「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.82
「Cutie Pie Series」イベントレポートはこちら♪
ドラマ「Cutie Pie Series」の撮影前セレモニーにて、ZeeとNuNewをはじめキャストのみなさんが「Ai Kon Na Rak(My Cutie Pie)」を熱唱。その後、MCにPoppyを迎え、行われたインタビューをお届けします!
MC Poppy「(曲を聴いて)みなさん、本当に今朝会った人と同じ人⁉ 一瞬でカッコよくなりすぎでしょう⁉ すごく歌も良かったよ。個人的な感想を言わせてもらうと、この曲は本当にみんなに一番合う曲だと思ったよ」
Zee(NuNewの腰に手を回す)
MC Poppy「振り付けも歌声も全部マッチしていて、“ジン”しちゃいました(タイ語では想像上のカップル“クージン”の“ジン”を使って、想像やドキドキなどを表現)。この3カップルを見て、なんで自分にはペアがいないのかって思ったよ!」
一同(笑)
Zee「Parkは?」
MC Poppy「あ~、Parkね! あとから来たら、君達は目立たなくなっちゃうよ(笑)。では切り替えて、質問させてください! この「Ai Kon Na Rak(My Cutie Pie)」を歌い終わり、いかがでしたか?
NuNew「この曲は、僕の人生初めてのオリジナル曲です。今まではカバーしか歌ってこなかったので、とても嬉しいです。また、こんなにたくさんの人がいる前で歌うのも初めてなので、すごく嬉しいです。すごくいい感じで歌えたのも嬉しいですし、みんなに好きになってもらえたら嬉しいです」
MC Poppy「隣の人(Zee)もずっとニヤニヤしてるよ!」
NuNew(Zeeの方を見て助けを求める)
Zee「僕はN’(NuNew)のことをすごく誇りに思うんです。このシリーズの主題歌ですし、N’も歌が上手だしね。最高だよ(見つめ合いながらNuNewと握手)」
MC Poppy「ねぇ、もうあなた達はたくさんのことを一緒にしてきたんだから、握手する必要ないんじゃない⁉」
Max「じゃぁ、何をしたらいいですか?」
MC Poppy「僕はもうちょっとレベルアップしたのが見たいんだよね!(笑)」
Max「じゃぁ、もっと高いところで握手してください!」
一同(笑)
MC Poppy「はいはい、ありがとうございます!(笑) Max、一緒にMCやりましょうか?」
Max(笑)
Zee「今日は2人の想いがたくさん詰まっている日で、シリーズの一歩目の日でもあるので、N’がメディアやファンの前で歌ったことに対して、誇りに思います」
MC Poppy「歌やダンスの準備をするのに時間はかかった?」
Max「ダンスの練習は2週間かかりました。本番に近づくにつれて、練習がどんどんハードになって、できるだけミスが出ないように練習したんです」
MC Poppy「でもさっきはN’Natの後ろに隠れて踊ってたよね⁉」
Max「違う~! N’(Nat)を見せたかったの!(Natの肩を抱く)」
MC Poppy「なるほど! そういうことね(笑)。さて、このなかで一番ダンスの覚えが遅いのは誰ですか?」
Max「う~ん…。みんな同じ位のペースじゃないかな?」
全員(頷く)
MC Poppy「みんな一緒に成長して、一緒に作り上げていったんだね」
NuNew「チームなので、そうですね」
MC Poppy「チームだもんね。では、僕らが成功するすべての鍵である人物、そして僕らを作ってくれた監督であり、兄であり、友達であり、父であり、旦那である…」
一同「違う、違う!(笑)」
MC Poppy「違うか(笑)。では、監督に裏話をお聞きしたいのですが…」
Zee「P’Offはメイクもしていて、過去イチカッコいいですね!」
監督「言い過ぎ!(笑)」
MC Poppy「ほんとだ! N’Payu(タイの子役)に似てるかも!(笑)」
監督「もう帰ろうかな(笑)」
MC Poppy「待って! いろいろ聞かせてください!(笑) まずは、みなさんの歌を聴いてみていかがでしたか?」
監督「(NuNewの肩を触って)N’が緊張しているんだろうなって感じたかな(笑)。本当にみんなを誇りに思います。NuNewに関しては、N’の人生初の舞台でオープニングをすることになって、僕も緊張したからね。彼らが準備して思い描いていた理想図が、日に日に近づいていると感じています。みんなと同じように、僕も緊張しています」
