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    2024年10月8日 原因は自分にある。短期連載 Vol.05 大倉空人ソロインタビュー 前編  

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     原因は自分にある。のメンバー1人1人に焦点を当てるソロ企画。ライヴではMCやラップを担当し、全員インタビューではみんなへの気配りも欠かさない大倉空人さん。水泳を習っていた幼少期から、現在に至るまで負けず嫌いというその内面は、悩んでは1つずつ克服して楽しさを見つけることの繰り返しだという。そんな彼の生き方に迫ります!


    ■大倉さんはどんな子供でしたか?

    「幼少期は“あ”と“か”しか発さなかったというか喋らなかったそうです。たとえば、ありがとうだったら“あかかかか”とか、おはようだったら“あかかー”とか。あと破天荒なところもあったりして、母に怒られた時に、ガラスのテーブルに頭をガンガンガンって打ちつけて、頭から血を流すということもあったそうです」

    ■一種の感情表現でしょうか? 自分の思い通りにならないからなのか…?

    「そうなんですかね? そういう爆発力的なところは、当時とは別のベクトルになっていますが今でも自分の中にあるのかもしれません。幼稚園の年中さんから小学校6年生まで水泳を習っていて、最初は水が怖いのを克服するために習い始めたというのがキッカケなんですが、そこからどんどん水泳にのめり込んで、オリンピック選手になるという目標を持っていました。当時、北島康介さんがオリンピックで金メダルを獲った時で、“僕は北島康介選手になるんだ”と言って平泳ぎやったり、もちろんクロール、バタフライ、背泳ぎもやってました」

    ■本当に北島選手になりたかったんですね。

    「事あるごとに“なんも言えねー”って言ってましたし、金メダル獲るって言ってました」

    ■ということは泳ぐのが速かったり、上位の成績だったんですか?

    「それがそんなことはなくて、速い子はいっぱいいるんですよ。でもそんな中でも、あの時期にしてはよく諦めずに頑張ったなと、今でも思うくらいにすっごい集中してましたね」

    ■他にも何かやっていましたか?

    「水泳一本でした」


    ■大倉さんは趣味が多いイメージがあるのですが、それはもっと後になるんですか?

    「そうですね。その頃ポケモンやDSが流行り始めて僕もやってましたけど、基本的にはゲームよりも勉強よりも水泳でした」


    ■友達と遊んだりは?

    「してました。それこそ夏はプールに行ったり公園に行ったり、けっこうアウトドアな子だったと思います。そして中学生からはこの業界に入りました」

    ■地元のお祭りでスカウトされたそうですね。

    「そうなんです。弟の友達がお祭りでパフォーマンスするので観に行ったんですけど、そこにスターダストのグループの方も出演するということで来ていて、そのマネージャーさんが声をかけてくださったんですよ。最初はビックリしましたし、お母さんに聞かないと!とその場に呼んだら、“スターダストって山﨑賢人さんとか北川景子さんとかいるところだよ。すごいじゃん”って言われて」

    ■水泳選手になる夢はどうなりましたか?

    「その頃、大きな壁に直面していて。どれだけ練習しても下の世代には勝てなくて、悔しい想いをして悩んでいた時期だったんです。なので、スカウトしていただいた時にちょうど水泳を辞めようと思っていました。中学ではバスケ部に入ろうと思ってたんですけど、そのタイミングでスカウトしていただいたので、こんな機会はなかなかないし、1回行ってみるかということになり、今こうなってます」

    ■大倉さんは負けず嫌いなんですね。

    「負けず嫌いですね。負けるのが嫌だから辞めたかったんですが、あの頃は自分が水泳を辞めたくても母が僕の水泳に対して全力を尽くしてくれていたので、なかなか言えなかったんです。それで一人で悩む時間が多くて。そういうところは今でも思い当たるところがあるなと思っています」


    ■それでスターダストへの道を選び、EBiDAN研究生となったんですね。バスケ部はどうなりましたか?

    「諦めました。本当は挑戦したい気持ちもありましたが、部活では試合があるし、EBiDAN研究生はライヴがあったから、母と相談して、中学1年生の間だけでも頑張ってみようと。もしも芸能活動が自分に合わなかったらそこで辞めて、2年生から部活に入ればいいしということになり、芸能活動の道を選びました」

    ■研究生になって、最初に楽しいと思ったことは何でしたか?

    「僕は最初楽しいと思えていなくて。とにかくダンスレッスンの日々で、ダンスを覚えないとステージに立てないから、必死に食らいついていたという感じでした。その中に凌大とか切磋琢磨できる人達がいたんですけど。はじめは首のアイソレーションなんて、最初は肩まで動いてしまっていたし、アップとかダウンも分からないし、他の生徒さん達についていけないし、家でもずっと練習していました。それが1つずつできるようになって、どんどんダンスが楽しくなってのめり込んでいきました」

    ■ダンスは初心者だったんですよね? 歌に関してはどうでしたか? 好きという気持ちはあったんですか?

