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    2023年5月7日 NOA 初のワンマンライブ「NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYO」で、有明アリーナ2days&新曲「BURN」を発表!

    Photo 鳥居 洋介

    NOAにとって初となるワンマンライブ『NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYO』が5月6日(土)EX THEATER ROPPONGIにて開催された。

    開演予定時間となり、SEに2月22日にリリースされた1stアルバム『NO.A(ナンバーエー)』の収録曲「LIGHTS UP」が流れると、その音が徐々に大きくなっていき、合わせて会場の明りは暗転。音が鳴り止むとともに映像がステージ背面全体に投影され、日本語、英語、韓国語を自由に操るNOAがそれぞれの言葉でライブのスタートを告げる。

    Photo 鳥居 洋介

    そしてついにNOAが登場。上下二段になったステージの上段に姿を現すと、<つまらない世界抜けて goin’ jump out>と歌い出し、イントロのアレンジを変えた「It Ain’t Over」で口火を切る。高層ビルが立ち並ぶ都会の風景の映像をバックに、スモークが焚かれる中で軽やかに歌い踊るNOAは、一瞬、雲の上に居るかのようにも見える。ブラックのパンツにホワイトのトップスというシンプルな色合いの衣装が、より彼の動きのしなやかさを際立たせ、1曲目からその世界観に釘付けとなる。曲の後半からはダンサー陣も加わり、2曲目「Don’t Waste My Time」では、ダンサーを従えてセンターで踊るパフォーマンスも見せる。

    Photo 鳥居 洋介

    止まないNOANA(ファンの愛称)たち歓声の中、「皆さん、こんにちは、NOAです!」と挨拶。「今日は初めてのワンマンということもあって、ものすごく楽しみにしていましたし、本当に盛りだくさんでございます(笑)」と期待を高め、「一瞬、一瞬、見逃さずに最後まで楽しんでいただけたら」と呼びかける。

    Photo 鳥居 洋介

    またライブでの歓声が解禁されたとあって、「盛り上がる準備はできていますか!」の煽りに、NOANAたちが大きな声で応えると「これこれ(笑)」と満足そうな笑みを浮かべる場面も。「もうちょっと聞きたい」と可愛くおねだりをして、より大きな歓声を受けると、その流れのままに3曲目「Runaway Love」へ。額に大粒の汗を光らせながら、ポップで軽やかなナンバーを届ける。

    Photo 鳥居 洋介

    続く4曲目「Just Feel It feat. Ayumu Imazu」では、曲の途中でAyumu Imazuが登場するサプライズ! 昨年12月にリリースされた楽曲だが、ライブでは今回が初パフォーマンスで、2人で一緒に歌い踊るパートもあれば、NOAの歌に乗せてImazuが踊り、Imazuの歌に乗せてNOAが踊るパートもあり、2人だからこそ見せられるシーンの連続でNOANAたちを喜ばせる。歌唱後、Imazuも「いつ誘われるのかな(笑)」と待ち望んでいた瞬間が「最高のステージ」と、喜びを語った。

    Photo 鳥居 洋介

    インタビューの際「この曲はライブでやるのが楽しみ」と語っていた「Step Back」では、ビートに合わせた細かいステップや動きでダンススキルを見せつけたかと思えば、ホワイトのジャケットからパステルパープルのニットに着替えたあとの「Bad At Love」では、床に寝転んだ状態から歌い出し、朝の時間帯の出来事を歌った楽曲を演技で見せる。曲に合わせてさまざまな表現を使い、NOANAたちを魅了するNOA。

    さらに「Paradise」では会場の一体感も高める試みも。「みんなと一緒に踊りたいな」と言うと、振付をレクチャーする。ただ昨年9月のリリース時にNOAが踊る動画を公開していたこともあり、ほとんどのNOANAたちが教わらなくても踊れるという優等生ぶり。NOAは「教える必要ないかも(笑)」と言いつつ、数回の練習を重ねると、NOANAたちと息ピッタリのパフォーマンスで盛り上がった。

    Photo 鳥居 洋介
    Photo 鳥居 洋介

    中盤戦、「Ticket」「Fireworks」「TAXI feat. tofubeats」の3曲は、楽曲の世界観を広げる演出を伴い、没入感を深める。「Ticket」ではステージ上のミラーボールから客席へ向かって光りが放たれ、すれ違ってしまった恋人の心を取り戻したいと願う気持ちを歌う。「Fireworks」では文字通り“花火”の映像とともにパフォーマンスしつつ、NOAに向けられた照明の光が床に映ると花火のように見える瞬間も。「TAXI」では走る車の窓から見える夜の風景の映像が、まるで自分がドライブをしながら曲を聴いているような感覚をもたらす。

    Photo 鳥居 洋介

    迎えた後半戦。ニットを脱いでランニング姿になったNOAは、「次の曲は初披露の新曲となります」と発表し「今の自分だから思うこと、伝えたいことを詰めた1曲になっています。今までとはまた違った一面を曲を通して、パフォーマンスを通して、お見せできるんじゃないかと思っています」と想いを伝える。

    「BURN」という名のその曲は、重めのビートから始まるも、途中で突き抜けるような透明感のある歌声を聴かせるパートもあり、力強さとしなやかさが1曲で堪能できるような楽曲。5月7日0時より配信もスタートしているので、ライブに参加できなかった人もぜひNOAの示す新たな一面をチェックしてみてほしい。

    続いてアカペラでの歌い出しで一気にNOANAたちの心をつかんだ「Lonely Hearts」を披露すると、残すところあと1曲に。NOAは改めて、この日に感じた想いを言葉にしていく。

