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    2022年12月5日 TBS系火曜ドラマ「君の花になる」 期間限定ボーイズグループ 8LOOM(高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝)、ツアー最終公演レポート!

     高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝からなる期間限定の7人組ボーイズグループ8LOOM(ブルーム)の“最初にして最後”となるライブツアー『君の花になる “Let’s 8LOOM” TOUR~THE FINAL~』が、12月4日、東京ガーデンシアターにて最終公演を迎えた。

     8LOOMは、毎週火曜日夜10時より放送中の本田翼主演のドラマ「君の花になる」(TBS系)に登場するボーイズグループで、期間限定で現実世界でもアーティストとして活動中。これまで4曲のオリジナル曲を配信し、12月7日には、第8話(12月6日放送)で登場する劇中歌「Forever or Never」を5thシングルとして発表。イベントや音楽番組にも出演し、12月19日(月)19:00より放送の『CDTVライブライブ クリスマス4時間SP』への出演も決定している。ただ“ライブ”の開催はこの日が最後。彼らがここまでどんな想いで8LOOMと向き合ってきたのかが感じられる、涙と笑顔に満ちた公演となった。

    高橋文哉(佐神弾 役)

     ステージ背面の巨大ビジョンにオープニング映像が流れたのち、カウントダウンが始まると、暗いステージ上に7つの影が登場。数字が0を迎え、高橋をセンターに横一列に並んだ7人が8LOOMY(ブルーミー:ファンの愛称)の目の前に現れる。

    宮世琉弥(成瀬大二郎 役)

     1曲目はドラマ放映前の新曲「Forever or Never」。これまでの彼らの楽曲にはなかった大人っぽさも感じられるダンスナンバーで、ビジョンに映し出される一人ひとりの表情には精悍さが漂う。楽曲のリズムに合わせ、暗い客席に向けてレーザー光線が放たれ、セクシーさを際立たせる演出とともに、8LOOMYは見たことのない8LOOMの姿に圧倒される。

    綱啓永(古町有起哉 役)

     続く2曲目は「君の花になる」。一転して温かな空気が生まれ、頑張る人の背中を押す応援ソングを力強く歌う7人。まだライブは始まったばかりだというのに、額に大粒の汗が見えるメンバーもいる。

    「やってまいりました。東京ガーデンシアター最終日!」

    八村倫太郎(一之瀬栄治 役)

     高橋が口火を切ると、メンバーは一人ひとり挨拶。「俺から8LOOM取ったらなんも残んねえからな」(綱)、「あんたの夢を俺が叶えてやるよ」(高橋)などと、ドラマ内での名台詞も加えて会場を盛り上げる。

    森愁斗(桧山竜星 役)

     オーディションから数えると1年近くになる8LOOMの活動が、この日で集大成を迎えることへの想いを聞かれた宮世は「いやもう、ホントにヤバかったです」と、泣きそうな表情に。メンバーから「早い!」とツッコまれつつ、「オーディションが始まった頃は、すごく長いんだろうなって思っていたんですよ。みんなもそうだと思うんですけど。今、いざこのステージに最終日ということで立っているんですけど、あっという間過ぎて」と語る。

    NOA(久留島巧 役)

     3曲目はデビュー曲の「Come Again」。パフォーマンスを前にメンバーはサビの振付を8LOOMYにレクチャーして、「一緒に踊ってほしい」とお願い。その甲斐もあり、ステージ、客席が一体となっての「Come Again」が完成し、高橋は「会場全員、揃ってましたね」と満足気な笑顔を浮かべる。

    山下幸輝(小野寺宝 役)

     そして、ここからは“シャッフル寸劇”のコーナーへ。ドラマの一場面を、ドラマ内とは配役を変え、7人は自分以外の役柄を演じる。普段のキャラクターとは違ったメンバーの一面を感じることもでき、ファンからは好評のコーナーだ。

     高橋演じる弾が、本田演じるあす花に自分の想いを伝えてハグをするシーンでは、弾役にNOAが、あす花役に高橋が挑戦。弾の一人語りが続くシーンで、NOAがセリフに詰まってしまうと、高橋がセリフを教えようとしゃべるため、弾がお互いに向き合って話しているかのような状態に(笑)。あす花の姉・優里役の八村は、演技中にも関わらず「どっちが弾?」とツッコミを入れ、やり終えたNOAも「僕の声が2つあった」と笑いながら、高橋に「ありがとうございました」とお礼を伝えていた。

