草川直弥 ドラマフィル「本命じゃなきゃよかったのに」インタビュー

 1月8日(木)に放送開始となるMBSドラマフィル「本命じゃなきゃよかったのに」は、平凡な女性が10年前の浮気相手と偶然再会し、彼に翻弄されながらも、再び“秘密の関係”に溺れていく大人の“沼恋”ラブストーリー。そこでヒロイン・大沼実歩乃(樋口日奈)と沼男・嬉野栄成(池田匡志)のただならぬ関係に気づきつつ、実歩乃に一途な想いを寄せる会社の後輩・久坂誠を演じているのが草川直弥だ。その名の通り、誠実を絵に描いたような人物を、彼は、どう自身と重ね合わせていったのか? さらに、所属する5人組ダンス&ボーカルグループ・ONE N’ ONLYでのアーティスト活動も合わせ、2026年の展望を聞いた。  

■かなり衝撃的な作品ですが、脚本を読んでみて、まず、どんな印象を持たれましたか?

「すごく“沼だな!”って。実際にはダメだとわかっているのに、そこに手を伸ばしてしまう……って、いろんな局面で経験したことのある人は多いと思うんです。そういった複雑な気持ちを、すごく上手く表現している脚本だなと感じました」

■そんな、いけない恋に溺れてしまうヒロイン・大沼実歩乃をめぐる物語の中で、草川さん演じる久坂誠は、唯一の清涼剤みたいなキャラクターですよね。

「沼男な嬉野栄成に対して、久坂は本当に誠実というか。好きになった相手のことをしっかり考えて全力で優しさを注ぐ、世の男子のお手本のような王道的存在なので、嘘なく真っ直ぐな気持ちで演じようとは考えました。本当に“実歩乃が好き”という気持ちだけを持って芝居しようと意識して、今も撮影に臨んでいます」

■草川さんも好きになったものには一途なタイプですか?

「僕も好きになったら、とことんハマるタイプです。映像を観るのが好きなので、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』にハマってグッズを集めたり、ホラー系の動画ばっかり観たり。ハマったら真っ直ぐなタイプなところは、久坂に似てます」

■では、久坂の一途さや誠実さは、演じていても共感できそうですね。

「ただ、久坂はちょっと不器用すぎるところもあるんです。“なんでその台詞をここで言っちゃうんだ!”と驚くような場面があったり、クライマックスでは“真面目すぎだろ!”って言いたくなるようなシーンもあって。そんな不器用で可愛らしく見える部分もあるので、脚本を読んでいても“すごいところあるな!”って思いました」

■そういった不器用さも含めて、久坂は誠実なんでしょうね。視聴者としては実歩乃をめぐる栄成と久坂の三角関係だったり、男性2人の対比も楽しみなのですが、そのへん栄成を演じる池田匡志さんと何か話されたりしましたか?

「細かく役のことについて話すようなことはなかったですが、脚本を読めば正反対なキャラであることはすぐにわかったので、そこは意識しました。栄成が世に言う沼男というか、それに対して、僕は誠実な青年という(笑)。だから、視聴者からしても“栄成派か久坂派か、どっち?”みたいな面白さもあるんじゃないかなと思います」

■池田さんのことは、もう“匡志”呼びなんですね。

「匡志は、テンションが似ているというか。すごく波長が合って、すぐに打ち解けました。ONE N’ ONLYのライブも、11月のぴあアリーナMMを観に来てくれたんです。ご飯も一緒に行ったり、洋服が好きだったりっていう趣味も似てるんです」

■実歩乃を演じる樋口日奈さんの印象はいかがですか?

「樋口さんは、同じ98年生まれということもあって、最初から打ち解けてました。撮影の合間とかに会話をするうちに、お互い和菓子が好きってこともわかってきて。今回の現場は人見知りする子がいなかったので、初日からみんな話して仲良くなれたんです。ホント和気藹々としていて、みんなスマホじゃなくデジカメとかカメラを持ち込んで写真を撮り合ったりしているんです。撮った写真は、いつか視聴者のみなさんとも共有したいです」

■ちなみに草川さん自身は栄成と久坂、どっち寄りだと思います?

「さすがに栄成ではないです! ただ、普段、音楽活動をさせてもらっていて、ファンの方に“沼”と言われることもあるから、気づかないうちにやっちゃってるのかもしれない(笑)。だから、どっちでもないかなとも思います。いいとこ取りができればいいなと」

■確かにONE N’ ONLYのライブだと、胸キュン台詞担当みたいなところはありますよね。つれない素振りを見せながら、突然、甘い一言をささやいたりするところは沼かもしれません。

「あ、なるほど。そう考えると、栄成味も久坂味も、両方持ってる気がします」

■そんなアーティスト活動の傍ら、最近は俳優業も増えてきていますが、両立することに苦労はありませんか?

