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    2025年12月31日 アミューズ所属俳優によるファン感謝祭「ハンサムライブ」が20周年公演を大盛況で完走! メンバーの想いが溢れた熱いステージを1万字濃厚レポート!! 全公演アーカイブ配信も♪
    チーム・ハンサム!

     芸能事務所アミューズ所属の俳優によるファン感謝祭、通称『ハンサムライブ』が、恒例である“年末”の2025 年 12 月 27 日(土)、28 日(日)に、神奈川県・パシフィコ横浜国立大ホールにて開催された。

     今回のタイトルは『Amuse Presents 20th Anniversary ULTRA HANDSOME LIVE 2025“ZERO”』。2005年にスタートし、出演するメンバーやコンセプトは毎回変わるものの、一貫して“ファン感謝祭”として行われてきたこのイベントは、今年で20周年を迎え、一度、幕を下ろす。“ZERO”には終わりを表す“ピリオド”の意味と、メンバーの“支えていただいたお客様にとっての0番(舞台中央の立ち位置を示す言葉で、主演・センターを指す)であり続けたい“という願いが込められた。

     会場はメンバーや、『ハンサムライブ』を見続けてきたファンにとっては思い入れが詰まったパシフィコ横浜。“俳優が歌って踊る”イベントの礎を築いた場所に、2014年の10周年記念公演以来の凱旋となった。

     出演者は青柳塁斗、猪塚健太、岩崎友泰、植原卓也、太田将熙、甲斐翔真、小関裕太、徳永智加来、新原泰佑、林優大、東島 京、兵頭功海、平間壮一、福崎那由他、細田佳央太、松岡広大、松島庄汰、水田航生、溝口琢矢、本島純政、山﨑光、渡邊圭祐の現役のハンサム22名と、石賀和輝、風間由次郎、栁澤貴フィコ、吉村卓也、渡部秀、そして最終公演のみの参加となった神木隆之介の歴代ハンサム6名。20年間出演し続けた者は一人もいないものの、それゆえに、先輩から後輩へとつないでいくことで20年続いた『ハンサム』。その歴史も感じさせながら、最後はやはり“ファン感謝祭”であることを深く実感するステージが繰り広げられた。ここでは涙と笑顔でいっぱいとなった最終公演の模様を伝える。

     時計の針が動き出し、そこから数字がカウントダウンされ、“ZERO”と入ったイベントロゴが大きく映し出された映像の後、ブラックが基調の煌びやかな衣装を纏ったメンバーがステージに現れる。MCや挨拶の際には定番となっている「まずは水田航生」の掛け声になぞられるように水田から順に、“ハンサム同期”のメンバーや、ファンにとってはお馴染みのメンバーの組み合わせなどで登場。青柳・平間のペアは得意のアクロバットを披露したり、2021年にハンサム参加2年目にしてMCを務めた福崎・細田ペアはステージの真ん中でおでこをくっつけたり、最後はセンターに立つ松岡が振り返ると、『ハンサムライブ』と言えば「これだよね!」と言える中央の大階段の上に、小関が天を指差しながらポップアップで姿を現した。そして、全員がステージ前方に一列に並ぶと、「THIS IS THE TIME」のイントロが鳴る。2012年公演をオマージュした幕開けだった。

     ロックテイストのサウンドに乗せ、“今こそその時だ”と何かに向かって動き出そうとする人を鼓舞するような歌に、1曲目から会場の温度がグッと上がる。続く「THRILL」では、タイトルが画面に表示されただけで客席から歓声が上がった。ハンサムオリジナル曲の中では数はそう多くない、クールでカッコいいメンバーが見られる人気のユニット曲。いつもなら誰がパフォーマンスするかも楽しみの一つだが、今回はそれを全員で披露。イントロや間奏をアレンジしてメンバー個々のダンスにスポットが当たる場面も用意し、オリジナルバージョンの見どころも活かす。場内をレーザーの光が縦横無尽に飛び交い、後半は炎が上がる演出もあり、ビジョンに映し出されたメンバーの顔には開始早々にも関わらず汗が光っていた。


