最新情報
music
    2025年12月2日 ONE N’ ONLY 初アリーナ公演を笑顔で完遂! LIVE TOUR 2025『LUMINA』ライブレポート!!

     9月から全国6ヵ所全14公演というLIVE TOUR 2025『LUMINA』を廻ってきたONE N’ ONLYが、ファイナルの地、横浜ぴあアリーナMMに降り立った。awesome!では2daysの初日、11月29日のステージを詳細レポート!

     オープニングは砂漠に立つ5人の映像。地面に開いた穴から下の世界を眺めている。この砂漠には昔、神殿があったのだろうか? 神殿を支えていたと思われる柱が天に伸びていた。彼らはメジャーデビュー曲「BLAST」を入口としたワンエンの世界へ、SWAGを誘い込んでくれるのか…?と考えている間に、ツアータイトル『LUMINA』の文字が映し出され、冒頭のブラス音が印象的な「BLAST」のイントロと同時に、ステージ天井からメンバーがMVの映像から飛び出したかのように深紅の衣装で円卓を囲んで現れた。そのまま歌い始める彼らの後ろにはステンドグラス。まるで砂漠の下の世界に降臨した五神。地上に降り立った彼らはすぐさまキレッキレのパフォーマンスをスタートさせる。
      “誰にも追いつけない世界を君に見せたい”と歌うこの曲は、デビュー曲としてはもちろん、ぴあアリーナMMという初めての場所にもピッタリだった。

    「ファイナル、ぴあアリーナ! 楽しもうぜ!」とHAYATOの呼びかけに沸くSWAG。 本公演直前にリリースされたメジャー1stアルバム『AMAZONIA』収録曲の中でも人気が高い「FUEGO」は今ツアー初披露となった。
     色気たっぷりなこの曲は、生で聴くとさらに艶めかしく、本能に囁かれている錯覚に陥る。ファイアーボールと彼らの熱気は、ステージから一番遠い最後列まで届いていた。

     REIの煽りで始まったロックナンバー「Burn it out」でセンターステージへと歩き、SWAG囲まれながらのパフォーマンスにメンバーは興奮を抑えられない様子だ。それぞれの声が映える「Hook Up」はバックモニターに映るONE N’ ONLYの名を背負い、始まったばかりのパーティーをもっと楽しもうと煽った。ワンエン流チルポップ「TALKIN’」からは笑顔解禁。TETTAのカメラスマイルが全員に感染していった。特にNAOYAは「やっと会えたね♡(ニコッ♡)」ってズルすぎる。メンバーと同じ動きで会場のペンライトも上下し、カラフルに点滅。

    HAYATO

     そしてそして! 「今日は魂と魂のぶつかり合いだ。イタズラSummer!」とEIKUが叫ぶと、ぴあアリーナに夏が来た! タオルを回しながら笑顔で歌うメンバー。全員ギュッと集まって…弾けるように広がっていく。横浜は寒波が到来。でも、ここだけ常夏! 「誰も置いていかないから、最高の日にしような!」とNAOYAが熱く呼びかけた。

     「いよいよ来ました。初のアリーナです! ここからの景色、めちゃくちゃキレイです!」とHAYATO。この日のために髪を赤く染めたというEIKUは感動を抑えきれず「今日のために仕事、勉強がんばった人―! 今日のためにかわいくしてきたよって人!」とSWAGに問いかけたり、みんなSWAGの声が聴きたくて、いろんな呼びかけを試みていた。またNAOYAはワンエン初の花道&センターステージに触れ、「昨日リハで会場入りしたら、みんな一目散にセンターステージへ走ってました(笑)」と笑いを誘い、さらに制御ペンライトも初の試みということで「いつも白で統一された景色ですけど今日はいろんな色になりますし、会場全体でLUMINA(光)なので、みなさんの光を思う存分振って楽しんでもらいたいなと思います」と呼びかけた。

     次の「Gooey」は『AMAZONIA』のリード曲ということでTETTAが熱心にコールをレクチャー。「ヤバいね、これ(嬉)。めちゃくちゃぶち上げていけそう」と、HAYATOが煽り、新しい“Chillax”曲をみんなで楽しむ! TETTAの教えどおりのコールの出来栄えにメンバーは満足顔だ。

     ワンエンとSWAGがひとつになったところで前半戦ラストの「EVOL」へ。NAOYAが言った「もっとひとつになろうぜ!」に対するSWAGのレスは「もっとひとつになりたい!」だったに違いない。

