「TharnType2 -7Years of Love-」でサブカップルとして登場したレオとフィアット。この2人が主演となる「Don’t Say No -心が近づくとき-」がタイと日本でほぼ同時に配信され、話題となっています。今作で主演を演じるJaとFirstの2人に、ドラマについてたっぷりとお話を聞いてきました!
フィアットを演じているうちに、性格がそっくりになってしまいました(First)
■今回、あらためてレオとフィアットを演じることになった時の感想を教えてください。
Ja「すごく嬉しかったですね。この機会を与えてくださったすべての人に感謝しています。それと同時に、最高の作品を作りたいと思ったからこそ、自分自身にプレッシャーを与えました」
First「僕もJaと同じ気持ちで、すごく嬉しかったです。それに、より多くの責任を背負ったような感覚にもなりました。今、Jaが言ったように、僕達2人の責任が増えると、どうしてもプレッシャーが多くなるので、これまでよりもしっかりと予習をして、準備をしていかなくちゃいけないなと思いました」
■このドラマの制作が決まった時に2人でどんな話をしましたか?
First「僕達は、本当にいつもよく話しているんですが、またドラマに一緒に出演できることを知って、さらに頻繁に話すようになりました」
■どんなことを話すのでしょうか。
First「ほとんどの内容はこのドラマのことになりましたね。台本を読んで、どう演技するかをじっくりと話し合いました」
Ja「そうだったね」
First「お互いにわからないことがあれば、どう演じたら一番いいのかを相談していたんです」
■ドラマが始まる前に配信されたスペシャルエピソードの「LeoとFiatの(愛の)秘密」を観た時に、「TharnType2 -7Years of Love-」の時よりもフィアットが少し素直になり、レオが大胆になったように感じたんですが、2人はどう変化したと思いますか?
Ja「レオは、フィアットと恋人になってから大きく変化しましたよね。というのも、長年の友達が恋人となったことで、大きな心境の変化があったんです。だからこそ、友達同士の頃はやっても大丈夫だった行動が、恋人になったら、意識をしすぎて急にできなくなってしまうんですよ。あらためて、すごくマジメでしっかりしたキャラクターですよね」
■フィアットはどう変化したと思いましたか?
First「このドラマでは、フィアットという人物を、家族や友人、恋人など、様々な角度を通して映し出しているんです。それぞれに魅せる表情も違いますし、恋人になったことで成長したところもしっかりと描かれています。それに、長年の友達から恋人になったからこそ、どんな態度を取るようになるだろう?ということも考えました。よりリアリティを出すためにも、 “もし僕が20年間一緒にいる友達と付き合ったら、どんな感じだろう?”と考えながら、台本を読み進めていました」
■あらためて、演じる役のどんなところが好きですか?
Ja「レオはフィアットと恋人になってから、いつもより大人しくなるところがかわいいですよね。ただ、無口に見えて、自分の言葉と行動に強い決断力と判断力を持っているんです。そこはすごくカッコいいですし、すごいところですよね」
■Jaさんとレオは似ていますか?
