新日本プロレス YOH連載『プロレス思考漂流』【第2回:過去に作ったもの】

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awesome! WEBにて、新日本プロレス所属 YOH選手の新連載が開始! この連載では、プロレスラーとしての優れた技巧と、人を惑わせる突飛な発想力を持つYOH選手の思考回路を覗き見るため、さまざまな企画に挑戦してもらいます。

前回のインタビューで、ミシンを触ることが趣味だと話していたYOH選手に、実際に作ったものを見せてもらいました。

■こちらのトートバックは4点全て同じデザインですか?

「そうですね。簡易的な形のものを1回作ってみてから、同時に5個くらい作ったんですよ。だから、(一番上に重ねている)後半に作ったトートバックのほうが上達していると思います。作った時期は1年半くらい前で、本当はもっとたくさん作っていたんですけど、誰かしらにあげてますね。作ったら満足しちゃうので、今日持ってきたのはたまたま残っていたやつです」

YOH選手が作ったトートバック 4点

■オーソドックスな形で、生地がしっかりしていて丈夫そうですね。

「これは帆布なので結構縫うのが大変で、針も途中で何本か折れました。帆布は硬いんですよ。他の素材で裏地を付けてやってみたりもしていて、これはその練習みたいな感じだったので、形もシンプルです」

■こちらは1年半前に作ったものということですが、最近はどうですか?

「ミシンはもう3、4ヵ月くらい触っていないんですよ。スーパージュニア前くらい(※)から触っていなくて。その前にはサコッシュを作ったんですけど、それも人にあげちゃったので手元になくて、Tシャツも作り始めたところでストップしちゃってますね。そこからバーッと試合が連続で入っていたので」

(※5月、6月に開催された、体重100kg未満のジュニアヘビー級選手の頂点を決める新日本プロレス主宰の『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.33』。YOH選手は同大会で初優勝を果たした)

■自分で使うことはないんですか?

「使ってたこともあったけど、それも人にあげちゃったので、今は使ってないんですよ。あ、(新日本プロレス所属のマスター・)ワトも使ってくれてますね」

■作ること自体が楽しいんですね。

「もともとは服を作りたくて、まずは小物から始めてみたら面白くてハマりました。やっぱり理想通りの形になるのが面白くて。今でもある程度の小物は作れますよ。趣味程度ですけどね」

■ミシンの他にも、コラージュやスケボーが好きとうかがいましたが、他の趣味は楽しめていますか?

「むしろミシンよりコラージュのほうがやってますね。毎年夏に合同の展示会があって、その作品作りをずっとやっていました。気分転換にもなるんですよ」

■スケボーにはいつから興味がありましたか?

「ストリート文化が好きになった高校生くらいからじゃないかな。大学で上京してからは、原宿とか裏原に行ったりとか。その時すごく流行ってたんですよね。当時はレスリング部ですごく生活が縛られていたので、自由な時間もそんなになかったんですけど。今やっと、オフの日にスケボーだったり、興味があったことをできている感じなんですよ。好きなことしかやってないですね」

やっぱり筋肉を見せたいYOH選手

■今後やってみたいことはありますか?

「特にないんですよね。一番好きなのがプロレスなので。お金になる作品を生み出したいとは思わないし、あくまで趣味でやらせてもらってます。僕はマルチタスクに憧れているシングルタスクなので、リフレッシュとしてやっていて、今後の目標といえば、プロレスラーとして行けるところまで行くこと。“この道を行けばどうなるものか”(※)って、背中を押してくれるわけですよ。僕の部屋の一番目立つところに(アントニオ)猪木さんの詩集を飾っているので、“今日もバカになります”って、試合してます。自分が行ったことない道に進みたいんですよ、プロレスラーとして」

(※清沢哲夫 著書『無常断章』に掲載されている詩「道」より/アントニオ猪木が引退式で詠んだ詩としても周知されている)

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Photo 稲澤朝博
Text 千々和香苗
Costume Self Styling

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【プロフィール】

YOH

よう。1988年6月25日生まれ。宮城県栗原市出身。新日本プロレス所属プロレスラー。2012年11月19日、SHIBUYA-AXでの渡辺高章戦でデビュー。主な戴冠歴・優勝歴は、IWGPジュニアヘビー級王座、IWGPジュニアタッグ王座、NEVER無差別級6人タッグ王座、『Super Jr. Tag Tournament 2017』、『Super Jr. Tag League2018』、『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019』、『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022』。2026年6月7日、大田区総合体育館大会での『BEST OF THE SUPER Jr.33』決勝戦では、2年連続の決勝カードとなる相手・藤田晃生を撃破して悲願の初優勝。同年6月14日、大阪城ホール大会でIWGPジュニアヘビー級王座戦に挑戦し、第100代王者として王座初戴冠を果たした。

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