    REI

     LEDモニターの映像とムービングライトが激しく交差すると、ステージには5つのスポットライト。その下にはもちろんメンバーの姿。TETTAのウィスパーボイスから始まった曲は「The Light」。フラッシュライトが点滅、レーザー光線を両手で操るパフォーマンスに会場は大歓声。SWAGの制御ペンライトは白。文字通り、美しい光のショーにしばし酔いしれた。光との一体化を意識した黒に白ライン入りの衣装は、いつか観た映画の中の地球防衛軍のユニフォームのよう。

     その衣装の上半身を各々のスタイルで脱いで白いTシャツをのぞかせると、ぴあアリーナは再び夏空の下。マリンバの音がゴキゲンな「RIDE」をウキウキなステップで身体を揺らしながら歌い踊る。彼らの仲のよさが目に見えて、みんなうれしそう。官能的な「L.O.C.A」のパフォーマンスは五身一体。吐息混じりの歌声にSWAGが甘いため息で応える。続けてこの上なく優しいバラード「We Just Don’t Care」。浮遊するサウンドに浮かぶ彼らの声。白とブルーのライトの中シャボン玉がステージを覆うと…ここは天国?

    NAOYA

     映像では椅子に腰かけていた彼らが立ち上がりその場を去ると、サイレンと雷鳴が響き、蒼い嵐がやってきた。
     ハンディカメラに各々が超近づきながらセンターステージへ。HAYATOが「OPEN」のタイトルコール。稲妻の映像と攻めのバンドサウンドをバックに、メンバーは光の雨の中で独特のパフォーマンス。躍動する! ここからぶち上がっていく起爆剤だ。

     クラップ音とファイアーボールを味方に「YOUNG BLOOD」を歌いながらメインステージへ。リズム主体の「Turn it up」ではカラフルな衣装の彼らがモノクロに映し出されたり。表情も息遣いもパフォーマンスの一部だ。「BOOM BASH」がそれを証明していた。ラテンのリズムにシンクロする新感覚ダンス。5月に行われた日本武道館公演でも感じていた衝撃はホンモノ。だが、彼らはそれを遥かに超えてきた。約半年で顔つきは精悍に、身体はしなやかな獣のように。

     さらにラテンの血が騒いだ「DOMINO」からの「Fiesta」はポップなメキシカンカラー。Yes, sir sir sir!のコールに合わせてペンライトも目くるめく色が変わり激しく上下する。メンバーは純粋に楽しそうだ。めっちゃ高速ステップに、ああもう! こちらが息切れしてしまう。

     再び、砂漠に立つ5人の映像。砂漠の砂の下を覗き込んでいる。彼らの頭上からは太陽が降り注ぎ…。そして、LUMINAの文字が浮かび上がり、LEDモニターの向こうからペイントされた白いスーツ姿で彼らは現れた。無数のミラーボールの光がキラキラと回り、ピアノと鼓動のようなリズムの中、このツアーのテーマ曲「LUMINA」が始まった。背後にはTETTAがメンバーの想いを込めて直筆で書いた歌詞が映し出されている。これはメンバー全員による作詞曲であり、紛れもなくワンエンからSWAGへの感謝を込めたメッセージソングだ。歌っている彼らの顔は、今日のライヴで初めて見せた、愛しい人を想う表情だった。そして思った。映像の中で彼らの上に降り注いでいた太陽の眩い光は、SWAGの心の輝きだったのかもしれないと。

    TETTA

     アンコール「HOLIDAY」のイントロの中、「アンコールありがと~~!」と、TETTAがHAYATOにおんぶされて登場。そこにREIが割って入り、EIKUはNAOYAに近づきすぎだし、みんなの仲よし姿に会場はほっこり。全員の名前を全員で叫ぶ幸せな瞬間! 
     コール&レスの今日のお題は「ぴあアリーナに立った今の気分」というNAOYAの振りに、EIKUは「気持ちいい!」REI「愛してるー!」NAOYA「ワンエン最高!SWAG最高!」HAYATO「ワンエン最強! SWAG最強!」TETTA「幸せ!帰りたくない!」
     テンションが上がりすぎたTETTAは振り付けをレクチャーしながらセンターステージへ。めっちゃはしゃいでいる姿を、メンバーは子供を見守るようにわりと冷静に微笑んでいた。
    TETTA「HOLIDAY大好き♡」

