鈴木拡樹、荒牧慶彦のW主演舞台『「バクマン。」THE STAGE』の製作発表が行なわれた。

　『バクマン。』は、2008年から2012年まで｢週刊少年ジャンプ｣（集英社刊）で連載されていた大場つぐみ、小畑 健による大人気マンガ。 真城最高、高木秋人の高校生マンガ家コンビが、「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子が描かれており、これまでにアニメ化、実写映画化もされている大人気作品だ。 本作は、その初の舞台化作品。鈴木拡樹が真城最高を、荒牧慶彦が高木秋人をそれぞれ演じる。

　製作発表には、W主演を務める鈴木拡樹、荒牧慶彦に加え、演出・脚本のウォーリー木下、プロデューサー松田誠の4名が登壇。

　最初の松田の挨拶では、「『バクマン。』も演劇ならではの表現の仕方でみなさんにお届けできたらなと思っています。」との想いが語られる。また、松田が、「ウォーリーさんだから走り回ったりさせられちゃうかもよ？（笑）」と主演2人に話しかけ、それに対し、荒牧が「もう、走り回ります」、鈴木が「そうなるだろうなあって予想しています（笑）」と返すなど、場には早速笑いが起きた。
　あわせて、原作の大ファンだという荒牧は、「この世界観に俳優として加われることに誇りと喜びを持って臨みたいと思います。」と意気込みを語る。

　続くクロストークでは、舞台化のリアルな裏話についても。
　舞台化の最初のきっかけは、なんと主演を務める荒牧自身だったそう。なんでも、荒牧が以前、松田との雑談の中で、「バクマン。」が大好きで、いつか舞台でできたら面白いんじゃないか、と話したことがあったそう。しかも、その時に、相棒には「理想で、多分無理だと思うんですけど、鈴木拡樹くんがいい！」と指名までしていたという。
　当時は夢物語として語られていたことが、今こうして形になったことを、鈴木自身もこの場で知り、「企画もしていただいて、キャスティングもしていただいて！」と驚いていた。

　また、司会から演出についての話題が振られると、ウォーリーが、「マンガを描くと言う行為を別のものに置き換えながら、でも、マンガを描くこととして伝わるようにする」「直感的にわかる仕組みにしようと思っている。」などと、構想の一部をのぞかせた。

　クロストークの後には、すでに公開済みの舞台PV、2日に公開された各キャラクタービジュアルが会場スクリーンに映し出される場面も。
　鈴木がふと話した、キャストそれぞれの“クリエイター”な一面についての発言を松田が拾い、「みんなクリエイティブな……！」と語る。
　福田真太役のオレノグラフィティは作曲、平丸一也役の福澤侑は振付、中井巧朗役の村上大樹は演出等、川口たろう役の片桐仁は造形の活動をしているなど、「バクマン。」の世界観にぴったりの多彩な面々が揃っていることに、改めて、4人も本作製作への期待を膨らませていた。

　今回の製作発表には、アニメ・演劇などの表現を学ぶ学生や劇団の研究員など、「バクマン。」のように、夢を追いかける若者達も招待されており、登壇した4名に対するQ&Aコーナーも設けられていた。その中で、アニメやマンガといった“原作を（作者から）お預かりする”2.5次元作品に関わる意識と覚悟を感じさせる受け答えからは、プロとして第一線で走り続ける4人の熱意が強く伝わる。

　最後には、荒牧が「夢に向かうことは本当に素晴らしいことなんだ、こんなに熱い気持ちにさせてくれるんだ、という気持ちを僕ら自身も持って、観にきてくれた方々にもそういう気持ちを持っていただけるような作品作りをしていきたい。」とコメント。鈴木も、「こういう話をしていると、すぐに稽古にしたい気持ちになってくるんですね。」と笑顔で話し、続けて、舞台には“観客に想像してもらう力”も不可欠だとし、「お客様のピースも加えさせてもらって、完成させたいと思います。劇場でお待ちしています。」とのコメントで締めくくるなど、終始4人の演劇と作品愛に溢れた場となった。

　本作は、10月、天王洲　銀河劇場で開幕予定。
　演劇ならではのアプローチに期待が高まる『「バクマン。」THE STAGE』の開幕が待ち遠しい。

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全キャラクタービジュアルも解禁!!

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【Stage Information】

『バクマン。』THE STAGE

【公演期間】
2021年10月8日（金）～17日（日） 東京・天王洲 銀河劇場
2021年10月21日（木）～24日（日） 東京・TOKYO DOME CITY HALL
2021年10月28日（木）～31日（日） 大阪・メルパルクホール大阪


【原作】
大場つぐみ 小畑 健「バクマン。」（集英社 ジャンプ コミックス刊）

【演出・脚本】 ウォーリー木下

【音楽】 和田俊輔

【キャスト】
真城最高役：鈴木拡樹
高木秋人役：荒牧慶彦
新妻エイジ役：橋本祥平
福田真太役：オレノグラフィティ
平丸一也役：福澤 侑
中井巧朗役：村上大樹
佐々木 尚役：唐橋 充
服部 哲役：長谷川朝晴
川口たろう役：片桐 仁

【一般発売日】
2021年9月12日（日）10：00

【チケット料金】
S席¥12,000・A席¥8,000

【チケット取扱い】
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/bakuman-stage/
銀河劇場チケットセンター ※天王洲 銀河劇場公演分のみ取り扱い
https://www.gingeki.jp
TEL:03-5769-0011（平日10:00～18:00）

【チケットに関するお問い合わせ】
チケットぴあ
information2@pia.co.jp

【公演に関するお問い合わせ】
ネルケプランニング TEL：03-3715-5624（平日11:00～18:00）
https://www.nelke.co.jp/about/contact1.php

【監修】集英社
【票券協力】ぴあ株式会社
【協賛】株式会社セブン-イレブン･ジャパン
【協力】一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会

【主催】
「バクマン。」THE STAGE製作委員会

【公式サイト】
https://bakuman-stage.com
【公式Twitter】
@bakuman_stage
©︎大場つぐみ・小畑健／集英社・「バクマン。」THE STAGE製作委員会


［『バクマン。』とは］
2008年から2012年まで｢週刊少年ジャンプ｣（集英社刊）で連載されていた大場つぐみ、小畑 _健の原作コンビによる大人気マンガ。
真城最高(ましろもりたか)（通称：サイコー）と高木秋人(たかぎあきと)（通称：シュージン）の高校生マンガ家コンビが、「週刊少年ジャンプ」のトップを目指して奮闘する様子を描いた作品。「週刊少年ジャンプ」編集部がモデルになっていることで話題になり、2010年から2012年にかけて3期にわたってアニメ化、2015年には実写映画化もされている。