最新情報
interview
    2021年4月19日 瀬戸利樹 ドラマ「理想のオトコ」インタビュー
    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ■現在放送中のドラマParavi「理想のオトコ」では、デザイナーの“高野正巳”というキャラクターを演じています。これまでにない肉食男子の役で驚きました。この役のオファーが来たときには、瀬戸さんも驚いたのではないでしょうか。

    「驚きました。ラブストーリーにはよく出演させていただいていたんですが、どちらかというと恋愛初心者や、ドギマギするような役が多かったんです。なので、今回のように、自分からグイグイ積極的にアプローチをする役は初めてだったので、“これを僕がやるのか!”と驚きました」

    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ■いつもとは違うからこそ、お芝居へのアプローチは大変だったのではないでしょうか。

    「役作りは悩みました。僕自身、恋愛に対してかなり奥手なので、自分の引き出しから出すこともできなくて。監督にどう演じたらいいかを伺ったら、“とにかく自信を持って”と言われました。この役は、自信と余裕を持っていれば大丈夫、とおっしゃっていただいたので、そこを意識しながら演じていきました」

    ■きっと、キャスティングの際に、“こういう瀬戸さんが見たい”というのがあったからこそのオファーだったと思うんですよね。そこに関しての言及はありましたか?

    「テレビ東京さんが、“本気の恋愛ドラマを作りたい”とおっしゃっていた中で、若いエキスとして呼んでいただいたのが僕だったみたいで。それはすごく嬉しかったです。”いいスパイスを出せたらいいな”と思っていました」

    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ■演じた役柄に対しては、どんな愛おしさを感じましたか?

    「僕がやらせていただいた高野という役は、22歳なんです。ドラマ自体で若さを感じるシーンはそこまではないんですが、たまに背伸びをしているところがわかるんです。そこはかわいいなと思いました。それに、10個以上も年上の女性にアプローチするのも、高野なりに勇気がいったと思いますし、100%の自信があったわけではないこともわかるので、すごく愛おしいんです。きっと、観ているうちに、高野のいいところがたくさん出てくると思うので、ぜひ観進めて欲しいです」

    ■瀬戸さんが思う、今作の魅力はどこにあると思いましたか?

    「今作には、既婚者と未婚者の女性が2人いて、年上、同級生、年下の男性が出てくるんです。なので、きっとどこかしら自分を当てはめてみることが出来ると思うんですよね。かなりリアルな恋愛模様が描かれているので、ドキドキしながら楽しく観てもらえると思います」

    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ■瀬戸さんはこれまで同世代との共演が多かったと思うのですが、今回は一番年下になるんですね。

    「そうなんです!  特に安藤政信さんは憧れの俳優さんなので、ご一緒できてすごく嬉しかったです。実際にお会いするまで、クールな方だと思っていたんですが、おちゃめな一面もたくさんあって、可愛らしい方で。意外にオーバーリアクションでビックリしました。そういう所を見て、同じ人間なんだなって嬉しくなりました(笑)」

    ■どういったところに憧れていたんですか?

    「実は、以前『シグナル100』という作品に出演させていただいたときに、映画『バトル・ロワイアル』に出演していた安藤さんの役を、ちょっとだけ参考にさせてもらっていたんです。あんなに台詞が少ないのに、威圧感や存在感を放てるってすごい!と思ったんです。その頃は、まさか共演できる未来があるとは思ってもいませんでした」

    ■現場で、安藤さんにその気持ちは伝えましたか?

    「えっ!? 伝えていないです!  伝えたら喜んでくれるかな…」

    ■瀬戸さんが、誰かにそんなふうに言われたら嬉しくないですか?

    「……嬉しい!  うわぁ、何で言わなかったんだろう!(笑)」

    ■ちゃんとここに書いておきますね(笑)。

    「よろしくお願いします!(笑)」

    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ■さて、ドラマの話に戻りますが、先ほどの安藤さんを参考にしたように、何か今作で参考にしたことはありましたか?