    「さあ、始まりました。ULTRA HANDSOME LIVE。皆さん、最強の笑顔で楽しんでください!」という猪塚の呼びかけから始まったのは「ベストスマイル」。爽やかなポップソングで、一気に会場の雰囲気が和らぐ。メンバー同士で手をつないだり、肩を組んだり、わちゃわちゃする振付もあり、自然と笑みがこぼれる。サビでは観客も一緒になっての大合唱が起こり、まさにこの場にいるすべての人に“ベストスマイル”が溢れた。

     最初のMCブロックではメンバー全員が一言ずつ挨拶をする。もちろん最初は「まずは水田航生」の水田から始まり、『ハンサムライブ』ではお馴染みとなっている挨拶も多数、飛び出す。青柳は「どうもアミューズのジュニアヘビー級俳優、100人に一人の」と言うと、ファンが「逸材!」と声をあげる恒例のやり取りのタイミグで、ビジョンに“逸材!”と出すという仕込みも行い、笑いをかっさらう。小関はファンと“着火”“ファイヤー”のコールアンドレスポンス。兵頭は青柳の挨拶を真似て「アミューズ唯一、140キロ投げれる」(兵頭)「逸材!」(ファン)を今回から定番化。松島は“庄汰”コールに加えて、「誕生日」と自分で言い、ファンに「おめでとう!」と言ってもらうやり取りを(ちなみに誕生日は12月26日というオチ)。渡邊は「いただきます」と前置きすると、「こんばんわたなべ~」と挨拶。歴代ハンサム渡部のパクリ?と思いきや、ご本人から「やっていいよ」と許可を得ていたことも明かす。他にも植原のファンがライブを楽しみにオシャレをしてきてくれたことに触れるトークや、岩崎の“濃い顔”をネタにしたコメントなど、”いつもの挨拶“からも長く続いてきたイベントであることを感じさせた。

     「PARTY RIDE」「So Free!」「Yes,We Can!」と、ファンも一緒に声を合わせられる楽曲をメドレーで送り一体感を高めると、2017年の初歌唱以来、その後は歌われることがなかったレア曲「Actions Over Words」も披露された。当時のメンバーだった太田、小関、松岡、溝口に、この曲が好きで歌いたいと熱望していたという福崎を加えた5人で歌唱。名曲が復活を果たした。

     これもまた恒例と言える、メンバーたちが出演するコミカルな映像から、ライブは中盤戦に入る。『ハンサムライブ』の歴史を彩った楽曲たちを選抜メンバーで見せていく。

     「SEIZE THE DAY」は、2021年と同様のバンドバージョンでパフォーマンス。ボーカル・甲斐、ベース・渡邊、ドラム・細田という布陣で、振り返らずに前に進もうと鼓舞するメッセージを力強い歌と演奏で届けた。


    細田佳央太 甲斐翔真 渡邊圭祐

     「君だけのHERO」はなんとオリジナル・メンバーが集結! 猪塚と松島の「二人じゃ心細いよな」「足りないよ!」というやり取りののち、ステージに歴代ハンサムの風間、栁澤、吉村が登場。「帰ってきたぞ、パシフィコ横浜!」と風間が堂々と宣言し、色違いのつなぎの衣装を着た5人は全力で歌い踊る。客席からのコールもばっちりハマっていて、後輩たちが歌い継いできたからこそ叶った景色でもあり、歴史の重みも感じる一場面となった。

    小関裕太 甲斐翔真

     冬のこの季節にピッタリなバラード曲「White Serenade」は、小関と甲斐のボーカルに、青柳、新原、平間、水田がバックダンサーを務めるという形でパフォーマンスされた。椅子を使った振付は2012年のバージョンのオマージュで、別れた人への想いを綴った切ない感情を、4人は全身を使って表現する。歌の途中、甲斐が声を詰まらせて歌えなくなってしまう場面もあった。オリジナルは三浦春馬と賀来賢人の歌唱で、さまざまなメンバーによって歌い継がれてきた曲でもあるが、個人的には2020年に小関、甲斐がそれぞれオリジナルの三浦と歌った景色が思い出された。

