awesome! WEBでは4回目のインタビューとなる、タイの国民的ポップスター、STAMPさん。待望の新曲は、盟友・THE CHARM PARKさんとのコラボレーションになっています。今作「Nephophobia」のお話を中心に対談していただきました!
■お2人の初対面の印象を教えてください。
THE CHARM PARK(以下:CHARM)「最初はレコード会社の方の紹介でお会いしたんです。ちょうどSTAMPさんが日本に来日していた時だったので、ランチを一緒にしたんですよね。そこで音楽の話で盛り上がり、機会があればぜひ一緒にやりましょうというお話になったんです」
STAMP「最初からすごく盛り上がりましたよね。共通の趣味などもあったのでたくさん話した印象があります。もともとTHE CHARM PARKさんの曲を聴いていたんですが、これまで聴いたことのないようなサウンドだったので、ぜひ一緒にお仕事をしたいと思っていたんです。それに、CHARMさんはギタリストでもあるんですが、最近の楽曲ってギターの音色が少なくなっているんですよね。でもCHARMさんの音楽を聴くと、今の音楽とすごく上手くブレンドしているなと感じたんです」
CHARM「嬉しいですね。僕はもともと音楽というよりも、ギターから始まったんです。だからこそ、ギターの音色は欠かせないんですよね」
STAMP「そこで今回、曲を作る時に、最初は今、流行っているようなギターが入ったポップスを作りたいと思っていたんです。その時はアコースティックギターで曲を作っていて、そこにリフを入れたいなと思った時に、CHARMさんが作ってくれたらいいなと思ったんですよね」
CHARM「最初にこの曲を聴いた時に、ものすごく素敵な楽曲だなと思いました。僕は韓国で生まれ、アメリカで育ち、日本にいるので、はっきりとしたルーツがあまりないんですよね。でも、この曲は、STAMPさんのルーツがしっかりしていて羨ましいなと思ったんです。本当に素敵な曲だったので、ぜひアレンジなど一緒に参加させてくださいと言って、曲作りが始まったんです」
■CHARMさんが作ったリフはいかがでしたか?
STAMP「聴いた瞬間に、自分では出せない音色だったなと感じましたし、あまりにも良かったので、周りの友達にすぐ“これは日本で活躍しているアーティストと一緒に作った曲なんだ”と自慢して、聴かせました(笑)」
■みなさん、どんな反応をしていましたか?
STAMP「“タイのアーティストでは出せない、インターナショナルな音だよね”と言っていましたね。さらに、タイではまだ流行っていない、ネオ・シティーポップ的な音だねとも言われました」
CHARM「嬉しいですね。感覚って、国によって、文化によって、バックグラウンドによって変わってくるんですが、“音楽”というツールで繋がってできた作品が、この曲なんです。世界って遠いようで、すごく近いんだなとも感じました。それと共に、新しいことをいっぱい経験させていただいたので、おもしろかったです。すごくありがたかったですね」
■ちなみにSTAMPさんが書いた最初の歌詞はどんなものだったのでしょうか。
STAMP「2021年の4月にコロナに感染してしまった時の隔離期間に作ったんですが、当時は人と合わなかったから、空を見る習慣ができたんです。その時に、雲の形がどう見えるのか、例えば雲をカップルに例えて、そのカップルが別れてしまったら…など考えて。そういった発想から生まれた歌詞になっています」
CHARM「最初にこの歌詞を頂いた時に、なるべくテーマや気持ちを守りつつ、日本語にしようと思ったんです。それに、メロディに一番美しくハマる言葉を優先に選ぶようにしたんです。そうすることで、歌詞の意味が若干変わる可能性もあるのですが、それも含めて音楽のおもしろさなのかなと思ったんです」
■タイ語と日本語はまったく違うからこそ、面白そうですね。
CHARM「そうですね。発音も違いますし、それをSTAMPさんが歌うこともおもしろいなって感じたんです。さらにタイ語バージョンと日本語バージョン、どちらも聴いた時に、同じ人でもこんなに印象が違うんだって驚いたんです」
STAMP「僕も最初に日本語の発音を聞いた時に、僕が子供の頃に聴いていたJ-ROCKのように感じたんです。それがすごく嬉しかったですね」
■お2人とも日本で育ったわけではないのに、作る曲からはJ-POPの美しさを感じるのはすごくおもしろいですね。
CHARM「確かにそうですよね。でも、子供の頃に聴いていたのが日本の音楽だったという共通点があるからこそ、こういった曲が生まれたんだと思います。その感性、感覚がすごく似ているんですよね。なので、作業中もすごく話が早かったです」
STAMP「CHARMさんとは、前から知っている友達のように感じていて。運命の出会いだと思っています」
■今後はどんなことを一緒にしてみたいですか?
