11月30日からRakutenTVとビデオマーケットで世界同時配信を開始した「Manner of Death/マナー・オブ・デス」。
配信前からすでに話題となり、多くのファンが待ち望んでいた作品ですが、その前評判のプレッシャーを感じさせることなく、ガッツリと素晴らしいクライムサスペンスに仕上がっているのです! しかも大人でゾクゾクさせるBLとのコラボレーション…。悪いわけがありません! ぜひ観て欲しい!
今作は、タイ北部の街に引っ越してきた医者であり、法医学者であるバン(Tul)が、後輩のオート(MD)と遺体発見現場を訪れ、そこで友人であるジェーンが首を吊った状態で冷たくなっているところから物語が始まります。
そこには、事件の第一発見者であり、有力な容疑者であるテーン(Max)が。実は2人は事件の前に出会い、互いに特別な想いを感じていましたが、バンはこの事件の犯人はテーンかもしれないという疑いを拭いきれずに調べ始めることに。しかし、事件の真相に近づけば近づくほど、2人の関係は深くなり…。
事件は果たして他殺なのか、自殺なのか…。警察が自殺と決めつけ処理しようとする中、バンは独自に事件の真相を追い詰めていきます。本格的なクライムサスペンスが展開されるため、常にシリアスに、それぞれの心情がしっかりと描かれていくのですが、そこにバンと容疑者であるテーンが惹かれ合っていくもんだからこちらの感情が付いていきません! 情報が! 多い!(もちろん歓喜の叫び)
しかもタイドラマの最大の魅力であるドキドキもガッツリ詰め込まれ、2人がお互いの気持ちを探るように、意味ありげに見つめ合うシーンはたまりません…!
今作は原作者が医師である女性作家Sammonというだけあって、解剖結果やそこに至る原因などがとてもリアルに描かれています。
この法医学者と容疑者のディープな恋愛を演じるのは、今作でカップルとして4作目の共演経験となる人気俳優Max Nattapol とTul Pakorn。2人は“MaxTul”と呼ばれ、多くのファンから愛されています。さらに、シリアスな物語の中に柔らかな空気を漂わせるオートと、看護師たちとのコミカルなやり取りは少しの息抜きに。
そんなオートを演じるのは、「My Engineer」でペットのトカゲにカップケーキと名付けていた変わり者のタラを演じたMD。その時の雰囲気とは全く違う表情を見せてくれているので本当に別人のよう…!
ちなみにタイトルの“Manner of Death”は“死亡の種類”の意味。死に至らしめる特定の状況であり、病死及び自然死、事故死、自殺、他殺、不詳などがあるんだとか。果たしてジェーンはどこに当てはまるのか…。この先の展開が楽しみで仕方ありません!
「2gether」や「SOTUS」など胸キュンなラブコメが目立つなか、「3 Will Be Free」や今作などのクライムサスペンスも強いタイドラマ。観ている最中は緊張感と胸を締め付けるような感情が波のように襲ってくる今作をぜひ楽しんでみてください!(Text ⇒ 吉田可奈)
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【Drama Information】
「Manner of Death/マナー・オブ・デス」
毎週月曜22時より、RakutenTVとビデオマーケットにて1話ずつ配信中
監督:チューキアット・サックウィーラクン「ミウの歌~Love of Siam~」
原作:Sammon『Manner of Death』
キャスト:
パーコーン・タナシーワニットチャイ(Tul/バン役)、ナッタポン・ディロックナワリット(Max/テーン役)、サポン・アッサワマンコーン(Great/エム役)、ナットワラー・ウォンワーサナー(Mint/ルンティワー役)、チョンニカーン・ネーチュイ(Meiko/ジェーンジラー役)、パタラ・エークセンクン(Foei/プード役)、ナッタポン・ピブーンタナキアット(MD/オート役)、プーディス・ウィセーチット(Bhu/タット役)、デートピシット・チャールコーンアピワット(Putter/ソラウィット役)、スラパン・チャーオパークナム(A/ポー役)
© WeTV
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【ライタープロフィール】
吉田可奈(よしだかな)
⇒ エンタメ系フリーライター。B-PASS、awesome!、ファッション誌ほかで執筆中。『2gether』をきっかけにタイBLの沼にドボン。報告・連絡・相談がウルトラ下手くそなカップルに萌えますが、毎回テレビに向かって「LINE使って!」と叫んでいます。オススメのタイBL教えてください。
@knysd1980(著書本「うちの子、へん?」発売中!!)
https://www.amazon.co.jp/dp/4594084079/
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