MC Poppy「わかります。こういうところに立つことはプレッシャーを感じますよね。ちなみに、このシリーズが生まれることになったきっかけを教えてください」
監督「作りたかったので作りました(笑)」
MC Poppy「はい、終わり! もう終了!」
監督「冗談です!(笑) 「Why R U?」が終わって、次の作品を本格的に作ろうと思った時に、前回できなかったことをやろうと思ったんです。そこで、ある人からこの原作を勧められて、読んで研究することにしたんです。作品を作る=研究することが必要ですし、俳優に合うかどうかも考えなければならないですからね。読んでみたら、小説の原作者の方がもともとZeeのことが好きだということで、まずZeeの出演が決まりました(笑)」
MC Poppy「そんな経緯だったんですね」
監督「そこでZeeに声をかけたら、Zeeが僕に、“NuNewって可愛いよね”って。ペアになりたい、いろいろしたいって話になって…。色々したいってなんだ?」
MC Poppy「一緒に演技がしたいってことですよね?(笑)」
監督「(笑)。そうそう!」
Zee「(監督に触って)緊張していますか?(笑)」
監督「緊張してる(笑)。それから、メインビジュアルを作ってくれるP’Pinがこの2人の写真を撮ってみたら、小説のカバー写真にすごく似ていたこともあり、ファンクラブが盛り上がって、この小説をやったほうがいいってなったんです。僕も小説通りのキャラクターが存在すると思ったし、Max、Nat、Yim、Tutorも同じように、この小説はみんなのために書き下ろされた小説かと思ったくらいなんです。僕は原作を読んだファンがドラマを観た時に、“違うな”と感じて欲しくないから、このキャストが揃った時に、撮影を始めようと思いました」
MC Poppy「それぞれのペアに感動した部分を教えてください」
監督「ZeeとNuNewはすごく温かみのあるペアだと思います。Zeeと知り合って4年程経ちますが、NuNewのおかげで、温かさや思いやり、自分を成長させるところなど、初めて見せてくれる表情がたくさんありました。僕は彼がこの業界に入った時から知っているんですが、なぜか初めて彼に会う人は怖がることが多いんです。NuNewもそうだったんだよね?」
Zee & NuNew(Zeeからラブサインを出し、NuNewが同じように返す)
監督「でもね。本当の彼の素顔は可愛くて天然なんです。その素顔がどんどん出てきて、最初に会った時と驚くほど変わっていきました。NuNewも、最初は本当に口数が少なくて、この先明るくなるのかなって心配していたんです。でも、Zeeは何度も“この子が良い”って言ってきていたんです。その言葉になかなか確信を持てなかったんですが、今日は本当に素敵になっていてビックリしました。きっとZeeのおかげかな?」
MC Poppy「お~!」
監督「NuNewはいたずらをしたり、一緒にじゃれ合ったりすることが上手になりました。このペアがケンカをすることを見たことがないし、お互いにサポートをしていることが良くわかるんですよ。仕事だけでなくて、プライベートでもLINEですごく長く話しているんです。カメラの前と裏とで、関係はあまり変わらないと思いますよ(笑)」
MC Poppy「愛は、人を変える力があるんですね!」
監督「本当に2人は可愛い兄弟だよね」
Zee & NuNew(照れ笑い)
監督「MaxとNatは、とにかくヤンチャ!」
(MaxとNatがお互いの肩を抱く)
監督「このシリーズでは、2人の間にある壁を、思いきり壊せたと思います。特にNatに関しては、まだラブシーンをやったことがなかったんですよね。まだすごく若いし、家族が心配していることもあって、不安の要素もあったけど、今回、僕に“成長したい”と言ってくれたんです。“渡された台本の通りにやります”と言ってくれました。それもあって、この経験が2人をさらに解放させて、これまでよりももっと、心を開いてくれたんです。前からじゃれ合ったりはしていましたが、より舞台裏で2人で話し合うことが増えたよね?」
Nat(カメラと観客に向けて両手でグーポーズ!)