「もともと僕はお芝居も好きだったので、そんなに大変って感じではないです。どっちも別物なんです。ONE N’ ONLYはやっぱりホームだし、でも、1人でやっている現場も楽しいし。いろんな刺激があって、人が経験することを2倍味わえている感じなのが嬉しいし、幸福感がすごいです。それこそ踊っている時の表情だったりは、お芝居をやることで豊かになっているのかなとも思いますし、逆に音楽で意識していた表現が、芝居に活きたっていうこともあるんです」

■そう言われてみると、草川さんって俳優としては一途に想いを温めていくような役が多いじゃないですか。そのへんが、ステージ上ではSWAG(ONE N’ ONLYのファンの呼称)に愛を届ける役回りみたいなところに、つながっているのかもしれませんね。

「確かに! でも、どうなんだろうなぁ? そこはあんまり意識したことないかもしれないです」

■アーティストとしては、2025年11月末にぴあアリーナMMでの2デイズワンマンもソールドアウトさせましたが、初めてのアリーナワンマンはいかがでしたか?

「まずは、本当に“やっとここまでこれた!”っていう気持ちが強かったです。あとは、5月の日本武道館公演でリーダーのHAYATOが“3年後にドームに立つ”と宣言してくれて、それを僕たちは本気で達成しようとしています。だから初アリーナとはいえ、観ている人がそこで満足してしまうのではなく、次につながるようなライブがしたかったので、それは達成できたんじゃないかと思います。とにかく景色が良かったです」

■アリーナになると、それまでのホールツアーとは、やっぱり客席の見え方も違います?

「違います。特に今回、無線で自動的に色を変えられる制御ペンライトを演出で入れたことで、僕たちからすると本当にありえない光景が見れたんです。他のグループさんはいわゆるメンバーカラーがあって、ライブになると客席がペンライトの光でカラフルになるケースも多いと思うんですけど、僕たちはグループカラーの白が唯一あるだけなので、曲の世界観に合わせてペンライトの色が次々に変わっていくのがすごく綺麗で、それがすごく良かったんです。その制御ペンライトの演出とメンバーのビジュアルをかけ合わせたくて、あえて5人それぞれに色の違う衣装を、僕がプロデュースさせてもらったりもしました」

■草川さんはピンクの衣装、あとの4人が赤、青、緑、紫でしたね。

「そうです! 例えば『BOOM BASH』の吐息パートでは、照明が息を吐いているメンバーの色になるっていう遊びもしてたんです」

■なるほど! 2026年は東阪アリーナツアーも控えていますが、アーティストとして、役者として、そしてプライベートでは、どんな抱負がありますか?

「グループとしては初めてのアリーナツアー、しかもタイトルは『INFERNO』(地獄の業火)という尖ったタイトルですし、めちゃくちゃ熱いライブになるのは間違いないです。役者としては、いろんな役をやらせていただいて、いろんな自分を見せて、沢山の方々に知っていただけるように頑張りたいです」

■特に、やってみたい役柄は?

「それこそサイコパスとか、犯人役とか。逆に、ザ・王道なラブストーリーとか、学園モノもやってみたいです。若い時にしかできないっていうのもあるし、僕、ずっと『花より男子』が大好きなので、ああいった恋愛モノにも出てみたいです」


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■共通テーマ音楽コラム「MY POWER SONG」■

ONE N’ ONLY「BOOM BASH」
 自分たちの曲ですが、とにかく気分が上がります! 昨年5月の日本武道館公演では1曲目に、11月のぴあアリーナMM公演ではクライマックスに披露したんですが、イントロが鳴るとワクワク感というか「やってやるぜ!」っていう気持ちが湧いてくるんです。1人でいる時にも聴くし、あらためて「いい曲だな」って最近思ってます。



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■プロフィール■

草川直弥
くさかわなおや。1998年4月6日生まれ。東京都出身。主な出演作は、映画『決戦は日曜日』、ドラマ「his ~恋するつもりなんてなかった〜」(主演)、「問題物件」など。ダンス&ボーカルユニットONE N’ ONLYのメンバーとしても活動しており、2025年の日本武道館公演2Daysを含む春ツアー全公演が完全満員御礼となった。


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■クレジット■
Photo 山下深礼(PROGRESS-M)
Text 清水素子
Hair & Make-Up KABUKI RYOTA
Styling 津野真吾(impiger)
Costume ジャケット ¥264,000(LANVIN COLLECTION/ランバン コレクション 表参道店 03-3486-5858)、パンツ ¥29,700(LOVELESS/ラブレス青山 03-3401-2301)、その他 スタイリスト私物

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■DRAMA INFORMATION■

©水谷愛/小学館/「本命じゃなきゃよかったのに」製作委員会・MBS

MBSドラマフィル「本命じゃなきゃよかったのに」

MBS毎日放送 1月8日より毎週木曜 深夜1時29分〜(第1話は深夜1時59分〜)
テレビ神奈川 1月8日より毎週木曜 深夜1:00~
テレ玉 1月12日より毎週月曜 深夜0:00~
群馬テレビ 1月13日より毎週火曜 深夜0:30~
とちテレ 1月14日より毎週水曜 よる11:30~
チバテレ 1月15日より毎週木曜 よる11:00~

原作:水谷 愛「本命じゃなきゃよかったのに」(小学館「フラワーコミックススペシャル」刊)
脚本:上村奈帆
出演:樋口日奈、池田匡志、草川直弥、水戸由菜、日比美思
制作プロダクション:ホリプロ
製作:「本命じゃなきゃよかったのに」製作委員会・MBS
©水谷愛/小学館/「本命じゃなきゃよかったのに」製作委員会・MBS

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