台湾の人気俳優・林子閎(リン・ズーホン)さんが、5月7日に日本で初となるファンミーティング「1st Fanmeeting in Japan」を開催。貴重な昼夜2回公演から、夜の部を詳細レポート。
ほぼオンタイムに、ステージ上手から登場した子閎さんは、笑顔でゆっくりと手を振りながら中央へ。 まずは、黃義達「那女孩對我說」を優しく披露し、「こんばんは、林子閎です〜、みなさんお元気ですか?」と日本語で挨拶。昼公演ではかなり緊張していたそうだが、2回目ということもあり、少し緊張がほぐれてきたそうで、MC・ヘンセさんと通訳・周さんを迎えて、そのまま近況を探るトークタイムへ。
“最近観た日本の作品”として、長瀬智也主演のドラマ「うぬぼれ刑事」をセレクト。“(ドラマを観て)この役はこの人しかできない”と思ったそうで、「早く!(観て!)」と流暢な日本語でオススメしていた。
さらに、日本のアニメも好きらしく、「ドラえもん」「名探偵コナン」「ワンピース」などから始まり、今では様々なアニメを知っていて、1日中ずっと観てられるほどのアニメ好きだそう。 ちなみに“ドラえもんが、なぜそんなにどら焼きが好きなのか?”を不思議に思っていて、実際に食べてみたらとても美味しかったそうで、お気に入りになったというエピソードも教えてくれた。
動物好きで20数匹の亀たちと猫と暮らしているという話では、 亀全員に名前をつけていて、「ちゃんと見分けられるし、それぞれに特徴もある。亀は僕を見ると嬉しくなるし、僕も亀を見ると嬉しくなる」という“亀”愛に溢れたエピソードも。
また、俳優活動としては、来年にかけて台湾でドラマを予定しているとのこと。音楽活動はアイデアが湧いた時に考えたいとのことで、今後の活躍にもますます期待が高まる。
総ファンを代表した1名から子閎さんにお手紙を読むコーナーでは、緊張で声を詰まらせるファンの様子に 「頑張れ〜」と日本語で優しく応援。
「林子閎さんは、人にも動物にも地球にも優しい、誠実で努力家で、スーパー“愛の人”」と評され(そして真面目すぎるところを少し心配され)、その熱いメッセージにとても感動していた様子だった。
続いて、Eason Chanの「Let me stay by your side」を歌唱。感情を込めて歌う姿にうっとりした会場中から“カッコいい!”の声が湧き上がる。
そんな素敵な歌声の後は「ファンからの質問コーナー」へ。 質問BOXから本人が選んだ質問に次々と回答していくのだが、 「Q 最近聴く曲は?」では“古典音楽”として、オペラや京劇、日本の能を例として挙げ、さりげなく能の真似も披露。「Q 好きな日本の言葉は?」には、しばし照れ臭そうに悩んだのち、日本のアニメやドラマなどでよく出てくるという「テメエ! なんだよ!」をセレクト。さらには、「やれやれ(だぜ)」と「ジョジョの奇妙な冒険」の決めセリフとポーズも。
イベントに向けて習得したそうだが、合間合間でさらりと出てくる流暢な日本語はさすが。
内容盛りだくさんのイベントはまだまだ続き、
「ファンへ愛を叫ぶ」コーナーでは、選ばれた3名に、子閎さんが様々な方法と言葉で愛を伝えることに。
ステージ袖から全力疾走で走り込み、ひざまづいて「愛してる!」
続く、最後席のファンにはステージを降りて出向き、ジャケットをはだけながらセクシーな「I LOVE YOU」を、
最後は、ツンデレふうに「一緒に台湾へ行きましょう」と誘い、見守るファン達の大歓声、拍手が鳴り止まない状態になっていた。
続く「ゲームコーナー」では、「けん玉」「ストラックアウト」「ピンポン玉を箸でお皿に移動」の3つのミッションにチャレンジ。全て短時間で成功し、拍手喝采を浴びていた(特にピンポン玉の移動は秒速でクリア!)。
ちなみに、失敗した際の罰ゲームとして用意されていたはずの「可愛くてごめん」を振り付きで可愛く踊り、会場中は大興奮! “可愛い”コールが巻き起こっていた。
さらに、プレゼント用のチェキ撮影では「ジョジョ立ち」の決めポーズ。その後のPHOTO TIMEでも、猫耳のほか、ステージを右左中央と丁寧に移動しながら、様々なジョジョポーズを決めてくれていた。
そして、台湾グルメ・鹽酥雞(台湾風唐揚げ)のロゴ入りバッグをファンへプレゼント(来日した際に持っていたものとお揃いだそう)。オススメグルメである鹽酥雞の美味しさを説明しつつ、「もし言葉が話せなくてもこれを見せれば、通じるよ」とお茶目にアピール。
6月24日には韓国でのファンミーティングが控えているが、ここで、7月16日に大阪でも開催されることが発表され、ファンの歓喜の声に包まれる。
ラストには、中島美嘉の「僕が死のうと思ったのは」を、2番は見事な日本語で、優しく語るように歌い上げ、感謝の気持ちを伝えるとステージを後にした。
イベント中、幾度となく、ファンへの感謝を口にしていたのがとても印象的だったが、最後にスクリーンに直筆のお手紙が写し出され、“あなたたちがいるから自分も頑張れる”という「ファンへの感謝」が丁寧に伝えられた。
1つ1つのコーナーに真面目に取り組み、会場中のファンからの熱い歓声にしみじみと感動する様子が伝わってくる、真摯な人柄と互いを思い遣るファンとの温かな絆が感じられる、終始多幸感に満ちた時間となった。
本イベントの見逃し配信視聴は5月21日(日)23:59まで。
大阪追加公演の詳細はこちら▼
2023年7月16日(日) 松下IMPホール(14:00 開場 / 15:00 開演)
https://www.a-ara.co.jp/event/858