佐藤大樹 ドラマ「ダウト -15年目の復讐-」インタビュー

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 15年前、連続殺人犯「“コウモリ”」に父を奪われ、罪を償わせたい一心で刑事になった奥沢雪路。15年前の事件で両親を亡くし、自分だけが生き残ったことで心に深く濃く激しい傷を負った臨床心理士・安堂楓。15年ぶりに動き出した「“コウモリ”」をこの義理の姉弟が追っているのか、追われているのか……。30人を超える容疑者候補が、事件の度に次々と姿を消す前代未聞のクライムサスペンス。話題のドラマ「ダウト -15年目の復讐-」に出演中の佐藤大樹に話を聞いた。

■物語は進み、「“コウモリ”」が暗躍、雪路も衝撃的な出来事に直面します。正義感が強くてまっすぐで熱い刑事・雪路に変化など、何か感じることはありますか?

「確実に熱さが増してると思います。というのは、やっと再会できたのに、自分の知っている姉じゃない楓が現れて戸惑う部分もあったんですけど。捜査を協力し合うために共同生活を始めてからは、2人の目標が明確にひとつになった実感があるので。とにかく犯人・「“コウモリ”」を捕まえるために、目の前の事件に果敢に取り組んでいくっていう。雪路は行動がより早くなったし、回を重ねるごとに、事件解決に注ぐ熱量が高まっているのを感じますよね」

■役へのアプローチを深めるために、どういうことを意識されていますか?

「刑事役は2回目で。前回はすごくハキハキした可愛らしい新人刑事だけど、実は13人の子供を殺していた凶悪な殺人鬼という役でした」

■真犯人役、結構多いですもんね。

「そうなんです(笑)。しかし雪路は自分の親を殺した犯人に罪を償わせるために刑事になったので、その決意と責任感を常に軸にしています。あとは若く見えるけれど捜査一課巡査部長というエリートなんです。一刻も早く刑事になるために、多くのことを引き換えにして突っ走ってきた男という側面も強く意識してますね」

■共同生活で関係が変わったという話もありましたが、姉弟としては特殊じゃないですか。家族構成も、いきさつも。そんな中で楓を友達に紹介するなら、どんな言葉を添えますか?

「1話のラストで“「“コウモリ”」を殺すことに全ベットしてる”と言っていたのでね、間違いなく只者じゃないです。そして人並み外れた聴力はあるけれど、根っこはとても人間っぽいというか。過去のトラウマによって引き起こされる弱さだったり、それを隠すためにいろんなものを犠牲にしてきたお姉ちゃんですっていうふうに言うのかな。本当は雪路と同じぐらい正義感が強いし、目的のためなら手段を選ばない部分は、現代のクライムサスペンスの女性の主人公にあまり見ないような設定だな、オリジナルドラマならではだよなぁって思ってますね」

■では楓を演じる仁村紗和さんの印象と、共演して知った意外な一面があれば、ぜひ。

「辛い姿を一切見せない方だと思います。セリフ量が恐ろしく多いんですよ。特に3話まではハントという特殊能力を使って“犯人がこういう行動をしたから、今の話は嘘なんだ”って、楓が全部説明しなきゃいけない。ドラマらしい構造だけど、取り調べのシーンは一日にギュッと撮影することが多いから、めちゃくちゃ大変で。それでもいつでも機嫌よくと言いますか、本番が始まる直前まで共演者とか、スタッフの方と楽しそうに話している光景を見て、これぞみんなが付いていきたくなる座長だなぁと」

■パキッと切り替えられるんですね。

「切り替えてますね。カットが掛かった瞬間、素の仁村さんに戻るし、カチンコの音が鳴ったら楓になるし。自身のコントロールがお得意なんだろうなって思います」

■佐藤さんはどうでしょう、切り替えスイッチ、持ってますか?

「僕もわりと勝手に切り替わるタイプだと思っていたんです。でもオラキヨさんを始め、現場にはムードメーカーがたくさんいらっしゃるから。釣られて笑ってしまったり、ギリギリまで切り替えられずに、今のシーン、ちょっと緩んでたなって反省することも、正直あって(苦笑)。だけど仁村さんはブレない。切り替えがほんとにお上手だと思いましたね」

■第5話に市川健太役でFANTASTICSメンバーの木村慧人さんが登場することも、場が和む理由のひとつかなと。デビュー8年とは言え、刑事と重要参考人で向き合う経験はなかったでしょうし。

「ハハハハハハ。確かに。バディものはあったんですけど、容疑者として疑って、厳しい言葉をぶつけなきゃいけない刑事役はやったことがないので、少し照れ臭さを感じてたんです。でもいざカメラの前に立つと、自然と雪路になれた。それは木村慧人も同じで、自分が演じる役を全うしていたから、その時間は照れも緊張もまったくなく、スムーズに撮影が進みました」

■ただ木村さんが出演されるのは、緊迫感のあるシーンばかり。事前に2人で役やお芝居について話すようなことはあったのでしょうか?