    「歌はめちゃくちゃ好きでしたけど、母に歌うのを止められるくらいに下手だったので、歌には自信がありませんでした(笑)。だから今、音程が取れるようになっているのは本当に奇跡だと思います。悩んで、練習して、1つずつできるようになって……を繰り返して、些細なことでも立ち向かっていた自分に感謝だなって思います」

    ■その根底にはやっぱり、負けず嫌いな気持ちがあったんでしょうね。

    「本当にその通りだと思います」


    ■では、歌うことが楽しくなったのはいつですか?

    「歌自体は好きなんですけど、いまだにずっと悩んでばっかりです。一度、お、いけるか?と思ったらまた悩んで。次きたか?と思ったらまたダメで。やっぱり、カラオケで歌うのと、ステージ上でお客さんを前にして歌うのは感覚が違うんですよね。ステージで歌うことはいまだに怖かったりします。最近もすごく悩んで苦しい想いをしました。ツアーとか特に」


    ■それはきっと大倉さんに向上心があるからこそですよね。では、負けず嫌い以外のご自分の性格をどう思いますか?

    「はっきりした性格だと思います。ゼロか100で考えがちです。自分の好きなものに関しては完璧なものを追い求めるところがあって、ここまでできたらいいや!ということが少ないと感じます。そういった姿勢はこの世界に入って、ちゃんと自分で考えて行動できるようになってからだと思います」

    ■好きなものに正直っていうのは、ある意味、正解かもしれないですね…。

    「僕もそう思っています。そういった白黒はっきりした性格から、時には凌大とぶつかることもあるのですが(笑)」

    ■お互いに切磋琢磨してきた仲だから言い合えるというのもあるのでは?

    「それもあるかもしれないですね」


    ■以前、本誌のインタビューで長野さんが大倉さんについて「真っすぐで、自分を持っている人」とおっしゃっていたんですよ。

    「見ました(笑)。でも…真っ直ぐかどうかと言われたら、どうなんでしょう? 常に真っ直ぐ歩いているわけではないと思います。例えば先ほどお話しした歌のことも悩んでは立ち止まりまた戻ってきて…を繰り返してきた人生なので。でも、自分の信念を貫く真っすぐさはあると思います」

    ■ちなみに杢代さんは「何事も全力でぶつかる、頼れる人。周りが自然とついていきたくなる、げんじぶの元気の原因」ということでした。

    「……熱いこと言いますね(笑)。全力でぶつかるというのも、僕のはっきりした性格の表れかなと。和人が目の前にいて、彼が全力でぶつかることができる存在だったんだと思います。でも元気の原因については、和人自身がげんじぶの元気の原因だと思います、僕は」

    (次の記事更新は、10月11日(金)を予定しております)



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    【プロフィール】

    原因は自分にある。(げんいんはじぶんにある。)
    2019年7月7日にデビューした7人組ダンスボーカルユニット。昨年11月5日に自身最大キャパとなるぴあアリーナMMで『原因は自分にある。ARENA LIVE 2023 因果律の逆転』を開催し大成功を収めた。現在アニメ「エグミレガシー」主題歌の新曲「P-P-P-PERO」が配信中。今後は、11月17日にぴあアリーナMMにて『原因は自分にある。ARENA LIVE 2024 白昼夢への招待』を開催する。


    大倉空人(おおくらたかと)
    2002年4月12日生まれ。神奈川県出身。主な出演作は、初主演映画『ヒッチハイク』映画『レッドブリッジ』『レッドブリッジ ビギニング』、ドラマ「素晴らしき哉、先生!」「余命1ヶ月って言ったじゃん」「君となら恋をしてみても」「マイ・セカンド・アオハル」「ひともんちゃくなら喜んで!」、声優にも初挑戦した、アニメ「エグミレガシー」。 縦型ショートドラマ「最期の授業-生き残った者だけが卒業-」の配信や、映画『他人は地獄だ』の公開が控えている。

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    【クレジット】

    Photo 山下深礼(PROGRESS-M)

    Text 三沢千晶
    Hair&Make-up 片岡順子、大西智雄
    Styling 齋藤良介
    Costume エルペ ヴィジブルのパールネックレス¥20,800、ミーナジェムスのチェーンネックレス¥12,000、スキャットのイヤーカフ ¥14,300(全てロードス 03-6416-1995)、その他スタイリスト私物


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    【LIVE INFORMATION】

    『原因は自分にある。ARENA LIVE 2024「白昼夢への招待(インビテーション)」』

    開催日:2024年11月17日(日)
    会場:【神奈川】ぴあアリーナMM
    時間:[開場]17:00、[開演]18:00


    『GNJB Christmas Live 2024 Twinkle / Nightmare』

    ■東京:Zepp DiverCity(TOKYO)
    【1部】GNJB Christmas Live 2024 Twinkle
    2024年12月23日(月) 開場14:00/開演15:00
    【2部】GNJB Christmas Live 2024 Nightmare
    2024年12月23日(月) 開場17:30/開演18:30

    ■大阪:Zepp Namba(OSAKA)
    【1部】GNJB Christmas Live 2024 Twinkle
    2024年12月25日(水)開場14:00/開演15:00
    【2部】GNJB Christmas Live 2024 Nightmare
    2024年12月25日(水)開場17:30/開演18:30

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