MC Poppy「今まで彼が出ている作品をたくさん観てきましたが、舞台裏の彼を見たことがなかったんですよ。今回、MaxNatもZeeNuNewもカメラがないところでもじゃれあったり、話し合ったりしている瞬間がたくさんあったんです。僕が現場にいたら、そのシーンを撮りたくなるに違いない! 本当に可愛いです!」
MC Poppy「もう一組(TutorYim)についてはどうですか?」
監督「この2人はDomundiの新人です。まだ知り合って1年しか経ってないよね? 2人は本当に静かで、Yimなんか、話しかけても下を向いて、“この業界を続けるかはわかりません”って感じだったよね?」
一同(笑)
監督「彼はこれまでいろんな挫折をした経験があったから、自分は芸能界に適していないのかなって思っていた時期だったと思う。それもあって、その日に僕に“もう諦めようかと思っているんです”と言っていて。でも“とりあえずやってみよう”と伝えました。ちなみに、最初に静かだったのは、“この場所がいいところなのか見極めていた”と言っていましたね」
Yim「僕が選んだんじゃなくて、選んでいただきました。最初に入って来た時はそこまで何も考えていなかったんですよ。ただ、もう一度、最後に挑戦してみようって思い、ある程度いたら、なんとなく自分がこの場所に適してきたように思えたんです。みんながフレンドリーで、なんの裏もなく、隠さずに話してくれるので、自分も心を開くことが出来ました」
MC Poppy「居心地のいい場所を見つけたのかな?」
Yim「はい。安心できる場所を見つけました」
監督「TutorとYimは、2人とも変なキャラなんですよね。お互いよく拗ねる!YimがTutorをよく怒ってるよね」
MC Poppy「そうなんですか!?」
監督「そうそう。それでTutorが黙って、謝ってもらうのを待ってるの」
Yim「Yimはちゃんと理由があって怒ってるんです!」
MC Poppy「理由を教えてくれる?」
Tutor「充電のことでしょ?」
Yim「飛行機の中で、Yimの充電が少なくなってたから、Tutorに充電器を持っていないかなと思っていたんです。それで様子を見ていたら、飛行機に乗って40分後くらいにやっと充電器を出して充電を始めてたの。でもさ、最初に充電しておけばその後に僕も充電できるじゃん!ってイラっとして!」
Tutor「いや、なんでもともと充電してこなかったの?って話だよ(笑)」
MC Poppy「待って! ステージ上でケンカしないで!(笑)」
Tutor(大笑いしてYimを抱き寄せる)
監督「毎回こんな感じ。可愛いよね(笑)」
MC Poppy「本当に可愛い3組ですね(笑)」
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次回は、記者からの質問にみなさんに答えてもらいます!
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Text ⇒ 吉田可奈
翻訳=Pongsakorn Wongchankit
取材協力=千葉泰江、Chayanee Sookprasert (SWIM)、Mai Nanthanukul
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【ライタープロフィール】
吉田可奈(よしだかな)
⇒ エンタメ系フリーライター。B-PASS、awesome!、ファッション誌ほかで執筆中。『2gether』をきっかけにタイBLの沼にドボン。報告・連絡・相談がウルトラ下手くそなカップルに萌えますが、毎回テレビに向かって「LINE使って!」と叫んでいます。オススメのタイBL教えてください。@knysd1980(著書本「うちの子、へん?」発売中!!) https://www.amazon.co.jp/dp/4594084079/
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