佐藤大樹×本郷奏多 土ドラ「時光代理人」インタビュー

NEW


 
 毎週土曜夜11時40分より、絶賛放送中のドラマ 土ドラ「時光代理人」。佐藤大樹が演じる写真の撮影者に憑依しタイムスリップする能力をもつトキと、本郷奏多が演じる撮影された写真の世界を見通す能力を持つヒカルが、依頼人の願いを叶えるために奮闘する姿を描く物語。正義感が強く人懐っこくて陽気な性格のトキ。常に落ち着いていてクールだが、実は内側に優しい心を持ち合わせているヒカル。佐藤、本郷ともに自身との共通点も多いというキャラクターをどのように演じたのか。現場での裏話などを交えて語ってもらった。

佐藤大樹

■お二人は本作が初共演になるそうですね。脚本を読んだ時点で、お互いに対してどんな印象を持っていましたか。

佐藤「お会いする前から、メディアなどで観ていたイメージで“ヒカルっぽいな”と思っていて、本読みの時に実際にお会いして、僕がイメージしていたとおりのヒカルだと思いました。原作のアニメの声と似ていますし、キャラクターとしても普段の奏多くんとヒカルには近しいものを感じて、ヒカルを演じられるのは“この人以外いない!”ってなりました」

■佐藤さんは本郷さんに対して「クールで物静かな方だろうと想像していたのですが、とても明るくて親しみやすい方でした」とコメントされていましたね。

佐藤「距離が近くなるほどチャーミングな方だと思いました。二人ともアニメが好きだったり、共通の趣味も多くて、撮影期間の後半は男子高校生の日常会話みたいになっていました(笑)」

本郷「僕は今回のお話をいただいてから原作のアニメを観て、そのあとに台本を読んだので、アニメのキャラクターを重ねながら読んでいたんです。それで、本読みの日に初めて大樹くんが演じるトキを見て、アニメからイメージしていた明るくて飄々としているけど、正義感を持っているという印象を、実際の人間として、リアリティを持って表現されていたので、この方となら二人でいい作品が作っていけそうだなと思いました。それを監督も良かったと感じてくださったようで、3時間予定されていた本読みが、30分ぐらいで終わりました」

佐藤「“もういいでしょう”って(笑)」

本郷「全話読む予定が、1話だけ読んですぐに帰りました(笑)」

佐藤「二人とも(演出の)湯浅弘章さんとは以前ご一緒したことがあったので、信頼を置いていただけていたのかな?とも思います」

本郷奏多

■ストーリーにはどんな印象を持ちましたか。

佐藤「1話完結で、毎回、登場してくださるゲストの方が重要なポイントになるのですが、クスっと笑えるような話もあれば、泣ける話もあって、とても観やすいと思いました。さらに、後半になるにつれて人間味が出てくるのもいいなと思います」

本郷「原作には意外と残酷なエピソードもあるのですが、ドラマは観てくださる方がほっこりするようなエピソードが増えていると思います。とはいえ、トキとヒカルのキャラクターの描かれ方などは原作をリスペクトしていて、そこが魅力になっているとも感じました」

■トキとヒカルは特殊能力を持っていますが、そういうキャラクターに人間味を持たせるために心がけたことはありますか。

佐藤「特殊能力と言っても、トキが写真の中にダイブできて、ヒカルは写真の中の状況を見られるというだけで、技を出すとか、巨大化するとか、そういう能力ではないので、普通にその状況を演じていれば人間味は出せたかと思います。トキは情熱的で、頭で考えるよりも先に体が動くみたいなタイプで、そこは普段の自分とも重なって、より自然に演じることができました」

本郷「写真の中にダイブできるという能力自体は確かにすごいんですけど、この作品の中でフィクションの要素って逆にそこだけなんです。その能力を使って歴史を変えていくような壮大な話でもないですし、人間ドラマをメインにしているので、逆に斬新なのかなとも思います」