     「ALICE」は白いもこもこの素材のマフラーや、帽子、手袋などをつけたメンバーが、可愛らしさ満載で歌唱。歌いながらお互いを見合ったりもして、ファンをキュンとさせていた。

     

    太田将熙 本島純政 兵頭功海 松岡広大 東島 京

    「Butterfly」は植原、平間、水田の「3LDK」のメンバーで披露。3人とも長くハンサムメンバーとして活躍し、ミュージカル俳優としても活動する実力者。全身ホワイトのスタイリッシュな衣装を着て、息の合ったダンスと歌で魅せた。

    植原卓也 水田航生 平間壮一
    猪塚健太

     猪塚がキューティーハニーに扮した“イノティーハニー”が2012年以来の帰還を果たすも、前回と同様に早々に退場させられるというオチに続いて披露された「振り向いて…トゥナイト」には、歴代ハンサムから石賀和輝が参加。現役ハンサムたちとともに、コミカルな楽曲を首に巻いたファーの羽をまき散らすほどの渾身のパフォーマンスで会場を沸かせた。

     

    松島庄汰 石賀和輝 渡邊圭祐 青柳塁斗 太田将熙 植原卓也 兵頭功海

    「sHi-tai!」には歴代ハンサムから渡部秀が登場し、「来たぜ来たぜ、パシフィコ横浜!『ハンサムライブ』20年間、本当にありがとう」と叫ぶと大きな歓声が起こる。現役ハンサムとお揃いの赤と黒がメインの衣装を着こなし、センターポジションで決め台詞もお見舞いし、堂々たるステージを見せた。

    平間壮一 新原泰佑 水田航生 渡部秀 松岡広大 小関裕太 太田将熙

     「僕たちの在り処へ」はコントスタイルで披露された。母親役を細田、父親役を徳永、子供役を溝口らが演じつつ歌う。夫婦ケンカから最後は仲直りをするというストーリーで、東島が猫に扮したり、本島が女装をしたり、『ハンサムライブ』では恒例のコミカルパートを担った。

     ファン投票で1位を獲得した「キミノリズム」(2位は「DEAR MY GIRL」、3位は「THIS IS THE TIME」)は公演ごとにメンバーを変えてパフォーマンスされた。1公演目は青柳、猪塚、植原、平間、松島、水田、2公演目は新原、福崎、細田、溝口、渡邊、そして、最終公演は小関、松岡、松島、水田に、サプライズ登場の神木が加わり、大盛り上がりとなった。最初に後ろ姿で登場した神木が振り返ると、観客からは驚きと喜びの声が上がり、その甘い歌声が会場に響き渡ると、さらに大きな歓声が沸く。神木の隣で歌う松島は嬉し涙が止まらずに泣き笑いの表情で、他の4人もとにかく神木と一緒に歌えることが楽しくてたまらないという顔をしていた(舞台袖で他のハンサムメンバーたちが一緒に歌っていたことも記したい)。歌い終えると、水田は「隆がハンサムに帰ってきた!」と叫び、松島は神木がハンサムに出演しなくなってからも、毎年、誰かしらにメッセージを託して、ハンサムを気にかけてくれていたことに感謝する。神木は「懐かしいし、みんなに会えて嬉しいし、皆さんと楽しい時間を過ごすことができて幸せ」と笑顔を見せ、歌っている途中、階段から見えたステージの床に描かれたロゴを見て、当時を思い出していたことも明かす。また神木がいた頃は年下組だった小関と松岡が、今や、メンバーを引っ張る存在となっていることへの感慨も語りつつ、新しく入ってきた後輩たちも「応援したい」とエールを。最後は観客から特大の”隆“コールをもらい、「幸せだよ!」と言ってステージを去って行った。