    MCで「RIDE」のMV撮影秘話が語られ、車を運転していたHAYATOがいじられる羽目になったあとは、NAOYAがシリアスに語り始める。
    「今までカッコいい系が多かったけど、武道館を終えてからここで1度、僕たちの想いをみなさんに伝えたいなと思って“LUMINA”を5人で作詞しました。めちゃくちゃ話したよね。それが俺らにとってもすごくいい時間で、SWAGのことを考える時間がもっともっと増えたし、1人1人が向き合って、それぞれが思いを伝える歌詞を創りました。LUMINAは僕らにとってSWAG1人1人が持っているペンライトもそうだし、ここから見える笑顔、表情だなって、このツアーを通じて感じることができました。光があるところには影もあるよね。いいこともあれば悪いこともある。でも僕はみんなで幸せになりたい。1人1人の辛さとかすべて受け取って、明るい未来に向かって突っ走っていきたいなと思います。僕たちが歩んできた険しい道のりも、SWAGと一緒だったから楽しかったり力が湧いてきたりするんですよ。僕たちがもっともっと上の世界に連れていくので、ぜひこれからもついてきてください。みんなで幸せになれることを、僕たちが証明します!」

    EIKU

     そんな力強い言葉のあとの「Zero to One」は、大きな大きなバラード。全員でステージいっぱいに広がって会場の隅々まで届けてくれた。ステージ上のハンディカメラは、熱唱する彼らの後ろ姿をとらえながら、一緒にセンターステージへ。 「出会ってくれてありがとう。絶対に幸せにします」とEIKU。メンバーは内側を向いて輪になって、顔を見合わせて、お互いの肩を抱いて…。美しい光景だった。

     ラスト曲「My Love」は、優しく開けてゆくサウンドの中で、すべてが輝いて見えた。曲中、NAOYAが堪らずに叫んだ。「ずっと一緒だからな!」EIKUは両手を広げてSWAGの声を受け止め、REIは愛しくてたまらないという笑顔で歌う。TETTAはSWAGの光を掴もうとしているかのようだ。HAYATOは幸せいっぱいのヨコ揺れで。そして全員でギュッとなってカメラにピース、ほっぺハート、etc…。NAOYAの呼びかけでSWAGだけの大合唱、そしてワンエン&SWAGの大合唱。もう感動という言葉を超えていた。

    NAOYA「楽しかった? もう最高です! 本当にここからの景色を見せたいくらい本当にすごくて…、ワンエンやっててよかったホントに。これからも大好きなメンバーと大好きなSWAGと、大好きなスタッフ全員で、チームワンエンで楽しいこといっぱいしたいので、これからも応援よろしくおね〇▲◎※●♡♡♡~(噛む)」

     めっちゃいいところで~とメンバーに突っ込まれたが「ま、俺だし!」とお茶目なNAOYAだった。

    EIKU「この時間この空間って何にも替えられないんですよ。仕事も勉強も大変な中、かわいくして来てくれたりカッコよくして来てくれたりして、本当にうれしいです。愛を心の底から愛を注いでもらえる、そんな経験って生きててなかなかないと思うので僕もその愛に応えられるよう、1人1人に藍を伝えられるように日々がんばりたいです。ワンエンとしても自信を持ってがんばっていきます。幸せでした!」

    TETTA「(今年4月に行われた)DayDay. SUPER LIVEの時に、みんなでいつか絶対ここにワンマンライヴで還ってきたいねって話をしてて、今日その日が来て本当にうれしいです。何より会場が白一色に埋め尽くされているっていうのが…めっちゃキレイ…(涙声)。武道館でSWAGに背中を押してもらったからこそ、今度は僕らがみんなを照らして背中を押していく番という意味で、LUMINAというツアータイトルにしました。僕たちはずっと変わらないし、絆は深くなっていると思います。何があっても僕たちは絶対にSWAGの傍にいます。これからも俺たちワンエンと一緒に、未来を創り続けてください!」


    REI「LUMINAという曲は最初、HAYATOに“僕らで1曲創りたい。作詞全員でしたい”って言われて、この人すげーこと言うなって思ったの(笑)。最初は前向きな言葉だけを並べていたけど、詞で伝えるからには自分の人生と経験を乗せたいと思ったんです。僕が考えた2番のサビに“届かない微かな希望”ってあるけど、当時は本当に小さな光でした。この苦しい状況はいつ終わるんだろう?って思ってた。そんな時にみんなの前でちょっとだけ前向きな言葉を吐いたり、僕が率先して動けることは何でもやろうと思ったり、ちょっとレッスン受けてみようとか。そうしたら希望の光がちょっとずつ大きくなっていったんですよ。それだけいい影響を周りから受けたし、影響を受け合っていたと思うんです。時間はかかるけど、いい影響って広がっていくんですよ。生きてて本当につらいなと思た時に、小さな光を追い続けるからこそみんなにいい影響を与えられるアーティストになれると思ったんです。そういう想いでLUMINAを書きました。全員そんな想いを乗っけているはずです。そして、みなさんの人生の大きな(小さな)転機になれるようなアーティストになれたらなと思っているので、これからも支えてくれたらうれしいです。いつも本当に愛しています」