    「今回は、とにかく原作を大事にしました。ポーカーフェイスながらも、小さく動く表情は大事にしていました。あとは、先ほど言った“自信と余裕”を大事にしていました。その2大巨頭で頑張りました!」

    ■“自信”って、人を変えてくれるものだと思うんですが、ご自身の中で、最近になって自信がついたなと思うことはありましたか?

    「う~ん…。僕は本当に自信がないんです。だからこそ、高野みたいな子は素敵だなと思いました。僕よりも年下で、年上の女性に対して、こんなにアプローチできるのも頼もしいですしね。最近になって、僕もちょっとだけ自信が芽生えてきたので、ここから大きくなっていけばいいなと思っています」

    ■お芝居に関しての自信ですか?

    「はい。もちろん、前からも楽しくやらせてもらっていたんですが、最近はもっと楽しく思えることが増えてきたので、すごく良いことだなと思っています」

    ■そうなったきっかけはどんなことだったのでしょうか。

    「今年の初めに、『いまを生きる』という舞台に出演したんです。ストレートの舞台に出演するのが初めてだったんですが、その時に、主演の佐藤隆太さんが、毎日新しい発見をさせてくれるようなお芝居をしてくださったんです。1ヵ月、約30公演していく中で、毎回新鮮にやらせていただけて、“こんな素敵な俳優さんになりたいな”って思ったんです。今後のお仕事にも活かして、繋がればいいなと思いました」

    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ■最後に、瀬戸さんの“理想のオトコ像”を教えてください。

    「髭が生えていて、髪の毛は…今みたいな感じが良くて…財力があって…」

    ■できたら内面を…(笑)。

    「内面か!(笑)  10年後、20年後になっても、この仕事を楽しく思えていたらいいですね。“何かに長けている人になれたらいいな”と思っているので、幅広く、いろんなことに挑戦していく中で、自分が得意なものを見つけていけたらいいなと思っています」

    ■今回の役を通じて、キュンとさせるのが得意になるかもしれないですよね?

    「そうです!  高野はこのドラマで一番キュンとさせる役なので、ぜひそこも楽しみにしていてください!」
    (Text ⇒ 吉田可奈)

    ・・・

    【共通テーマ音楽コラム】

    朝の目覚めに聴きたい1曲
    Avicii「The Days」

     実は4年ほど前からこの曲を目覚ましソングとしてセットしているんです。この曲が流れると、自然と身体が起きるようになりました。この曲のライブバージョンがすごく素敵なんです。ぜひ聴いてみてください。

    ・・・

    【プロフィール】

    ■瀬戸利樹(せととしき)
    ’95年10月7日生まれ。千葉県出身。最近の出演作は、ドラマ「シンデレラはオンライン中!」「主夫メゾン」「お茶にごす。」など。今後は、映画『老後の資金がありません!』(’21年公開予定)などが控えている。

    オフィシャルサイト
    www.ken-on.co.jp/seto/

    ・・・

    【DRAMA Information】

    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ドラマParavi「理想のオトコ」

    テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道、テレビせとうち、TVQ九州放送
    毎週水曜深夜0時40分~放送中
    ※BSテレ東でも放送予定
    動画配信サービス「Paravi」で、毎週水曜21時~毎話独占先行配信中

    原作:チカ『理想のオトコ』(講談社パルシィ所載)
    主演:蓮佛美沙子
    出演:藤井美菜 瀬戸利樹 / 味方良介 安藤政信
    チーフプロデューサー:山鹿達也(テレビ東京)
    プロデューサー:小松幸敏(テレビ東京)、高石明彦(The icon)
    監督:宮脇亮、北川瞳、吉野主
    脚本:小松江里子
    音楽:鈴木ヤスヨシ
    オープニングテーマ:足立佳奈「ノーメイク」(Sony Music Labels)
    エンディングテーマ:大橋ちっぽけ「By Your Side」(日本コロムビア/TRIAD)
    製作:テレビ東京、The icon
    製作著作:「理想のオトコ」製作委員会
    公式Twitter: @tx_ootoko
    ©「理想のオトコ」製作委員会

    ・・・