高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝からなる期間限定の7人組ボーイズグループ8LOOM(ブルーム)が、11月2日、東京・恵比寿リキッドルームにて『君の花になる ”Let’s 8LOOM” TOUR~FIRST and LAST~』を開催。“最初にして最後”と銘打たれたツアーのスタートを切った。
毎週火曜日夜10時より放送中の本田翼主演のドラマ「君の花になる」(TBS系)は、元高校教師の主人公・仲町あす花(本田)が、ひょんなことからボーイズグループ・8LOOMの寮母となり、一緒にトップアーティストになる夢に向かって奮闘する物語。
8LOOMはドラマ内のグループでありながら、現在、期間限定で現実世界でもアーティストとして活動。9月21日に1stシングル「Come Again」を配信リリースしたのを皮切りに、10月19日に2ndシングル「君の花になる」、11月9日には3rdシングル「Melody」と続々と楽曲を発表。『Rakuten GirlsAward 2022 AUTUMN/WINTER』、『KCON 2022 JAPAN』などの大型イベントにも出演してライブパフォーマンスも披露しており、今回、満を持してのツアーの開催となった。
開演時間を迎えるとステージ背面のビジョンにメンバーたちの紹介映像が流され、その前に「Come Again」のアーティスト写真で着用していた真っ白の衣装を身に纏った7人が一人ずつステージに現れる。全員が揃うと「Come Again」のイントロが流れ、遂に記念すべきライブがスタート。会場は8LOOMY(ブルーミー:ファンの愛称)の持つ公式応援グッズのペンライトの明りで彩られ、純白のメンバーたちを照らす。曲中、宮世が「みなさん、こんちは!」と呼びかけると、8LOOMYたちのボルテージも最高潮に。初っ端から大盛り上がりとなる。
歌い終えると7人は横一列に並んでドラマと同様に決めポーズで挨拶し、高橋は「みなさん、8LOOMが飛び出してきましたよ!」と笑顔でコメント。他のメンバーたちもすぐ目の前にいる8LOOMYに対して思わず「近っ」「近いな~」などと“リアル”である実感を声にする。八村は「珍しくないですか? ホントに(ドラマから)出て来ちゃったんだから」と改めて8LOOMの特別感に触れ、綱は「感動だよね。ついにここに立ったかと。いろんなところから集まった7人が、奇跡的に出会って、今、奇跡的にここに立って8LOOMYのみんなに会えているのが、僕は本当に嬉しい」と喜びを口にする。
2曲目はこの場が初公開となる「Melody」。パフォーマンスを前に高橋は次週(11月8日)放送の4話に登場すると説明。宮世は「恋! 恋!」とラブソングであることを明かしつつ、ファンも一緒に踊れるような手拍子の振付があることもアピール。「2サビくらいから追い付いて(一緒にやって)ください(笑)」とお願いしてからパフォーマンスすると、8LOOMYも見事に手拍子で参加。「キャッチーで可愛らしい」(高橋)楽曲を一緒に作り上げる。
またパフォーマンス中にも関わらず、宮世を筆頭に高橋に向かってメンバーが順に抱き着いていく場面もあり、7人がこの瞬間を何より楽しんでいることが伝わる。さらに歌唱後、山下は「実は僕が振付をしました」と発表。これまで数々のダンス大会で輝かしい成績を残してきた山下が、コレオグラファーのReiNaともに共作したものであったことも明かされた。
学生服風の衣装に着替えての3曲目には、まだ情報すら発表になっていない新曲「HIKARI」。8LOOMはダンスボーカルグループだが、この曲はダンスをせずにドラマ内ではスタンドマイクで歌うとのことで、この日は特別にイスに座ったスタイルで披露。「歌詞が一番刺さって、超好き。めちゃめちゃ前向きになれる曲ですし、夢を追いかけている人にぜひ聴いてもらいたいです」(綱)、「(これまでの曲とは)また違った角度のメッセージが届けられる」(森)と歌詞がポイントと紹介。ミディアムテンポの明るい曲調に、まさに“光”が差すような歌声を乗せて届ける。歌い終えるとNOAは「みんなの顔を見ながら歌うと、より一層感じるものがあった」と心境を伝えた。
4曲目も未発表の新曲「Forever or Never」。再び衣装を着替えて寒色系の落ち着いた色味を基調としたものに変えると、「僕たち8LOOMはこのまま止まりません」という高橋の力強い宣言からパフォーマンスをスタートする。ダンスを全面に押し出したクールなナンバーで、細かなステップを刻みながら大人っぽい一面を見せる。歌い終えると激しいダンスに息が上がってしまうメンバーたち。「笑顔を封印して、カッコ良く決めさせていただきました」(高橋)、「いい意味で8LOOMっぽくない」(宮世)と、その特徴を強調した。
5曲目は本編最後となる「君の花になる」。披露を前にメンバーはこの日の感想を語っていく。