    水田航生 小関裕太 神木隆之介 松岡広大 松島庄汰

     ちなみに、この中盤ブロックにはところどころに次の曲を導く映像が挟まれていて、歴代ハンサムメンバーの桜田通が天の声を担当したり、ハンサムの名物キャラクター・るい子(青柳)が登場したり、細かいところにハンサムファンが楽しめるアイテムも仕込まれていたので、ぜひ、配信を観られる方は、じっくり鑑賞してみてほしい。

    平間壮一 青柳塁斗

     恒例のゲームコーナーでは『キュンファイDEATHマッチ』が行われた。一人を相手に二人が決められたシチュエーションに合わせて告白をして、どちらのほうが良かったかをお客さんに判断してもらうというゲーム。『ハンサムライブ』がパシフィコ横浜に会場を移す前の、Zepp Tokyo時代から続いている名物企画で、数々の名場面を生んできた。

     1組目は”松水コンビ“と呼ばれる松島と水田の因縁の対決に。シチュエーションは「お化け屋敷にて、いい感じになったら告白」。細田を相手に、先攻の松島は渡部と平間を巻き込んで、恐怖のほうの悲鳴が起こる告白をする。対する後攻の水田は、以前の『キュンファイ』で壁ドン用の“壁”に松島を使って伝説となったシチュエーションを彷彿とさせつつ、最後はなんと、“壁”の松島の方に向き直って告白するという展開で大いに沸かせる。まるで“松水”のネタ?のようにきれいにオチを決め、水田が勝利した。

    松島庄汰 水田航生 細田佳央太

     2組目は渡邊VS小関で、シチュエーションは「彼氏に振られて落ち込む後輩を慰めつつ、まさかの告白」。先攻の渡邊はキザなキャラクターに扮してコミカルな演技をし、最後は相手役の福崎の耳に密着するように告白して、大きな笑いを取る。対する小関は正攻法で勝負。甘い先輩と後輩のやり取りをした上で、最後は福崎をしっかりと抱きしめて「ごめんね、大好きだよ」と告白。客席からは歓喜の悲鳴が上がり、後ろで見守っていた他のメンバーたちもたまらずスタンディングオベーション。今回で最後となるであろう『キュンファイ』のフィナーレを華麗に飾った。

     ついにライブも後半戦に。各世代のメンバーがそれぞれに想いのこもった楽曲をつむいでいく。ハンサム歴2、3回目のフレッシュな岩崎、徳永、林、東島、本島、山﨑の6人は、自分たちでアイディアを出し、東島がキーボード、本島がギターを担当して「君がいれば」歌唱した。溢れる想いが止まらないというように山﨑が涙を流すと、その背中を本島が抱きしめる。だが本島も泣き出してしまい、次々とメンバーたちの瞳がうるんでいく。出演歴が長い短いに関係なく、メンバーたちがそれぞれ『ハンサム』に想い入れを持って挑んでいることが伝わってくる。〈涙も僕らは越えて〉〈そして 歌うんだ 僕たちを繋ぐ 歌を共に〉――この歌詞のように彼らがきっと次の世代へと『ハンサム』がなくなったとしても、その想いをつないでくれるに違いない。

    岩崎友泰 徳永智加来 東島京 林優大 山﨑光 本島純政

      10周年を区切りに一度、『ハンサムライブ』を離れていたメンバーが、2015年の15周年の際に再集結して制作された「春の花」は、作詞を担当した植原に、青柳、猪塚、平間、松島、水田、そして歴代ハンサムメンバーの風間、栁澤、吉村、渡部で届けられた。ファンへの想いを春に花が芽吹く情景に込めた美しい歌を、穏やかに、でも確実にその中にある熱さをほとばしらせながら歌うメンバーたち。その姿を、涙を流しながら見つめるファンの姿も見受けられた。