     大きな笑いが何度も起こった寸劇コーナーが終わると、4曲目は「Melody」。メンバーはカジュアルなタイプの衣装にチェンジし、弾が初めて作ったラブソングという設定の甘くポップな楽曲を笑顔いっぱいの表情で歌唱。途中、宮世、綱、森が高橋に抱きつくなど、自由な様子も見せつつ、山下が振付に参加したというダンスを軽やかに踊る。

     山下はメンバー7人だけで行ったという「Melody」の振り入れの日を振り返って、「緊張した(笑)」と告白。ただ八村が「ダンサーマインド入ってたでしょう?」とイジると、他のメンバーも乗っかってきていつの間にか笑い話となる。また、山下とコンビダンスを踊った森は、ドラマでその場面を撮影したことを踊りながら思い出して「懐かしくなりました」とコメント。8LOOMには楽曲としての思い出と、ドラマ内での思い出と、2倍の思い出があることを感じさせる。

     その後、「Melody」のMVメイキングを公開。その間にメンバーは、6話で8LOOMが弾の母校で凱旋ライブを行った際の制服風の衣装に着替える。そしてステージに戻ってきた高橋は「次の曲が最後になります」と告げる。

    「うまくいかなかったり、イライラすることもたくさんあるだろうけど、俺らがみんなの背中を押せたらいいなって。そんな想いで作った曲です」

     高橋がドラマでのセリフを再現すると、7人はドラマの時と同じくスタンドマイクを使って「HIKARI」を披露。8LOOMYに生でドラマを観ているような感覚も与えつつ、彼らから8LOOMYへのメッセージのような歌を届ける。歌い終えると7人はステージ後方に一列に並び、深々と客席に向かって頭を下げてステージを降りていった。

     メンバーそれぞれの直筆メッセージの映像が公開されたあと、アンコールに応えて再びステージに現れた7人は、デビュー曲「Come Again」のアーティスト写真で着用していた真っ白の衣装で登場。この日2度目の「Come Again」を歌う。宮世と森は大粒の涙を流し、他のメンバーも必死で泣くのを堪えようとしているのが伝わってくる。肩を寄せ合い、お互いを励まし合いながら心からの歌を伝えようとする姿に、8LOOMYももらい泣きし、会場は感動の涙でいっぱいとなる。

     続けて、「Melody」をパフォーマンス。楽しい楽曲なのだが、涙が止まらないメンバーたちは泣き笑いの表情に。時折、自分たちを鼓舞するかのように、叫ぶような歌声になりながらも最後まで歌い切る。

     写真撮影を挟んで、メンバーは一人ひとり最後のメッセージを伝えていく。みんな涙声になりながらも、それぞれに8LOOMYやこれまで支えてくれた人たちへの感謝を述べ、全員がメンバーに対する想いを口にする。

     そんな中、最後に挨拶をすることになった高橋は、「こうして6人分のスピーチを聞いて、最後に僕がお話をする機会はたくさんありました。でももう無いんだなって」と感慨深かげに語り始める。

     そして、「8LOOMが大きくなればなるほど、どんどん自分の中に不安だったり、プレッシャーだったりが募ってきて、“俺でいいのかな?”とか、“俺に務まるのかな?”って、ずっと思いながらこの一年間、佐神弾、そして8LOOMと向き合ってきました」と、ここに至るまでの苦悩も吐露。

     それを支えてくれたファンや関係者たちへの感謝を伝え、最後に「何より、ここまで僕をボーイズグループのセンター、リーダー、赤色にしてくれたのは、ここに居る、かけがえのない、ここにしかない6人です」と言い、6人の方へ向き直る。

    「倫太郎、愁斗、啓永、琉弥、幸輝、NOA。俺たち、頑張ったな。頑張った! 俺たち頑張ったよ」と高橋が泣きながら声をかけると、6人の目も涙でいっぱいとなる。

    「俺は“派手に打ち上げて、儚く散ろう”って、このメンバーたちに言ってきました。もう打ち上がって、今日は散る日です。儚く、最高に輝いています、みんな。俺たち7人みんなにも、(観客に向かって)みんなにも、花丸をあげます」

