れずに、周りの方々に感謝をして、まだ17歳ですが、超特急というチームを引っ張っていくという気持ちで頑張りたいので応援よろしくお願いします！」と力強くコメント。
5人も新メンバーに刺激を受けたようで、タカシは新メンバーに対して「“俺、負けてられへんな”と思うくらい歌声も素晴らしい。“もっと俺は強くなれる”と思えるような新メンバーを選ばせていただきました」と話し、ユーキは涙ながらに「8号車と共に、東京ドーム、日産スタジアムの夢も叶えていきたいです」と決意表明を。タクヤは「4人の挨拶を聞いてもらえればわかると思うけど、めちゃめちゃいい子なので応援してあげてください」と背中を押した。続くカイは、「あまり嘘をつけるタイプではないので」と話し、「この合格が正解だったのかは、今は分かっていません。正解にしていくためには今この瞬間を大事に積み重ねて未来につなげていくことが大事だと思っています」と冷静にコメント。リョウガは「超特急の歴史はこれからどこまでも続いていきます。この9人、そして8号車の方々を合わせた俺達超特急なら絶対に大丈夫です！ 俺達超特急ならどこまでも行けます。レールのその先の先まで」と高らかに宣言した後、カイがセンターに立ち、新体制で「gr8est journey」を披露。フレッシュさもありながら、タカシとシューヤの歌声が重なった瞬間、鳥肌が立つ。メインダンサーの少し後ろで、両サイドで目を合わせながら歌う姿に、「タカシ、おかえり」と言ってあげたくなった人も多いはずだ。9人でのパフォーマンスは、とても新鮮でいながら、圧倒的なパワーも持ち合わせている。このパフォーマンスを見ていると、先ほどのメンバーの宣言が、より現実味を帯び、さらなる力をもって聞こえてくる。
新たなステージへとレールを敷き、走り出した新生、超特急。彼らがどんな終着駅を目指すのか、楽しみになるライプだった。（TEXT→吉田可奈）
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公演終演後には、“三大緊急告知”として今後の予定についても発表。
10月12日（水）に新体制初のシングル「宇宙ドライブ」をリリース。リリースに合わせて、東京、名古屋、大阪でリリースイベントも開催される。
さらに、12月24日（土）東京・代々木第一体育館、12月25日（日）大阪城ホールにて、アリーナ・ツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2022『新世界 -NEW WORLD-』」の開催も決定した。
★超特急
https://bullettrain.jp
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【SET LIST】
01.a kind of love
02. 激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ～るど
03. Secret Express
04. SAY NO
05. Beasty Spider
06. Four Seasons
07. Drive on week
08. Summer love
09. Kiss Me Baby
10. キズナアルゴリズム
11. 浮つきWAVES
12. CARNAVAL
13. ウサギミック
14. Guilty
15. Добрый день
16. Full moon
17. Chill out @JP
18. 超えてアバンチュール
19. BREAK OFF
20. バッタマン
21. Don’t Stop 恋
22. クレッシェンド
［Encore］
23. Burn!
24. 走れ!!!!超特急
25. gr8est journey