Ja「う~ん。僕は明るい面も、自分に厳しい面もどちらもあるんですが、レオと自分の持つ厳しさはまったく違うんです。なので、演じるうえで、レオが持つ厳しさはどのくらいなのかをもっと勉強しなくちゃいけないなと思っています」
First「僕は、より自信を持って行動するところや、気持ちを表現できるようになったフィアットが好きですね。レオへの愛情がすごくストレートですし、これまで見たことのない面が見られるようになると思います。これはちょっとネタバレになってしまうんですが、フィアットはレオのことでものすごく嫉妬するようになるんです。今まではそういったシーンを演じたことがなかったので、演じながら“フィアット、かわいいなぁ”って思っていました(笑)。フィアットと僕の共通点と違うところを考えた時に、最初は“全然違う”と思っていたんですが、この役を長い間演じていくうちに、だんだん僕とフィアットが似てきたんです! 知らないうちに、日常生活でフィアットが出ちゃう時もあるんですよ(笑)」
Ja「確かに、すごく似ている時があるよ(笑)。この演じている間に、2人の性格は溶け込んでしまいました。フィアットとして行動しても、Firstの性格も出てきますし、すごくリンクするようになったなと思いますね」
Jaはレオと違って、とってもおもしろくて遊び心のある人(First)
First「Jaはレオとまったく似てないよね。今、インタビューを受けている時はきちんとして、大人っぽく見えているかもしれないですが、カメラがないと彼はすごく楽しくて、おちゃめで遊び心が溢れているんです。レオにここまでの遊び心はありません!」
Ja「(笑)」
First「ただ、レオの男らしく他の人を守り、優しいという点は、Jaと似ていますよ」
Ja「ありがとう(ニッコリ)」
First「あとは、Jaは以前、僕が落ち込んでいたり、機嫌が悪い時は甘いものをくれてハッピーにしてくれていたんですが、コロナ禍となり、デザートをくれなくなっちゃったんです(笑)。でも、その代わりにLINEでメッセージやかわいいものをお互いに送りあって心を癒しています」
Ja「コロナ禍が明けたら、甘いものをまたプレゼントするね(笑)」
First「そうなると、いち早く収まって欲しいですね(笑)」
ロマンチックなキスシーンにキュンとしてもらえたら(Ja)
■ネタバレにならない程度で、好きなシーンを教えてください。
First「予告編にフィアットとレオが雨の中で抱き合っているシーンがあるんです。そのシーンはすごくロマンチックなんですよ。撮影中は、一体どんなシーンになるのか想像がつかなかったんですが、いざ映像になったらすごく素敵になっていたのでみなさんに観てもらいたいですね」
Ja「僕はバスケットボールコートで、レオが床に転がっているバスケットボールを手に取り、キスを隠しているシーンが好きですね。これはかなりロマンチックなシーンだと思います。だって、バスケットボールコートと言えば、汗をかいて走る選手を思い浮かべますよね? でも、このシーンはカップルの2人がすごくロマンチックに演出されているので、キュンとしてもらえたら嬉しいです」
Jaはすごくロマンチストだと思います!(First)
■今作ではロマンチックなシーンがとても多いですが、お2人はどちらがロマンチストなのでしょうか。
First「Jaです!」
Ja「!」
First「僕はロマンチストではないと思うんですよね。どちらかというと、考えすぎるタイプなので、今からすることがロマンチックなのか、おもしろいのか考えてしまうんです。でもJaは、優しくてロマンチックな雰囲気があるんです。お芝居を一緒にしていても、すごくロマンチックな人だなと感じたんですよ」
Ja「そうだった?」
First「うん。僕にとって、ロマンチックというのは、優しくしてくれることだけでなく、一緒にいて快適である、という意味も含まれているんです。そういう意味では、いつも僕にそう感じさせてくれるJaはすごくロマンチストだと思います」
Ja「僕は自分がロマンチストだとは思ってなかったのでビックリです(笑)。逆に、Firstのほうがロマンチックだと思いますよ。ロマンチックの定義は人それぞれですけど、僕は注意深くて人見知りな面があるんですが、彼は他の人にすごく明るくて開けているんです。そこはすごく魅力的だなと思っています」
ドリアンにだけは「No!」と言います!(Ja)
■さて、タイトルの「Don’t Say No」にかけて、絶対に「No!」と言わないことと、「No!」と言うことを教えてください。
Ja「ドリアンを食べろと言われたら“No!”と言います! あの匂いは本当に苦手で、見ているだけであの匂いがしてくるような気がするんですよ(笑)。あと、“No!”と言わないのは、サッカーですね。サッカーはずっとやり続けたいです!」
First「僕も食べ物について言おうと思ったのに~(笑)。まぁいいか。僕が“No!”と言わないのはデザートです。甘いものは僕の心を癒してくれます! もう1つ、“No!”と言わないのは、僕に与えてくれるみなさんの愛の気持ちですね。そこに“No!”と言ってしまったら、僕のことを愛してくれる人達を悲しませてしまいますよね。それは絶対にイヤなので、その与えてくれる気持ちに“No!”は言いたくありません!」
■ちなみに、お互いに対して「No!」と言ってほしくないことはありますか?