    Photo 鳥居 洋介

    2020年1月から本格的に日本での音楽活動を始動させた彼にとって、コロナ禍は想像もしていなかった試練となり「悩んだし、すべてが嫌になったこともあった」と本音も吐露。

    「でもこうやって今、みんなの前で歌って踊って、みんなの声を聴きながら、みんなの顔を見ながら、やれるってことが本当に幸せなことなんだなって。何があってもこうやって乗り越えて、こんな幸せな日を迎えられたってことは、また明日から始まる日々の中で、嫌なこと、大変なことがあっても、絶対に、みんな一緒に乗り越えられるんだなって、今日、確信できました。本当にありがとうございました」――心からのメッセージに、会場からは温かな拍手が沸き起こる。

    「それでは、最後の曲は初心に戻ってデビュー曲を歌いたいと思います」。そう言うと、オープニングのSEにも使われていた「LIGHTS UP」を渾身のパフォーマンスで届ける。ミラーボールの強い光がステージ、客席の両方に放たれ、これからのNOAとNOANAの未来を明るく照らしているようも感じた。

    「ありがとうございました!」と笑顔でステージを去ったNOAだが、「アンコール!」の声に再びNOANAたちの前に戻って来る。グッズのTシャツを着て、軽やかに「Highway」を披露。ステージ前方を歩きながら客席に向かって手を振り、手拍子を共にする。

    Photo 鳥居 洋介

    歌い終えるとここまで支えてくれたファンやスタッフへの感謝を述べ、「アーティストという仕事をしていて、本当に良かったなと、今日思いました」と目の前の景色を噛みしめるように言葉を紡ぐ。

    最後はアルバム『NO.A』のリード曲であり、ファンへの想いを込めた「Purple Sky」。初めての有観客でのファンイベントを行った際に、客席のファンのバングルライトの紫色の光りを思い出して書いたという曲を、ファンの持つペンライトの紫色の光りで満たされた中で歌う。NOAが客席にマイクを向けると、大きな合唱も起こり、“Purple Sky”の景色の中で、記念すべき“1st LIVE”は幕を閉じた。

    「やばいね、ホントに。みんなの声を聴いたらホントにヤバかった」と涙ぐむ瞬間もあったが、終始、笑顔で、そして何度も感謝の言葉を口にしていたNOA。ファンの呼びかけにフランクに回答するなど、ようやく叶った初ワンマンを存分に味わっていたようにも見えた。また夜公演では9月9日、10日の2日間、有明アリーナでの公演が決定したことも発表。初ワンマンのあとは、初のアリーナ公演と、NOAの勢いはますます加速していきそうだ。(Text 瀧本幸恵)


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    NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYO
    2023年5月6日(土) EX THEATER ROPPONGI

    【SET LIST】
    1. It Ain’t Over
    2. Don’t Waste My Time
    3. Runaway Love
    4. Just Feel It feat. Ayumu Imazu
    5. Step Back
    6. Bad At Love
    7. To Be Honest
    8. Paradise
    9. Ticket
    10. Fireworks
    11. TAXI
    12. BURN(新曲)
    13. Lonely Hearts
    14. LIGHTS UP

    -Encore-
    15. Highway
    16. Purple Sky
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    ▶︎誌面詳細



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    【プロフィール】
    NOA(ノア)
    2000年3月13日生まれ。東京都出身。作曲、作詞、ダンスの振付まで手掛ける、トリリンガル(日本語・英語・韓国語)ソロアーティスト。2022年には、ドラマ「君の花になる」で俳優デビュー。劇中のボーイズグループ“8LOOM”のメンバーとしても活動した。2023年2月22日に1stアルバム『NO.A』をリリース。初のワンマンライブ「NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYO」を、5月6日にEX THEATER ROPPONGIで行なった。5月12日の香港を皮切りに、台北、バンコク、ソウルで初のアジアツアーを開催。初のアリーナ・ライブを9月9日(土)10日(日)有明アリーナにて行なう。

    【NOAアジア・ツアー】
    2023年5月12日(金) 香港 MUSIC ZONE
    2023年5月14日(日) 台北 CLAPPER STUDIO
    2023年6月3日(土) バンコク LIDO CONNECT HALL 2
    2023年6月5日(月) ソウル ROLLING HALL

    【『NOA “NO.A” TOUR SPECIAL LIVE IN ARIAKE ARENA』】
    2023年9月9日(土) 有明アリーナ 16:30開場/18:00開演
    2023年9月10日(日) 有明アリーナ 14:30開場/16:00開演


    公式HP

    https://noamusic.jp/

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    【クレジット】

    Photo 鳥居 洋介
    Text 瀧本幸恵

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    【MUSIC INFORMATION】


    「BURN」
    https://noa.lnk.to/burnPR 


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    [初回限定盤A]
    [初回限定盤B]
    [通常盤]


    『NO.A』
    2023.2.22 Release


    [初回限定盤A]¥4,400(tax in)
    [初回限定盤B] ¥4,400(tax in)
    [通常盤・初回プレス] ¥2,200(tax in)


    CD
    01.LIGHTS UP
    02.Bad At Love
    03.To Be Honest
    04.Paradise
    05.Highway
    06.Runaway Love
    07.Just Feel It feat. Ayumu Imazu
    08.TAXI feat. tofubeats
    09.It Ain’t Over
    10.Step Back
    11.Lonely Hearts
    12.Ticket
    13.Purple Sky
    14.Fireworks

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    <NOA 1st LIVE “NO.A” TOUR IN TOKYO>

    2023年5月6日(土)東京・EX THEATER ROPPONGI
    OPEN 18:00 / START 19:00(予定)