佐藤「タイムリープものって過去に行って何かをすることが目的のことが多いですけど、今回は“過去を変えちゃいけない”というルールがあるんです」

本郷「真面目だよね(笑)」

佐藤「その制限の中でどうするか、という話で。しかもダイブは1回しかできないから、失敗したらやり直すこともできないんです」

■佐藤さんは他の方が演じたキャラクターに声を乗せるという部分もありますが、その点での苦労などはありましたか。

佐藤「僕は一つも苦労していません(笑)。というのも、ゲストさんパートより、僕らのほうが先に撮影をしたので、トキがその人の中に入ったらこうなるだろうなという声を僕が先に録って、それに合わせてゲストの方々が演じてくださったんです。なので、ゲストの方々は大変だったと思います。完成したものを観させていただいた時、トキの繊細なところまで捉えてくださっていて感動しました。それよりも、ダイブした先に指示を出すヒカルのほうが、同じシーンを一連で撮っていて大変そうだと思っていました」

本郷「トキは写真の中の人にダイブしているから、大樹くん自身は演じていないんだけど、ヒカルは肉体が写真館に残っているので、一人でずっと壁に向かってセリフを言っていました(苦笑)」

■お互いを現場で見ていて、役と重なると感じる部分はありましたか。

本郷「現場を明るくしてくれる気遣いや元気の良さはトキと重なるし、とても魅力的だと思いました。話を聞く限り、大樹くんはすごく忙しそうで。ドラマの撮影がない日も地方で仕事をしていたり、撮影のあと、夜中に別の撮影をしていたり。なのに、疲れが全く見えないんです。僕なんて撮影のない日はしっかり寝ているにも関わらず、めっちゃ眠そうにしていますから(笑)。大樹くんが眠そうにしている瞬間は一度も見たことがないです」

■意識的に元気を出すようにしているのですか。

佐藤「そんなことないです。基本、どこでもこんな感じです(笑)」

本郷「(心配そうに)大丈夫なの?」

佐藤「(FANTASTICSの)メンバーからもよく“生き急いでる”って言われます。けど、そのぐらいしたいことを後悔のないようにしています」

■ヒカルと本郷さんが重なる部分はありますか。

佐藤「トキは大食いで、何でもマヨネーズを大量にかけるという、ドラマオリジナルの設定があって、僕自身、普段から食べるのが好きなんですけど、奏多くんは逆に全然食べないんです。そこがヒカルと重なるかなと(笑)」

本郷「意味分かんない(笑)。そもそもヒカルも食べているし、僕も食べているので」

佐藤「実は、どの取材でもこの話をしているんですけど、納得がいってないみたいで」

本郷「だから、番宣で出演した番組で作っていただいた料理を食べるというのがあったので、大樹くんの目の前で完食してやりました(笑)」

佐藤「あんなに早く食べられるんだって、衝撃でした(笑)。だから、食べないというのは違ったみたいなので、似ているところは深く考えるところとか、知識量だと思います。奏多くんは数字が得意で、いろんな角度から物事を分析して話してくださっていました。そこはヒカルっぽいです。二人とも確固たる証拠や、データに基づいて行動していると思います」

■演じていて印象に残ったシーンやセリフはありましたか。

佐藤「個人的に2話は原作でもドラマでも好きな回でした。3枚の写真を持った依頼者の言えなかった言葉を伝えに写真にダイブするんですけど、どうしても抗えない結末が待っているんです。他の回はわりと明るいテイストが多い中で、2話は深く考えさせられる話で印象に残りました」

本郷「過去を変えることはできないけど、意味はあったという。あの出来事でトキは成長したし、ヒカルも考えさせられて、より二人の絆が強くなったエピソードだったと思いました。僕は、セリフで言うと、ほぼ毎回言っていた決め台詞的な“過去を問うな、未来を聞くな”ですね」

■現場で見たお互いのちょっとしたエピソードなどがあれば教えてもらえますか。

本郷「キャラクター同士のわちゃわちゃしたやり取りがあると、監督の指示でその部分がアドリブになることがあって、特にトキとリン(林芽亜里)のシーンが多かったんです。そうすると、大樹くんがその部分の脚本を即興で作って、林さんに“僕がこう言うから、そしたらこう言って”みたいなことをしてあげていて、優しいなと思いました。僕が同じ立場だったら、自分のことは考えられるけど、相手のことまでは考えてあげられなかったと思います」