Ja「やっぱり、甘いものかな(笑)。彼が甘いものを食べる=ストレスが減るので、断らず食べ続けて欲しいです(笑)」
First「Jaはあまり否定をしない人なんです。なんでも受け取ってくれるし、僕と同じように、好きな気持ちを与えてくれる人を断りたくないタイプだと思うんですよね。ただ、僕は彼にドリアンをあげたことがないから、その時は断られるのかも(笑)」
Ja「それは“No!”と言うかもね(笑)」
■あはは。さて、ドラマではどんな2人が見られそうですか?
Ja「先ほど少し話してしまいましたが、今作は友達から恋人へと進化した2人の関係が描かれています。ただ、この関係は、大きな壁や2人の気持ちの変化などがあり、すんなりとはいかないんですよね。そこも楽しんでもらえるとうれしいです」
First「本当に親しい人と付き合った時の心境の変化はすごく楽しめると思います。いままで通り、抱きしめたり、以前のような距離感でいられなくなるところもおもしろいんですよ。ただ、いくつかの衝突もあるんですが…これ以上はネタバレになるので、ドラマでお楽しみください!」
– Jaさんソロインタビューはこちら! –
-Firstさんソロインタビューはこちら! –
・・・
Text ⇒ 吉田可奈
通訳=Chonnikarn Yantarat
取材協力=千葉泰江、Chayanee Sookprasert (SWIM)
・・・
【プロフィール】
■Ja Phachara Suansri
ジャー・パチャラ・スアンシー。1998年4月6日生まれ。出演作は、「Beauty Boy」(2018年/Nuea役)、「Untill We Meet Again~運命の赤い糸~」(2019年/Sin役)、「TharnType2 -7Years of Love-」(2020年/Leo役)、「Close Friend」(2021年/Sin役)、「Don’t Say No」(2021年/Leo役)など。
■First Chalongrat Novsamrong
ファースト・チャローンラット・ノープサムローン。1998年4月9日生まれ。出演作は、「Social Death Vote」(2018年/Joe役)、「2gether」(2020年)、「TharnType2 -7Years of Love-」(2020年/Fiat役)、「Close Friend」(2021年/Moojoom役)、「Don’t Say No」(2021年/Fiat役)など。
・・・
【DRAMA Information】
Don’t Say No -心が近づくとき-
Rakuten TVにて、毎週金曜25:50(=毎週土曜午前01:50)に1話ずつ配信中
【配信サイト】
https://tv.rakuten.co.jp/special/dontsayno/
全12話
脚本:MAME(オーラワン・ウィチャヤワナクン)
監督:パーサウット・スックブア
原題:「Don’t Say No The Series」
邦題:「Don’t Say No -心が近づくとき-」
出演:パチャラ・スアンシー(ジャー)、チャローンラット・ノープサムローン(ファースト)、チサヌポン・プワンマニー(スマート)、ポンサパック・ラーチャーポーン(ジェームス)、スパキット・ウィラーモンコンチャイ(チャイ)、スパチョーク・ウィラーモンコンチャイ(セン)、プティナット・チャヤアピナンタークン(プット)、シリンヤー・プンスワン(リン)、パンティダー・プライルアンキット(ビーム)
・・・
★タイドラマ連載「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.53 「LeoとFiatの(愛の)秘密」紹介記事はこちら
↓↓↓
「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.53 「LeoとFiatの(愛の)秘密」
★タイドラマ連載「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.17 「TharnType2 -7Years of Love-」紹介記事はこちら
↓↓↓
「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.17 「TharnType2 -7Years of Love-」
★タイドラマ連載「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.56 「Don’t Say No -心が近づくとき-」紹介記事はこちら
↓↓↓
「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.56 「Don’t Say No -心が近づくとき-」
★タイドラマ連載「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.57 「Don’t Say No -心が近づくとき-」紹介記事はこちら
↓↓↓
「知りタイ! 教えて! タイBL」Vol.57 「Don’t Say No -心が近づくとき-」