最新情報
pick up
    2022年8月11日 「HiGH&LOW THE WORST X」最速キックオフイベントレポート

     9月9日(金)より公開の映画『HiGH&LOW THE WORST X』の最速キックオフイベントが8月10日(水)に都内にて開催され、川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、三山凌輝(BE:FIRST)らをはじめとするキャスト総勢22名が登壇。本作への想いや、撮影時エピソードなどを語った。

     川村が演じる花岡楓士雄が通う「鬼邪高」の青をはじめ、「鈴蘭」の紫、「瀬ノ門」「鎌坂」「江罵羅」の「三校連合」の赤、「鳳仙」の白と、カラーミストを使った演出ともに出演者たちはステージに登場。

     この日は、「鬼邪高」から川村、前田公輝、うえきやサトシ、中島健、龍(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、鈴木昂秀(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、「瀬ノ門」から三山、永沼伊久也、「鎌坂」から藤原樹(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、岡宏明、「江罵羅」から長谷川慎(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、今村謙斗、「鳳仙」から葵揚、小柳心、荒井敦史、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、坂口涼太郎、「鈴蘭」から三上ヘンリー大智、板垣瑞生、時任勇気、木村慧人(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、高橋祐理が参加した。


     全登壇者による冒頭の一言挨拶では、うえきやが「司役の吉野北人(THE RAMPAGE)です」と自己紹介し、この日、参加できなかった吉野を笑いを交えて気遣う一幕も。他にも塩野瑛久や前作の『HiGH&LOW THE WORST』で「鳳仙」の番長・上田佐智雄を演じた志尊淳の名前も出すなど、チームワークの良さが伺えた。

     続く、司会者からの質疑応答のコーナーでは、撮影時のエピソードが次々と語られる。 前作から3年ぶりの続編となった本作について、川村は続編が制作されることは決まっていたがコロナ禍などの影響で厳しい状況が続いたことなどにも触れ「やっとこのタイミングで実現できたのはすごく嬉しい」と喜びを伝える。

     「鬼邪高」の轟役の前田は「空気感としては3年を感じない」と言い、前作では撮影の合間になぞなぞで打ち解けたが、今作は「記憶ゲーム」をやっていて「3年経ってもやってることあんまり変わらない」と笑う。

     一方、本作からの新キャラクター・天下井役を演じた三山は、以前から『HiGH&LOW』シリーズのファンで、今回の出演を「感無量」とコメント。前作も映画館で観ていて、ファンとして「次のキャスト誰なんだろう?」と想像していたところ、自らの出演が決まったため「こんな世界線があるんだ」と思ったと話す。また、役柄的に孤高の存在であったため、「他のキャストの皆さん、僕が本当にこういう人だと思っていたらどうしよう」と心配し、「仲良くして!」と思っていたことも明かす。そんな三山に対して、川村も役柄的に対立関係にあることから、最初は「どう関わったらいいのかな?」と探っていたが、いざ触れ合ってみると「自分からキャンキャン、ワンちゃんみたいに来てくれて(笑)。蓋開けてみたら超かわいい奴だった」と三山の素顔を伝えた。

     THE RAMPAGEのメンバーの中では、本作が初出演となる藤原、長谷川も心境をコメント。藤原は『HiGH&LOW』シリーズの出演は「一つの夢だった」と言い、川村とのタイマンシーンでは「照れとかあるのかなって思ったんですけど、撮影になると目の前に楓士雄が居て、怖かったというか、あがりました」と振り返る。長谷川は同じメンバーで同い年の龍や鈴木が以前からシリーズに出演していたことを「うらやましかった」と明かし、「THE RAMPAGEの中でも『HiGH&LOW』に携わる人がどんどん増えていくのが、僕的にはうれしい」と話した。

     「鈴蘭」のラオウ役を演じた三上は「僕は普段、格闘家なので、格闘家の目線から言うとプロの試合にアマチュアが出るみたいな感覚」と自身の演技への挑戦を表現。不安を抱えた中での撮影で「めっちゃ批判されたらどうしよう」と思っていたと弱気な一面を見せ、自らを「超繊細です!」と訴えていた。そんなラオウを支える「鈴蘭」のマーシー役を演じた時任も、「30歳で高校生役、しかもヤンキーを演じるって想像つかなかった」と回顧。さらに普段は川村も「めっちゃ優しい」と太鼓判を押す人柄で、ヤンキーになるために扮装を工夫するなど、苦労があったことも明かした。

     質疑応答の後は、映画本編の一部をサプライズで上映。登壇したキャストたちも客席に座って、この日訪れた観客と一緒に冒頭の約8分間を鑑賞する。

      先が気になる展開の場面で映像が終わったため、川村は「めっちゃこの続きが観たくなるようなところで終わりましたけど、(公開日の)9月9日を待っていただけたら」とアピール。

     三山は天下井のキャラクターゆえに「どうなんですかね? 嫌われないですかね?」と不安を覗かせるも、客席から温かい拍手が起こると「良かったです(笑)」と安堵。冒頭のシーンは撮影初日だったこともあり「後ろから大勢のヤンキーさんがいらっしゃったんですけど、なんで俺が前にいるんだろう?って、腑に落ちないまま撮影が1日目終わって」と、映画とは真逆のはにかんだ笑顔を見せながら振り返った。

     前田は司会者から上映の感想を問われたものの、冒頭シーンには未登場。言い淀んでいると、後ろから逆に冒頭のシーンで大活躍していた「鈴蘭」のビンゾー役を演じた板垣がマイクを奪って「ありがとうございます。観てくれて(笑)」とコメント。予定外の行動で前田は「ぐちゃぐちゃになるから!ダメでしょう」と叱りつつも満面の笑顔で、以前、共演経験のある二人だからこその微笑ましい雰囲気で会場に笑いを起こしていた。

     最後に川村が「みんなで愛して、みんなで全力で魂を注ぎ込んだ作品になっています。魅力的なキャラクターもたくさん出ますし、誰が見ても熱くなれるストーリーになっていますので、劇場でご覧になっていただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました」と締め、大盛況のうちにイベントは終了した。(Text → 瀧本幸恵)