    HAYATO「(鼻声で…)メンバーのコメントを聞きながらいつも感動してるんですけど、きょうはより一層みんなの想いが乗ってるなと感じます。ワンエンって強くて激しくてカッコいいイメージがあると思うし僕らもそう感じているので、今回のLUMINAというテーマはむずかしさもありました。でも、光とかそういう何かを伝えたい想いが出てきたのかな? みんなが日々応援してくれたりライヴに来てくれたり曲を聴いてくれることによって、僕たちの存在が意味を成すんだって特にこの1年めちゃくちゃ感じてきました。だからこそ恩返しがしたいなという気持ちでLUMINAをテーマにしました。歌って踊ってラップしてだけじゃなくて、想いを乗せたり心を動かしてパフォーマンスするのが僕たちはめちゃくちゃ好きで、ライヴ中に目を合わせたり、心を通わせてる瞬間がめちゃくちゃ気持ちいい瞬間で。その時に初めてライヴをする意味とかみんなと一緒にいる意味を感じられるので。要は、僕たちの存在はみんながいなければ始まらないし、みんながいないとがんばれない。それくらいSWAG1人1人の存在が大切です。その光や愛情をずっと守り続けられるように僕たちももっともっとがんばっていきたいなと思います。これからもっともっといろんな景色をみんなと経験したいし、武道館で言ったとおりドームの景色を絶対に観たいなと思う。他のいろんな会場も全部このメンバーとSWAGと一緒に経験していきたいなと思いますので、これからもONE N’ ONLYと一緒に楽しい人生を過ごしていきたいなと思います。本当に今日はたくさんの愛情をありがとうございました!」

     気がつけば、NAOYAもEIKUも目が潤んでいた。REIだけはTETTAに絡まれても気丈に振舞っていたが…。 最後は全方向へ全員で挨拶をしに行く。最後、HAYATOの「みんなでいろんな景色を観に行きたいと思います!」と気合いの入った声に温かな拍手が贈られた。

     翌日の最終公演では、『ONE N’ ONLY LIVE TOUR 2026 INFERNO』が発表された。2026年7月4日、5日に兵庫ワールド記念ホール、9月12日、13日に東京・国立代々木競技場第一体育館で行われるアリーナツアーとなる。SWAGたちはきっと、笑顔でぴあアリーナをあとにした瞬間から、早くも新しい景色への想いを募らせていたのだろう。

    文:三沢千晶

    ___

    LIVE TOUR 2026 「INFERNO」


    【兵庫】神戸ワールド記念ホール

    2026年7月4日(土) 開場17:00/開演18:00
    2026年7月5日(日)
    <1部>開場11:30/開演12:30
    <2部>開場17:00/開演18:00

    【東京】国立代々木競技場 第一体育館
    2026年9月12日(土) 開場17:00/開演18:00
    2026年9月13日(日) 開場15:00/開演16:00

    ___

    New Album『AMAZONIA』
    2025.11.26 Release

    CD(通常盤) UPCH-7790 ¥3,300
    CD+Blu-ray(初回限定盤A) UPCH-7788 ¥4,950
    CD+Blu-ray(初回限定盤B) UPCH-7789 ¥4,950

    【CD収録楽曲】
    1. BLAST
    2. Gooey
    3. FUEGO
    4. RIDE
    5. New Dip!
    6. C’MON
    7. Yum Bite
    8. BE FRESH
    9. イタズラSummer
    10. TOKIMEKI
    11. LUMINA
    12. Zero to One

    ■Blu-ray収録内容

    ▼共通収録
    ・『Gooey』Music Video
    ・『BLAST』Music Video
    ・2025.6.18 Major 1st Single『BLAST』リリースイベント -Behind the Scenes-
    ・AMAZONIA合宿 -『BE FRESH』Recording-

    ▼Aのみ収録
    ・『BLAST』Music Video -Behind the Scenes-
    ・Artwork Shooting -Behind the Scenes-
    ・AMAZONIA合宿 -『LUMINA』Lyric Writing-
    ・AMAZONIA合宿裏企画 ~TETTA & REI & EIKU編~

    ▼Bのみ収録
    ・『Gooey』Music Video -Behind the Scenes-
    ・『Gooey』-Recording-
    ・AMAZONIA合宿 -ONE N’ ONE Interview-
    ・AMAZONIA合宿裏企画 ~HAYATO & NAOYA編~


    ・・・

    ★awesome! Instagram★ 
    @awesomemagazine_2010


    誌面のアザーカットやメイキングを公開中!!
    こちらもぜひチェックお願いいたします♪

Category