    風間由次郎 松島庄汰 青柳塁斗 吉村卓也 平間壮一 水田航生 渡部秀 植原卓也 猪塚健太 栁澤貴フィコ

     コロナ禍に「自分たちに何かできることはないか?」とメンバー自身が模索し、オンラインでの打ち合わせを重ねながら歌詞を完成させた「GET IT BACK!」は、その時のメンバーである太田、甲斐、小関、新原、兵頭、福崎、細田、松岡、溝口、渡邊と歴代ハンサムの石賀で披露された。歌の前には当時の葛藤を表現する芝居パートも加えられ、メンバーたちが無表情でキーボードを叩く姿に、胸を締め付けられるような言葉の数々が重ねられる。「戦う武器がない」「心の疲弊」「この仕事やめようかな」「自分のことが好きになれない」「疲れた」「自分って何者なんだ」――だが、最後に「僕たちに何かできることがあるんじゃないか」で結ばれると、そこから何かの始まりを感じさせるサウンドが鳴り、画面に当時のメンバーの姿と、前向きな言葉が並んでいく。徐々にステージ上のメンバーの顔にも笑顔が生まれ、紙に一文字ずつ書かれた「GET IT BACK!」のタイトルを掲げると、歌が始まった。自分たちの言葉を、笑顔で、ときに叫ぶように歌うメンバーたちの姿は頼もしく、メンバーに合わせて、観客たちも手を天に高くつき上げる。目の前の笑顔の裏にはいろんな想いが隠れていて、だからこそ、この笑顔が尊い。そんなことを感じさせる歌だった。

    溝口琢矢 太田将熙 渡邊圭祐 細田佳央太 松岡広大 小関裕太 甲斐翔真 福崎那由他 新原泰佑 兵頭功海 石賀和輝

     このブロックの最後は「Feel The Same」。歴代ハンサムメンバーも加えた全員で歌われた。印象的な歌い出しのパートはオリジナルの三浦春馬の歌声で届けられ、そこにメンバー、観客の声が続く。メンバーは客席に降りてファンとコミュニケーションを取り、会場のボルテージもどんどん上がっていった。

     「さあ、ここから気合入れていくぞ!」。猪塚の号令でライブはラストスパートに突入。ダンスブレイクから「これぞ、ハンサムライブ」というような、盛り上がる曲たちがメドレーで畳みかけられていく。「Festival Night」「BANG!」「Beautiful Stranger」「Brand New World」「NEVER LET GO」と汗だくで歌い、踊るメンバーたち。ファンもペンライトを全力で振り、声を上げる。そして、『ハンサムライブ』と言えばこの曲を歌わずに終われない「親孝行!!!」からの「無礼講!!!」。歴代ハンサムたちも合流して、恒例のタオル回しが行われる。〈ここで一発キャノン砲〉の歌詞に合わせて、会場には金テープが放たれ、最高に盛り上がるラストとなった。

     ファンによる「GO GO ハンサム! Let’s GO」という恒例のコールからのアンコールでは、20周年を機に一度幕を下ろすことになった『ハンサムライブ』への想いも込められた新曲「Here Today」が初披露となった。温かなメッセージソングを歌い継いでいくメンバーたちの中には瞳を潤まし、声を震わせる者も。さらに歴代ハンサムも共に「With You」を歌唱。ステージ、客席が一緒になって、手を振り、歌う。最後に細田は「これからも僕たちは僕たち自身の道を歩み続けます。皆さまと一緒に」と誓った。

     最後のMCブロックでは、一人ひとりが『ハンサム』への溢れる想いを語った。

    「僕は本当にハンサムで良かったな。そしてこの仲間で良かったな。皆さんで良かったな」(水田)

    「一度、幕を閉じても、またここから何かのスタートがあると思って、皆様、このハンサムライブを思い出していただいて、これから楽しく、人生を過ごしていってほしいなと思います」(青柳)

    「このハンサムにたどり着いてくれた、出会ってくれた、ほんとにかけがえのない宝物です」(植原)

    「皆さんに直接ありがとうを伝えることができなくなるのはほんとに悲しいです。けど、僕たちは役者です。役者としてたくさん作品に出て、芝居をして、皆さんに見てもらう。それがまた別の感謝の仕方だったり、恩返しの仕方じゃないかなと思っています」(徳永)