佐藤「そんなふうに見てくださっていたのは嬉しいです。自分が不安というのが大きいんですけどね(照笑)。本番のテンションのままでやってしまうと上手くいかないこともあるし、できれば1回で決めたいというのがあって、3ラリーぐらいの会話を考えて、裏でこっそり練習してからやっていました。林さんの立場だったら戸惑うだろうなと思って、リードしてあげたいという気持ちだったんですけど、林さんはアドリブでもちゃんとリンとしての返しをしてくるので、必要なかったです(笑)」

■佐藤さんが現場で見た本郷さんの一面は?

佐藤「奏多くんは2秒あればどこでも寝られます(笑)。それから、今回の撮影期間中、僕の中で奏多くんのYouTubeを観てから寝るというルーティンがあったんですけど、その中で、現場で余裕があるように見せかけて、こっそり台本を読む方法とかを紹介している回があったので、本当にやっているかを観察していたら、人間味をすごく感じる瞬間がたくさんあって、会う前の何倍も奏多くんのことが好きになりました。僕とはとにかく真逆の行動をするんです」

■例えばどんなことですか。

本郷「お昼休憩の過ごし方は本当に真逆でした。1時間くらいあって、僕は10分ぐらいで用意していただいているお弁当を食べて、残りの50分は爆睡するのがルーティンなんですけど、大樹くんは控室が一緒なのに、お弁当を食べている姿を見たことがなくて。それで、何をしているんだろう?と思って聞いてみたら、ロケ地の近くの商店街で食べ歩きをしているらしくて。しかも一人で。それはホントに衝撃でした」



佐藤「あははは(笑)」

本郷「変装もせず、というか、役衣装のままで焼き鳥とかを食べていると聞いて、“カッコいい~”って思いました。めちゃくちゃアクティブなんです」

佐藤「どの現場でも大体、近くの美味しいご飯屋さんを探して食べに行きます」

本郷「そこで美味しかったものを差し入れしてくれることもありました。幸せを独り占めせずにシェアする精神はトキとも重なると思います」

■もし2人でバディを組むとしたら、何をやってみたいですか。

本郷「お笑いコンビをやってみたいかも。ここ最近、番宣とかを一緒にやらせてもらう機会が多いんですど、“ツッコミが必要だな”っていうところに、ノータイムでツッコミを入れてくれるんです。大樹くんもお笑いが好きで、感覚が似ている気がするんです。お互いを信頼したうえでボケられるフェーズに入ってきた気がするので、ちょっとやってみたいですね(笑)」

佐藤「グループの時もツッコミの立ち位置ですし、普段も周りにボケるのが好きな先輩が多いので、それが活かさせているんだと思います(笑)。僕はバディとは違うかもですけど、奏多くんのYouTubeに参戦したいです。(本郷に向かって)企画もご自分で考えたりしているんですよね?」

本郷「ただ自分の趣味をやっているだけなんですけど。もし2人でやるとしたら、写真にダイブするとかは? 写真を見て“このポーズは自分でやったんだ”とか、“いや、カメラマンさんの指示でやったんだよ”とかを脳内で考える」

佐藤「斬新(笑)。僕はシンプルに大食い企画とかをしたいです。奏多くんがレインボーの池田(直人)さんと回転寿司に行った回があったんですけど、“奏多くん、あんなに笑うんだ”って思ってすごく羨ましかったです。嫉妬です(笑)」

■最後に、今後のドラマの見どころを教えてください。

佐藤「やはり毎話登場する魅力的な豪華ゲストの方々は楽しみにしていただきたいです。その上で、5話ではこれまでなかったような探偵っぽいシリアスな展開があったり、6話では風間俊介さんが演じる吉本がフューチャーされたり、回を追うごとにリンを含めた3人の関係がより濃くなったり、過去の話が出てきたり。笑える部分はありつつ、トキの母親のことや、“これはどういうことなんだろう?”と気になる展開も待っているので、そこにも注目していただければと思います」

