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    2021年11月4日 EXILE NAOTO スペシャルインタビュー -前編-

     

     しがない市役所の職員・藤本研二(EXILE NAOTO)と霊能力を持つ女子高生・雪子(山田愛奈)が、解体予定のダンスホールに棲みついた幽霊マリー(坂東希)の恋を成就させるため奮闘する映画『DANCING MARY ダンシング・マリー』は、公開前からイタリアの第18回アジアン映画祭で最優秀オリジナル映画賞を受賞するなど、国内外での注目度も高い。本作で初主演を飾ったEXILE NAOTOに、作品への想いを語ってもらった。

    ■映画『DANCING MARY ダンシング・マリー』は、最初にホラーコメディと聞いて観始めたら、最初から怯えました(笑)。
    「すいません(笑)。最初のシーンは怖いですよね」

    ■でも、観進めていくうちにどんどん面白くなっていて、新感覚の作品だと感じました。
    「最初に脚本を読んだ時はコメディ色が強いなと思ったんです。でも、何度も読むうちに、“これはピュアなラブストーリーだ”と思ったんです。SABU監督からは社会派ホラーだと聞いていたんですよ。でも、今、パンフレットを見たら“純愛サイキックエンターテイメント”とあって、すごく分かる気がしたんです」

    ■たしかに、考えさせられるシーンもたくさんありますよね。ちなみに、ピュアだと思ったところはどんなところでしたか?
    「ジョニーとマリーの関係性はすごくピュアですよね。2人とも、姿形がない状態でも互いを想っているんです。よく、形あるものはなくなってしまうけど、想いは残るって言いますよね。それをまさに映像化しているように思いました。幽霊になったとしても、お互い会いたいと思っている姿は、すごく素敵だと思いました。ただ、それをストレートに書いているわけではなくて、監督流の描き方をしているんですよ」

    ■刀が刺さりまくったアニキのシーンと、ピュアなラブストーリーがリンクするのは、SABU監督ならではですよね。
    「本当にそう思います。僕はジョニーとマリーの回想シーンがすごく大好きなんですが、そこにそのアニキが急に出てきたりするんです。それがSABU監督の緩急の付け方だと思うんですよ。観ている人の気持ちをぐるぐるかき回してくるような感覚を味わえると思います」

    ■監督とはどんなことをお話されましたか?
    「SABU監督は、僕のことをイメージして脚本を書いてくれたようなんです。実際に演じてみたら、僕が演じる藤本(研二)がイメージ通りだったらしく、監督が“ピッタリだ”とおっしゃってくださったんです。僕はそれがすごく嬉しかったんですよね」

    ■ “普通”の役だからこそ、難しいですよね。
    「そうなんです。強烈なキャラクターのほうが演じやすいんですが、藤本は本当に“普通”なのですごく難しくて…。どうしたらいいのかすごく悩んだんですが、監督にそう言ってもらえて安心しました」

    ■実際に藤本をどんな人だと捉えていましたか?
    「藤本は何事もやる気が起きないとか、情熱を捧げないところがあるんです。そのめんどくさい感じは、自分と重なるんですよ」

    ■そうなんですか⁉
    「そうなんです(笑)。続いているのはダンスやこのお仕事だけで、あとは続いていないからみなさんに見てもらう機会がないだけで。やり始めてやめたことが無数にあるんです。どうしても、好きなことや心から楽しいと思うこと以外は淘汰されてしまうんですよね。さらに、人間にはキャパがあるからこそ、僕にはダンスとお芝居に集中することが精一杯だったんです。だからこそ、藤本の気持ちも分かるんですよね。それが、藤本はいろんな人達との出会いによって、徐々に変化していくんです。決して劇的に成長するわけではないんですが、そこもすごくリアルですよね」

    ■アクションも、すごく泥臭くて人間臭くて、カッコ良かったです。
    「ありがとうございます。監督は、ぐちゃぐちゃになって欲しいって言ってくださったんですよ。あのシーンで藤本は、初めて自分の感情を解放して動いているんですが、慣れていないから心と身体が追い付いていないんですよね。藤本みたいな人がキレたらそうなるのかなというイメージを大事にして、どうしたらぐちゃぐちゃに見えるかを意識してアクションしました。ぜひ、そこも観てもらいたいですね」

    -後編に続きます!-

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    【プロフィール】


    EXILE NAOTO(エグザイルナオト)

    8月30日生まれ。埼玉県出身。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマー。俳優としてもドラマ・舞台と幅広く活動中。これまでの出演作は、ドラマ「ナイトヒーローNAOTO」「ブスの瞳に恋してる2019」、映画『フード・ラック!食運』『HiGH&LOW THE MOVIE』など。今後は、11月10日に BEST ALBUM『BEST BROTHERS』&NEW ALBUM『THIS IS JSB』のリリース、三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021“THIS IS JSB”FINAL SEASON(12月 大阪・福岡にて)が控えている。

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    【MOVIE Information】

    ©︎2021映画「DANCING MARY」製作委員会

    映画『DANCING MARY ダンシング・マリー』

    2021年11月5日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

    監督・脚本・編集:SABU
    エグゼクティブプロデュサー:EXILE HIRO
    音楽:松本淳一
    主題歌:Crystal Kay 「ひとりじゃないから」(ユニバーサル ミュージック/Vigin Music)
    出演:EXILE NAOTO(EXILE/三代目 J SOUL BROTHES) 山田愛奈 坂東希 吉村界人 諏訪太朗 武発史郎 瀬口寛之 川島潤哉 カトウシンスケ 小松勇司 山本龍二 木村圭作 國本鍾建 樋渡真司 竹内晶子 三谷悦代 奥瀬 繁 /石橋 凌
    配給・宣伝:株式会社キグー
    製作:LDH JAPAN
    ©︎2021映画「DANCING MARY」製作委員会

    公式サイト: https://www.dancing-mary.com/
    公式Twitter: https://twitter.com/DANCINGMARY2021


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    Photo ⇒ 後藤倫人
    Text ⇒ 吉田可奈

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