     その言葉に、8LOOMYも大きな拍手で応える。

     だが「最後はこの曲でお別れしたいと思います」――高橋がそう告げようとすると、突然、警告音が鳴り、年末にファンミーティングが行われることが発表される。もう8LOOMとは会えないと思っていた8LOOMYは大喜び。対するメンバーは何をやるかはまだ知らず、開催の決定もかなり驚くタイミングで知らされたとのことで、「どこに感情を持っていったらいいかわからない(笑)」と若干、戸惑い気味の模様。

     ただ高橋は、この日の公演を目標にこれまで活動してきたことを改めて伝え、「8LOOMYのみんなとここで一緒にこの曲で盛大に盛り上がって、お別れしたいと思います」と言い、最後、「君の花になる」を披露。メンバーも8LOOMYも結果的にみんなが泣き笑いの表情となっていたが、“盛大に打ちあがって散った”ライブは幕を閉じた。

     ドラマは12月7日の放送で8話を迎え終盤の佳境に突入。そして、8LOOMとしては解散までもう少しだけ猶予が残されただけに、悔いのないよう最後まで応援し続けたいと思う。(TEXT→瀧本幸恵/PHOTO→コザイリサ)

    ※初掲載時より写真を追加いたしました

     

    君の花になる “Let’s 8LOOM” TOUR~THE FINAL~

    12月4日(日) 東京ガーデンシアター


    出演者:8LOOM(ブルーム)
    高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝


    [SET LIST]
    00 Overture
    01 Forever or Never
    02 君の花になる
    03 Come Again
    04 Melody
    05 HIKARI

    encore
    06 Come Again
    07 Melody
    08 君の花なる

    ***

    12月6日放送の火曜ドラマ『君の花になる』第8話では、 第8話放送後に配信予定の8LOOMの5thシングル「Foerver or Never」の全貌が明らかに!
    そして、今回の楽曲の発表として『CDTVライブ!ライブ!』とのコラボレーションが実現。
    どのようなコラボレーションになっているのか、ご期待いただきたい。

    また本楽曲はこれまでの8LOOMの楽曲とは異なる、セクシーで大人なダンスチューン。 今まで8LOOMのライブのみで公開されてきており、 テレビ初披露となる「Foerver or Never」のクールなステージをお見逃しなく!
    そして物語はついに最終章へ!
    あす花と8LOOMの絆が崩壊する衝撃の展開に!?
    最大の試練が待ち受ける第8話、ぜひ楽しみにしていただきたい。


    ©TBS
    ©TBS

    【8話】

    “自分だけ役に立っていない”と思い悩むなる…。
    そんな時、あす花と8LOOMに最大の危機が…!?

    「俺、アンタが好きだ」という弾(高橋文哉)の真っ直ぐな告白を受け、戸惑うあす花(本田翼)。しかし弾は、今は8LOOMの活動を頑張るため、あす花とは恋愛関係ではなく、お互いの頑張りを励まし合う関係になりたいと言う。そこで、あす花から“花丸”をつけ合う関係になろうと提案する。互いに支え合い、前向きに仕事に打ち込むあす花と弾。そんな中、あす花の元同僚教師の池谷(前田公輝)が、退職のあいさつにと、あす花のもとを訪れる。現在フリースクールで働いているという池谷の話に、あす花は心を動かされ…。 一方ファンの後押しもあり、8LOOMの初の全国ライブツアーが決定する。個人での仕事も充実しますます勢いに乗る8LOOMだったが、なる(宮世琉弥)だけは、グループのために自分だけ役に立っていない、自分が出来ることが何なのかと思い悩んでいて…。そんな時、あす花と8LOOMたちに最大の危機が訪れる…!?


    ***


    【DRAMA INFORMATION】


    火曜ドラマ「君の花になる」
    TBS系にて毎週火曜22:00~放送

    脚本:吉田恵里香
    劇中歌:8LOOM
    8LOOM振付担:ReiNa
    出演:本田翼 高橋文哉 宮世琉弥 綱啓永 八村倫太郎 森愁斗 NOA 山下幸輝
    志田彩良 菊田竜大(ハナコ) 川津明日香
    木村柾哉 髙塚大夢 田島将吾 藤牧京介 松田迅(INI)
    木南晴夏 宮野真守 内田有紀 竹中直人 夏木マリ
    製作著作:TBS


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