「役について話したことはないんですけど、撮影前は必ず練習します、僕らは」

■おおおお。

「お互いのセリフの付き合いをするって意味でも、セリフを飛ばさないという意味でも。以前、一緒に京都へ行って4ヵ月間撮影した作品があって、その時からずっとやっていて。泊まっているホテルが同じだったので、毎晩、次の日のシーンを2人で予習するっていう。今回は役柄的に全然違うけど、セリフ合わせはいっぱいしましたね」

■いいですね。メンバーだからこその安心感と、俳優としてお互いのリスペクトも感じます。

「そこはもうあたり前に、横並びでメイクしてもらいながら始めたりとか。そうですね。これができるのはメンバーの強みだなと思います」

■単純にグループ活動とは別の、撮影現場にメンバーがいるという状況はいかがですか?

「いや、照れ臭いから、最初はやっぱり“ちょっとイヤだな”くらいに思っていたんです。でも前作、前々作と撮影を重ねていくうちに、いてくれると心強いし、楽しいぞって。僕は慧人との共演が圧倒的に多いので。ドラマって多くても年4クールしかないのに、今年、3本目なんですよ(笑)。ここまで来たらもう面白くなってきちゃって、次はどんな役で共演するのかな?っていうワクワクの方が今は強くなっている気がしますよね」

■加えて、FANTASTICSは主題歌でもドラマ「ダウト」を彩っているという。

「これは僕がお芝居をする理由でもあって。自分がグループに貢献できるのはなんだろう?って思いを巡らせたときに、俳優業で知ってもらって、新しいお客さんに来ていただくことはもちろん、その作品の主題歌をFANTASTICSが歌うというのも、デビュー当時から考えていたので。今回、実現できて嬉しいです」

■雪路を演じている佐藤さんだから、曲で伝えたい想いや表現したいことがあったのでは?

「タイトルの“Echoes”は反響という意味で、姉さんが犯人の声を聞くってところから着想を得ているんですけど。声をテーマに、人と人との繋がりだったり、同じ葛藤を抱えながらも突き進んでいく姉弟愛だったり、2人の絆みたいなものを表現していて。ドラマでは姉弟のどちらか、もしくは2人ともに感情移入できるような瞬間に流れるので、すごくいい曲が完成したなと思ってます。しかも今回は200曲以上のデモの中から選んだ曲で、時間を掛けて丁寧に仕上げていったから、人一倍思い入れが強いと言いますか。ライブではパフォーマンスを付けて披露しますので、それも本当に楽しみにしていていただきたいです」

■最後にサブタイトル“15年目の復讐”に掛けて、復讐と言わずとも、15年後に叶えたい夢、目標を聞かせてください。

「まずはFANTASTICSが全員で全力で活動していること。そして役者としてはやはり朝ドラと大河ドラマですよね、そこは15年以内に」

■朝ドラは木村さんも一緒に?

「あはははは。一緒に出れたらすごいことですよね。あと自分はパフォーマーだけど、何曲か曲を出させてもらっているので、その曲数も増やしていきたいなっていうのと。僕、ウーパールーパーのキャラクター“うぱごろう”をプロデュースしていて。サンリオさんとコラボさせていただいたり、絵本も出しているんです。今後はアジアに、さらに世界中に広めていきたいという野望があるので、世界進出です!」

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■共通テーマ音楽コラム「MY HEART WARMING SONG」■

ケツメイシ「仲間」

FANTASTICS結成当時にメンバーとカラオケに行って、この曲をみんなで肩を組んで歌った思い出があります。〈楽しい時だけが仲間じゃないだろ オレ達は〉から始まるサビの歌詞がすごく好きで、チームで活動している僕らにはより沁みるというか、心温まるというか。もし『ダウト』の打ち上げがあったら、捜査一課で肩を組みながら歌いたいなぁ。


■プロフィール■

佐藤大樹

さとうたいき。1995年1月25日生まれ。埼玉県出身。EXILE、FANTASTICSのパフォーマー。近年の出演作品は、映画『ロマンティック・キラー』『君がトクベツ』、ドラマ「時光代理人」「仮面の忍者 赤影」「恋愛禁止」「ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー」「風のふく島」など。

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■クレジット■

Photo コザイリサ
Text 山本祥子
Hair & Make-up 加藤 恭子(Luana)
Styling 鵜嶌帆香

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■INFORMATION■


プラチナイト木曜ドラマ「ダウト -15年目の復讐-」
読売テレビ・日本テレビ系にて、毎週木曜23時59分~放送中

脚本:服部隆 本田隆朗
監督:今和紀 日暮謙 島添亮
チーフプロデューサー:中間利彦
プロデューサー:安部祐真 伊藤愛 神通勉(MMJ) 小路美智子(MMJ)
出演:仁村紗和 佐藤大樹
細田善彦  中田青渚 髙松アロハ オラキオ 阿諏訪泰義 / 小池徹平 ・ 駿河太郎 / 橋本じゅん 山本未來
主題歌:FANTASTICS「Echoes」(ユニバーサル ミュージック)
制作協力:MMJ
制作著作:読売テレビ

公式サイト
https://www.ytv.co.jp/doubt/

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