CHARM「今度は一緒にライヴをしてみたいですね。さらに、一緒にスタジオに入り、ジャムやセッションをしてみたいなと思っています。いままでオンラインでしか音楽作りをしていないので、その壁を一度崩してみたらどうなるかをしてみたいですね」
STAMP「光栄です。僕もぜひやってみたいですね。音楽以外の話も、きっと盛り上がると思うんです。一度、どんなご飯を食べようか?と、一緒に悩みたいですね(笑)」
・・・
【音楽テーマコラム:あなたにとっての癒しソング】
STAMP / THE CHARM PARK「カルペ・ディエム」
歌詞も分からないまま聴いていましたが、“自分の愛” “恋愛” “人生への愛”などを大切にしているイメージが湧いてきました。とっても好きな曲です。
THE CHARM PARK / STAMP「แอบดี(エープディー)」
音楽のクセが僕のクセとすごく似ている気がしていて、心地良かったんです。同じバックグラウンドを感じて、癒されました。
・・・
Text ⇒ 吉田可奈
・・・
【プロフィール】
■STAMP
Stamp Apiwat/1982年5月13日生まれ。タイ・バンコク出身のシンガーソングライター、音楽プロデューサー。’18年には日本でのワンマンライヴ、’19年にはジャパンツアーを開催。’20年夏からは、本格的に日本での活動を開始。現在、「日本語歌唱/日本人アーティストとのコラボ」をテーマに配信リリース中。主催レーベル「123Records」のYouTubeチャンネルは、総再生回数1億5000万回を突破。
★STAMP Official
https://avex.jp/stamp/
★STAMP Twitter
https://twitter.com/StampApiwat
★STAMP YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCX8CoPcorL-apWj2JfKPwfA
★STAMP Spotify
https://open.spotify.com/artist/4e3QCzBNkr0t3GGqo86Ofl?si=B62JdhwWR8KLyye3myicxQ
・・・
■THE CHARM PARK
1987年4月21日生まれ。韓国・ソウル出身のシンガー・ソングライター、Charmによるソロユニット。8歳から24歳までアメリカで過ごし、歌、ソングライティング、演奏をほぼ 1人で行い作り上げる叙情的で美しい音世界とオーガニックかつダイナミックな楽曲スケール、緻密なメロディセンスとアレンジ力に全世界の音楽人が注目する新世代ポップス職人。
★Official HP
https://thecharmpark.jp/
★Official Twitter
https://twitter.com/thecharmpark
★Official Instagram
https://instagram.com/thecharmpark/
★Official Facebook
https://www.facebook.com/THE-CHARM-PARK-151336072399156/
・・・
【Single Information】
第5弾日本語シングル「Nephophobia feat. THE CHARM PARK」
2021年12月10日配信スタート
リリックビデオ
・・・
★第1弾日本語シングル「ジェイルハウス feat.SKY-HI」
2020.9.18 Release
★第2弾日本語シングル「It takes two prod by THE CHARM PARK」
2020.11.27 Release
★第3弾日本語シングル「HIDE YOU feat. chelmico」
2021.2.17 Release
★第4弾日本語シングル「ฝันร้าย/ฝันดี(move on) feat.Awesome City Club」
2021.8.4 Release
・・・