本郷「1話完結のお話なのですが、大樹くんも言ってくれたようにいろんなバリエーションがあるんです。家族愛がテーマになっていたり、犯人が誰なのか?という、サスペンスっぽい展開があったり。毎回、新しい発見ができるドラマになっているので、毎回、楽しんで観ていただきたいです」


__

■共通テーマ音楽コラム「MY RELAX SONG」■


佐藤大樹/槇原敬之「僕が一番欲しかったもの」

カラオケでもよく歌うのですが、落ち着きたい気分の時とか、温かく、優しい気持ちになりたい時とかに聴きます。20年以上前の曲ですけど、自分が平成生まれということもあり、平成の曲とか、母親の影響でそれより前の懐メロも好きでよく聴いています。


本郷奏多/ショパン「雨だれ」

ショパンの中ではこの曲が一番好きです。クラッシックが睡眠導入にいいと聞いて、一時期はよく聴いていたんですけど、結果的に無音が一番よく眠れるということが分かって、結局止めちゃいました(笑)。

__

■プロフィール■


佐藤大樹

さとうたいき。1995年1月25日生まれ。埼玉県出身。EXILE、FANTASTICSのパフォーマー。近年の出演作品は、映画『ロマンティック・キラー』『君がトクベツ』、ドラマ「仮面の忍者 赤影」「恋愛禁止」「ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー」「風のふく島」など。



本郷奏多

ほんごうかなた。1990年11月15日生まれ。宮城県出身。近年の出演作品は、短編映画『インフルエンサーゴースト』、ドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」「光る君へ」「アイのない恋人たち」Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」、コーエーテクモゲームス『仁王3』など。5月16日(土)まで開催のMoN Takanawa 開館記念特別公演『MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥』に出演中。


___


■クレジット■
Photo 山下深礼(PROGRESS-M)
Text 瀧本幸恵
Hair & Make-Up
佐藤大樹:加藤恭子(Luana) 本郷奏多:髙橋幸一
Styling 佐藤大樹:平松正啓 本郷奏多:川地大介
Costume
本郷奏多:ジャケット ¥59,400(KHONOROGICA)、シャツ ¥55,000(MANAVE)、パンツ ¥36,300(KHONOROGICA)、シューズ ¥48,400(YOAK)(以上全てHEMT PR 03-6721-0882)
___

■DRAMA INFORMATION■

土ドラ「時光代理人」
土ドラ「時光代理人」



土ドラ「時光代理人」




毎週土曜23時40分~24時35分放送中

出演者:佐藤大樹 本郷奏多 林芽亜里 中越典子/風間俊介
原作:「時光代理人」(bilibili) 
脚本・監督:リ・ハオリン
シリーズ構成:冨岡淳広
脚本:冨岡淳広 土城温美
音楽:斎木達彦
演出:湯浅弘章
企画:稲吉 豊(東海テレビ) 下川 猛(フジテレビ) 張 聖晏(bilibili)
プロデューサー:遠山圭介(東海テレビ) 保原賢一郎(フジテレビ) 田上向日葵(フジテレビ) 亢 越(bilibili) 古賀俊輔(THEFOOL) 長坂淳子(THEFOOL)
制作協力:THEFOOL
制作:東海テレビ FOD bilibili

___

【★読者プレゼント★】


佐藤大樹さん×本郷奏多さんのサイン入りポラを2名様にプレゼントいたします♪

【応募方法】
awesome! 公式アカウント @BP25th_awesome をフォロー&RTしてくださった方の中から、抽選で2名様にプレゼントいたします!

一言感想もいただけますと嬉しいです!

【応募締切】
2026年5月15日(金)23:59まで

※発送先は日本国内に限ります。
※当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。当落に関するお問い合わせはお受けできません。
※当選者の方にはDM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡をさせていただきます。

___

★awesome! Instagram★ 
@awesomemagazine_2010


誌面のアザーカットやメイキングを公開中!!
こちらもぜひチェックお願いいたします♪