    「全3公演、総勢27名のハンサムたちでお送りしてきましたが、実は28人目のハンサムがいるんだなって思いました。それは、ここパシフィコに駆けつけてくれた皆さんです。そんな自分にも大きな拍手を送ってあげてください」(林)

    「こうやって皆さんに楽しんでいただけて、僕はもうほんとに、何より、何より、何よりほんとに幸せものだなって、ここに立って感じています」(本島)

    「我々がやっているのは、俳優たちが本気で歌って踊るマジのライブだと。それを今日、この20年の歴史を、ここで証明できたと思います」(太田)

    「見てくれてる皆さんがいて、こんだけの仲間ができたから、次は自分たち発信で何かを作ることができそうな気がします」(平間)

    「今日感じたこの幸せ、夢のような空間、絶対に忘れないでください。僕も忘れません」(甲斐)

    「『自分が皆さんの人生を彩ることができんのかな?』って思いながらハンサムブライブやってきましたが、皆様の人生のちょっとでも彩りになれていたら、この先の彩りになれていたら、そんなに嬉しいことはないです」(溝口)

    「普段は役を取り合って、切磋琢磨するこの俳優っていう職業の中で、このステージの上で、僕は先輩たちも同世代も後輩たちも、本当に仲間を感じて。子役からやってた僕にとっては、学校で友達との時間ってほんとになかったんですけど、ここで初めて馬鹿するっていうことを教えてもらいました」(小関)

    「時間をかけてくれるっていうのは、皆様の命をいただいているようなものです。長い長い人生の中でハンサムという時間を刻んでくださって本当に感謝しております」(松岡)

    「1回1回を大切にしてきたからこそ、寂しい気持ちすごく大きいです。ほんとにこのまま時が止まればいいのにって思っています。だけど、時は進んでくからこそ思い出すことができると思ってるんです」(新原)

    「今回(ステージに)立つか迷っちゃってて。できるかな?とか、いろいろ思っていたんですけど、無事、立ち切ることができて、今、この時間を皆さんと共有できてることが本当に幸せだな、死ぬまで忘れないなって思いました」(兵頭)

    「ほんとに嫌だ。ほんとに嫌だけど。でも終わりがあるからこそ美しいものがあるってのもわかってるので。一旦ここで一区切りですけど、このみんなと全員でまた会えるように、しっかりと人間として成長できるよう頑張ります」(福崎)

    「僕が僕でいていいって思える場所だなって気づかせてくれたから。これからもずっと、僕が迷ったり苦しんだりする時に心の中の帰る場所だなって思います」(東島)

    「あったかい景色を見て、僕も愛されてたんだ、皆さんにっていう風に改めて感じることができました」(山﨑)

    「皆さんのおかげでめちゃくちゃ幸せでした」(岩崎)

    「僕は変わらずに生きていくので、またどこかで会いましょうね」(松島)

    「これがもうないなんてことはないよね。俺らが頑張ってればまたやれるだろうし、皆さんが僕らを見ていてくれる限りはまた続けていけるんだと思います。何かしらの形で。だからまた会いましょう」(渡邊)

    「まだ終わらせたくないんですよね。絶対に続けたいんです。だって、ハンサム通して出会った皆さんがこんなにいるんですよ。こんな幸せなことないんです。だから、また続けられるように、またやれるように全力で頑張ります」(細田)

    「これで一区切りとなりますが、また新しいことを続けたとしても、この仲間たちがみんなまた協力してくれて、この先20年続けることもできると思います」(猪塚)

     泣いたり、笑ったり、声を詰まらせたり、叫んだり……感情をなんとか言葉にして伝えようとしてくれたメンバーたち。そして、そんなメンバーから最後に送られたのは「DEAR MY GIRL」だった。“ありがとう大好きだよ! ココロから感謝してる!”という歌詞の言葉は、メンバー全員の想いであり、ファンからメンバーへの想いでもあるだろう。メンバーもファンたちも涙を流しても笑顔は絶やさない。マイクを客席を向けると、大合唱が起き、20年分の“ありがとう“”大好きだよ!”が会場を包んだ。