宮世は「期間限定で終わりが見えているグループって僕たちしかいないと思うんですよ。だから世界で一番エモいグループだなって自分の中で思っていて。こうしてライブを一つひとつやっていくごとに別れが近づいているのは寂しいんですけど、みなさんの人生の中でのひとつの楽しい記憶になってほしい」とメッセージを送る。
そんな中、高橋はメンバーやスタッフ、ファンへの感謝の気持ちを語っていると、途中から涙が込み上げてしまう。言葉に詰まりながらも「役者人生でこんな景色を見せていただけるとは思っていなくて」と言い、初挑戦となる歌やダンスに苦戦したことも明かしながら「横を見ればこの6人がいてくれて、この6人のおかげで僕はここでいつも真ん中として立たせていただいて、本当にみんなに感謝しかないです。だからこそ、今みなさんが見ているこの景色を絶対に忘れずに、一生、思い出に残るように、僕らもどでかく打ち上げますので、ぜひ盛り上がってください」と熱い気持ちを吐露。
その想いを受け取ったメンバーとともに、ドラマのタイトルを冠したまさに8LOOMを象徴する1曲で締めくくった。
アンコールはこの日2回目「Come Again」。ラフなTシャツスタイルで、首にそれぞれのメンバーカラーのタオルをかけた7人は、お互いの顔を見合ったりしながら楽しそうに歌っている。高橋は最後に「“~FIRST and LAST~”ってツアー名にしちゃってるけど、それを覆せるぐらい、僕ら頑張る」と明言。7人で手を繋ぎ、マイクを外した生声で「本日はありがとうございました!」と叫ぶと、初めての8LOOMのライブは幕を閉じた。
ちなみに全6曲のパフォーマンスではあったが、合間にはさまざまな企画も実施。ドラマのある場面を、役を入れ替えて再現するコーナーでは、高橋の演じる佐神弾役に扮したメンバーたちから弾の孤独や、演じる上でのプレッシャーなどがねぎらわれる一幕も。高橋は思わず「さっきから弾の気持ちに寄り添うの止めて(笑)」と苦笑い。
また、クイズコーナーでは、優勝した宮世が賞品の入浴券10枚を、自分一人のものにはせず「10枚分あるんで、みんなで銭湯に行こう」とメンバー愛を見せつけたり、お題の質問に答えるコーナーでは、森がいかに高橋がカッコいいかを語ったり、八村がドライブの際に見せたNOAの男らしい一面を伝えたり、ドラマでは見られないメンバーたちの顔も次々と明らかに。
この後、大阪、福岡とツアーが続くだけに、次にどんな新たな一面を見せてくれるのか、今後のドラマの展開とともに気になるところだ。(Text 瀧本幸恵)
君の花になる ”Let’s 8LOOM” TOUR~FIRST and LAST~
11月2日(水) 恵比寿リキッドルーム
出演者:8LOOM(ブルーム)
高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝
[SET LIST]
01 Come Again
02 Melody
03 HIKARI
04 Forever or Never
05 君の花になる
Encore
06 Come Again
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「君の花になる “Let’s 8LOOM” TOUR〜FIRST and LAST〜」
CS放送TBSチャンネル1 にて
11月26日(土)よる8時00分〜放送決定!!
番組HP:https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o2748/
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【DRAMA INFORMATION】
火曜ドラマ「君の花になる」
TBS系にて毎週火曜22:00~放送
脚本:吉田恵里香
劇中歌:8LOOM
8LOOM振付担:ReiNa
出演:本田翼 高橋文哉 宮世琉弥 綱啓永 八村倫太郎 森愁斗 NOA 山下幸輝
志田彩良 菊田竜大(ハナコ) 川津明日香
木村柾哉 髙塚大夢 田島将吾 藤牧京介 松田迅(INI)
木南晴夏 宮野真守 内田有紀 竹中直人 夏木マリ
製作著作:TBS
【11月8日(火)よる10時から放送の第4話も要チェック!!】
●4話あらすじ
弾(高橋文哉)は花巻(夏木マリ)に新曲をプレゼンするも、「いつも通りの楽曲では一位は無理」と言われてしまう。初めての“ラブソング”へのチャレンジを命じられ焦る弾に、メンバーたちも協力しようと寮で恋バナ大会を開催。
あす花(本田翼)は周りの協力さえもプレッシャーに感じる弾を気づかい、新曲作りのための取材が決まる。しかし、そこであす花は弾があす花に抱えていたある複雑な思いを知ってしまい、2人の関係に急展開が…!?
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