     メンバーからの「ありがとう!」に、客席からそれ以上に大きな声の「ありがとう」が何度も返ってくる。その声に、名残惜しそうにステージをあとにしたメンバーだったが、再度のアンコールで再びステージに戻ってきた。20年続いてきた『ハンサムライブ』の本当に本当の最後の曲となったのは、この日、2回目の「Feel The Same」。ステージと客席という場所の違いはあるものの、こんなに一つになれることってあるんだと。メンバーとファンがこれまで繋いできた曲だかこその一体感が生まれる。ラストは細田が「ちゃんとつなげるライブにするぞ!」と叫び、全員でジャンプをして終わった。ステージを去るメンバーは、口々に「ありがとう」と言い、観客からも何度も「ありがとう」が返ってくる。会場全体に「ありがとう」が溢れ、“ファン感謝祭”という形を20年間続けた『ハンサムライブ』は笑顔の中で一旦、幕を下ろした。

     MCの際、メンバーも口にしていたが、20年間、重ねられた歴史は決して消えることはないし、この終わりから始まることもきっとある。「また続けられるように、またやれるように全力で頑張ります」という細田の言葉を叶えるためにも、私たちもこれから”俳優“として活躍していく彼らを応援しつつ、再び、直接「ありがとう」彼らにを伝えられる日を待ちたい。

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    「Amuse Presents 20th Anniversary ULTRA HANDSOME LIVE 2025“ZERO”」は全公演を年明け1月12日(月)23:59までアーカイブ配信中!
    ぜひ何度もチェックを!!

    <配信アーカイブ期間> 全公演共通
     ~ 2026年01月12日(月)23:59
    配信購入サイト:

    https://liveship.tokyo/handsomelive2025/

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    「Amuse Presents 20th Anniversary ULTRA HANDSOME LIVE 2025“ZERO”」

    <日程>
    2025 年 12 月 27 日(土) ①16:30 開場 17:30 開演
    2025 年 12 月 28 日(日) ②11:30 開場 12:30 開演/③16:30 開場 17:30 開演

    <会場> パシフィコ横浜国立大ホール

    <出演者>
    青柳塁斗/猪塚健太/岩崎友泰/植原卓也/太田将熙/甲斐翔真/小関裕太/徳永智加来/新原泰佑/林優大/東島 京/兵頭功海/平間壮一/福崎那由他/細田佳央太/松岡広大/松島庄汰/水田航生/溝口琢矢/本島純政/山﨑光/渡邊圭祐
    石賀和輝/風間由次郎/栁澤貴フィコ/吉村卓也/渡部秀
    神木隆之介※12月28日(日)17:30公演のみ

    公式HP:
    https://www.handsomelive.com/2025/

    <セットリスト>
    M1 THIS IS THE TIME
    M2 THRILL
    M3 ベストスマイル
    M4 ハンサムHistoryメドレー
    ①PARTY RIDE
    ②So Free!
    ③YES! WE CAN!
    M5 Actions Over Words
    M6 SEIZE THE DAY (2021Ver.)
    M7 君だけのHERO
    M8 White Serenade
    M9 ALICE
    M10 Butterfly
    M11 キューティーハニー(Intro)
    振り向いて…トゥナイト
    M12 sHi-tai!
    M13 僕たちの在り処へ
    M14 キミノリズム(歌唱メンバーは回替わり)
    M15 君がいれば
    M16 春の花
    M17 GET IT BACK!
    M18 Feel The Same
    M19 ダンスナンバーメドレー
    ①Festival Night
    ②BANG!
    ③Beautiful Stranger
    M20 PARTYメドレー
    ①Brand New World
    ②Never Let Go!
    ③親孝行!!!
    M21 無礼講!!!

    EN1 Here Today
    EN2 With You
    EN3 DEAR MY GIRL

    WEN1  Feel The Same

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    文:瀧本幸恵
    写真:鈴木健太(KENTA Inc.)  ウチダアキヤ  髙橋定敬

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